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馬祖島旅行 ④ 馬祖より帰る
5月15日 火曜日

朝6時半には起きだして、ドミトリーの部屋なのでまだ寝ている同室者に迷惑がかからないようにベッドから抜け出して荷物の整理を始める。

今日の予定は9時半の船に乗って台湾本島の基隆へ戻り、夜は北投温泉へ泊まろうと思っている。
北投温泉はいつもの月光荘。
事前に予約などしていないが、泊まれるだろうと思っている。
大正3年生まれの女主人さんは健在にされているだろうか。

たぶん、今朝も宿の主人は港へ船から下りてくるお客を迎えに出かけているのか、民宿内では見かけず、お礼の言葉を告げることができなかった。
7時半、民宿の書置きノートにお礼の言葉を書いて宿を出る。

華容理髪店
[別棟にある民宿の浴室はもとは床屋だったようだ]

港から宿までは荷物を宿の主人に運んでもらったけれど、帰りは自分で運ばなくてはならない。
スクーターのステップにキャリーバッグを乗せて出発。
景色のよい津板路から鉄板村を経由して走る。
今回の馬祖島での滞在、天気に恵まれて良かった。
とくにスクーターは雨にたたられたらどうにもならなかっただろう。

津沙集落
[きょうもいい天気]

港へは直接向かわず、介寿の町に立ち寄って朝食にする。
朝食には昨日午後に見かけて気になっていた看板の食堂に入ってみる。

その看板には「扁肉・狗麺」と書かれていた。
扁肉が何のことかわからないけれど、狗麺もわからない。
ただし、狗は犬のことであり、ひょっとして犬の肉入っているのだろうか。
好んで犬など食べたいとは思わないけれど、
何のことなのかとても気になっていた。

看板メニューとして「狗麺套餐」というのが100元であったのでそれを注文する。
套餐というのはセットメニューのようなもので、メニューの説明には「乾麺+小碗餛飩湯」とある。
欄外に「※素食者請先告知」とも書かれている。
ベジタリアンは先に申し出てくださいという意味で、ベジタリアンにも対応しているということは、犬肉が入っている可能性は低いということだろう。

さて、出てきたのは、うどん風の汁なし麺とワンタンスープであった。
麺には豚肉の細切りと野菜、ザーサイなどが載っている。
ワンタンスープはクリアなスープに白いワンタンがたっぷり入っている。
そうそう、台湾本島の花蓮の名物もこれに似たワンタンスープで、ほかの町ではワンタンを餛飩か雲呑と書いていたけど、花蓮では「扁食」だった。
同じ扁の字。
扁とは福建省の方言でワンタンのことかもしれない。

狗麺套餐
[これが狗麺と扁肉、、文字からでは想像できない]

では、犬肉のことではなかった狗麺はなんだろう。
犬のエサ見たいな料理ってことだろうか?

いずれにしても、狗麺も扁肉もとてもおいしかった。
うどん風の麺も腰があって、手打ちうどん風。
ザーサイが少し甘めの和えダレを引き締めている。
ワンタンもフワフワとやわらかく、しかもジューシー。

かなり満足度の高い朝食となった。
会計時に店の女主人に狗麺とはどういう意味かと質問してみた。
「狗麺というのは、福建省北部の方言で、台湾本島で"家常麺"と呼ばれているもののこと」と教えてくれた。

帰りの船が基隆港に着くのは夕方になり、船内の餐庁には食べ物がほとんどなかったので、乗船前に何か用意しておこうと介寿の町のコンビニに入った。
そして、なんと民宿の主人親子にばったり出会ってしまった。
どうもこの島ではコンビニで宿の主人に出会うことになっているようだ。
宿の出かけに言えなかった「謝謝」の言葉を直接言うことができてよかった。

そのコンビにで二つ買うと、特価になって54元というカップ麺があった。
味丹というメーカーで449というブランドの汁なし麺。
川味勁辣(四川風味)と爆香三杯(?)という二つのフレーバーを購入。
船内には給湯器が昼食はカップ麺ということにする。

港の乗船ターミナル前にスクーターはキーをつけたまま置いていけばよいと宿の女主人に言われていた。
「この島は安全だからキー付けっぱなしでも大丈夫」とのことだった。
本当に泥棒がいない島なのだろうか。
昔はどうか知らないけれど、今はたくさんの観光客や団体客が中国大陸から渡ってきているので盗難の心配もあるだろうに、「大丈夫、大丈夫」と言われる。

スクーター置き場?
[キーを付けっぱなしで、しかも路上駐車みたいなもの]

その言葉通り、スクーターをターミナル前に乗り捨てて、ターミナルビルへ進む。
昨日のうちに乗船券を受け取っているのでそのまま出発待合室に入る。
新しくてきれいなターミナルで、案内表示は中国語の他に英語と日本語もあるが、どうも日本語の表記がおかしい。
この馬祖から対岸の大陸への出国手続き「小三通出境」を英語では"Deaperture to Mainland China"とあるのに、日本語では「海外ミニ3リンク」となんだか意味のわからないことが書かれている。
きっと精度の悪い自動翻訳で出てきたものをそのまま使っているのだろう。

小三通
[海外ミニ3リンク、日本語だけだと何のことかわからない]

乗船待合室には免税店があった。
中国大陸へ渡る旅行者だけでなく、台湾本島へ向かう旅行者も免税店で買い物ができるらしい。
これは昔の沖縄にあった「観光戻し税」みたいな制度なのだろうか。
高級洋酒や洋もくが並んでいたが、種類はあまり多くはないようだ。

馬祖の免税店
[なんだか昔の那覇空港を思い出した]

9時すぎに乗船開始。
まずは指定された船室へ入り、自分の番号のベッド横のロッカーに荷物を入れる。
船室内では南竿島の前の東引島から乗り込んでいる先客だろうか、大きな鼾も響いていた。

甲板に出る。
もう出向し始めているようで、タグボートが船べりに張り付いてこの船の岸壁から押し出そうとしている。
デッキではもう早速カップ麺を食べ始めているグループもいる。
天気も良いので記念写真を撮りあっているいる人もいる。
やはり青の涙目的で馬祖へ来たのか大きなカメラを持っている人が多いようだ。

タグボート
[タグボートに押し出してもらって出港]

福澳港を離れ、媽祖の巨大像が遠くに見える。
蒋介石の枕戈待旦と巨大媽祖像は馬祖のシンボルだろう。

巨大媽祖像
[港からも巨大媽祖像が見える]

港を出て右に舵を切り、右に南竿島、左に北竿島の挟まれて海峡を進むかのような景色となる。

右側北竿島と左側南竿島
[右側北竿島と左側南竿島]

馬祖島はやはり小さな島なのか、出港して30分もすると南竿島も北竿島もすっかり見えなくなってしまった。
天気も良いし、デッキで潮風に当たっているのは気持ちが良いが、潮風はやがて肌を潮でベタベタにしてしまう。
それと屋外のデッキには腰かけるところもない。
1時間も景色の変わらない海ばかり見ていると退屈してくるのは当然であり、船首の展望がきく餐庁へ移動してみる。

餐庁はほとんど誰もおらずガラガラである。
展望席は全面が開けているが、窓の位置が少し高いせいかシートに腰かけてしまうと前がよく見えない。

展望席
[展望席を含めて餐庁にはほとんど人がいない]

インターネットにでも接続しようとしたが、WiFiの電波は拾うものの、WiFi自体がネットに接続しておらず、インターネットにログインできない。
餐庁のスタッフに確認したら、「WiFiはあと3時間くらいしたらまたつながるよ、それまで寝てたらいいさ」と言われる。
たぶん暇を持て余している乗船客なのだろう、話を聞いていたのか、横から「中華電信の4Gなら繋がるよ」という。
携帯電話のローミングをしていないからWiFiに接続しようとしているのだけれど、悪気もないだろうし「謝謝」と言って餐庁をでる。

11時半、再び甲板に出てみると、右舷側前方45度方向はるか海上に大きな船が見えた。
このまま進むとぶつかるのではないかと思うくらいベクトルの延長線交じわるように船がどんどん近づいてくる。
しかし、こちらの船の方が速力が早いのか、大きな船の前方数百メートルのところを横切った。
いや、1キロ以上離れていただろう。
なにも障害物のない大海原だから距離感がおかしくなっているのだろう。

北上する船と交差
[向こうの船までの距離はどのくらいあるのだろう]

大きな船は中国のコンテナ船であった。
上海の港か天津の港にでも向かっているのだろうか。
スマートフォンの位置情報を見るとちょうど大陸と台湾の中間あたりまで来ていた。

台湾海峡
[台湾海峡のほぼ中間点まで来ているようだ]

昼時なので、朝コンビニで買ったカップ麺を一つ食べてみる。
このカップ麺も維力の炸醤麺と同じで、器が二重になっており、麺を茹でたお湯でスープが作れる仕掛けになっている。
この手の仕組みだと、流し台がなくても、カップ焼きそば式にお湯を捨てるカップ麺が作りやすい。

午後から1時間少々寝台に入って昼寝をしてみる。
この船にも日本のカーフェリーのように展望浴場があればいいのにと思う。
しかし、シャワールームさえないのである。
船室内には依然として鼾が響いているので耳栓をしていた。

2時半、寝台から起き出して餐庁へ。
ネットにつながり始めたようだ。
まだ不安定で、ときどき切断されたりするけど、メールが届き始めた。

餐庁ではカップ麺程度しか食事になりそうなものを売っていないと思ったが、どうもツアー客向けにはカレーライスを出しているようだ。
昼食券を持った人がときどきカウンターに来ると、売店の女性が大きな炊飯器からご飯をカップ麺のようにのようなものに盛り、ビニールパックに入ったカレーをかけて昼食券と引き換えている。
カレーライスは基隆の夜市で私が食べたものによく似ていて、大変黄色いカレーであった。

3時半、小島が見える。
そしてまもなく台湾本島が見え始めてくる。
予定より少し早いようにも感じる。
このままだと、もうすぐ基隆に到着してしまいそうだ。
早く接岸しても何も困ることはないが、乗船前に買ったカップ麺がもう一つ残っている。
別に空腹でもないけれど、持って降りると荷物になるので、この船の中で食べきってしまうことにする。

台湾本島
[台湾本島の北端部あたりだろうか]

カップ麺にお湯を注いでデッキへ戻ってみると基隆港入り口の発電所がもう見え始めている。

カップ麺
[発電所の煙突が見える]

麺が茹で上がったころにはもう港の防波堤まで来てしまった。
あとはコンテナ埠頭を掠めながらどんどん港の奥へと進んでいく。

コンテナ埠頭
[基隆港はコンテナ船の出入りが多いようだ]

午後4時ちょうどに接岸。
下船時はローディングブリッジではなく、後方の車両甲板から降ろされた。
乗ってきた船のすぐ後ろに、お尻を向けて停泊している姉妹船ともいうべき台馬輪が見えた。
今日は火曜日で、馬祖への台馬之星夜行便便は休航日であるから、代わりに基隆から今夜馬祖への航路に就くのだろう。
こちらはもともと日本の中古カーフェリーと言うことなので、ひょっとしたら船内設備も古くなっていたとしても台馬之星より充実していたかもしれない。

台馬輪
[後ろ向きに停泊している台馬輪]

対岸の国際クルーズ船ターミナルにはとんでもなく巨大なクルーズ船が接岸していた。
往路で見たピースボートの何倍もありそうな船である。
船名はマジェスティックプリンセスとなっており漢字で盛世公主号となっていた。

盛世公主号
[中国大陸からの観光客を満載してきているのだろうか]

基隆からは台北の北、士林行きのバスに乗る。
高速バスのような車両で、車内にはWiFiも用意されている。
基隆から台北までのバス代は60元。
台北市内で高速道路を降りるまでは30分とかからなかったが、それから圓山周辺をぐるりと回ったり、細かく停留所に停車したりして、士林到着は6時になっていた。

ここからまた路線バスに乗り換えて北投温泉へ。
このバスも夕方の帰宅時間が近づいているからか少々時間がかかってしまったけれど、地下鉄MRTより若干安いのでバスを選ぶ。
士林から北投までの運賃は15元。

さて、予約なしでの月光荘だけれど、空室はちゃんとあった。
3階の部屋へ通され、少々手狭な部屋ではあるけれど、風呂場もエアコンもあって700元で個室だから、やっぱり安い。
部屋の小さなお風呂は沸かし湯だけれど、1階の共同浴場は源泉かけ流し、しかも青湯である。
これに宿泊中自由に入れるのだから嬉しい。
共同浴場とはいっても、個室風呂で湯船も二人では苦しいくらい小さい。
それでも前回来た時と比べて、すこし補修が入ったようだ。
宿の大奥さんも健在で、パイナップルを剥いて食べさせてもらっていた。

月光荘
[月光荘は日本で言うところの駅前旅館みたいなものかに]

今夜の夕食は、数キロ歩いた石牌ところにある阿財鍋貼水餃専売店へ行ってみる。
夜道ではあるが、街灯もあり、歩道も広々して日本のニュータウンにある遊歩道のような作りの道で、公園が随所にあったりして、歩きやすいし、気持ちがいい。
台北の下町を歩くのも好きだけれど、段差が多かったり、歩道を占有して止めてあるバイクや屋台が邪魔だ。

阿財の餃子屋だけれども、北投温泉の月光荘の近くにもある。
系列店とか姉妹店なのかはわからないが、この石牌の阿財は本店のようで、随分と人気店らしい。
阿財の周辺はニュータウンの閑静な風情から一転して、飲食店の目立つ商店街や夜店街になており、その奥に阿財はあった。
ここまで徒歩で約1時間ほど。

ここの阿財にはビールを置いていないとのことだったので、店に入る前にコンビニに寄って、缶ビールを3缶買い込んで行く。
台湾ビールクラシック1本とゴールド2本。
シメテ84元ナリ。

阿財鍋貼水餃専売店
[阿財鍋貼水餃専売店、人気の餃子屋らしい]

混雑する店に入ってそのまま空いている椅子を見つけて座り込む。
何人もの相席で、なるほど人気店と言うことが判る。
台湾本島の庶民向け食堂の常として厨房は店の前、そこでは店員が餡を餃子の皮に包んだり、大きな鉄板で餃子を焼いたりしている。
餡も皮も店頭で作っている。

阿財の店頭
[店の前で餡をこね、皮を伸ばし、包み、そして焼いている]

テーブルの相席客の前には次次に焼き上がった餃子やスープが運ばれてくる。
しかし、私のところには注文さえ聞きに来ない。
忙しいのかなと思っていたら、私の前に座っていた学生風の男性が、「注文は自分で厨房へ行ってするんだよ」と教えてくれた。

無事に注文もできて持ち込みの缶ビールをこそこそと飲んでいたら焼き上がった餃子15が運ばれてきた。
見るからに台湾の棒餃子「鍋貼」と言った感じの大ぶりな餃子。
ボリュームたっぷりで90元。

棒餃子
[焼き加減もちょうど良い]

味の方は香ばしくておいしい。
厚手の皮に餡を挟んであるが、餡ははち切れそうなほど入っているわけでなく、かといってスカスカでもなく、バランス的にちょっと餡の比率が低そうにも感じたけれど、焼き立ての餃子はとにかく美味しい。
ビールも2本簡単に飲み干してしまった。

15個の餃子を15分ほどで食べてしまい、また月光荘へ向かって歩き始める。
途中しばらくMRT高架下の遊歩道のようなところを歩く。
芝生や花壇の中に遊歩道が続いており、ジョギングやサイクリングをしている人もいる中に、1羽の大きな薄茶色っぽい鳥が舞い降りてきた。

ズグロミゾゴイ
[大きさはカモくらいだろうか]

この鳥、芝生の上をテクテクと歩いては立ち止まり、何かを探しているようだ。
私が少しくらい近づいたぐらいでは警戒すらしない。
人をそれほど恐れていないのだろうか?
時刻は夜の8時を回っている。
こんな夜暗くなって活動している鳥も珍しい。
しばらく観察していたら、地面をたたくようにして虫か蛙のような獲物を捕まえて呑み込んでしまった。
また少しテクテクと歩いては獲物を漁っている。

エサを狙う
[ときどき地面を突いて獲物を捕食する]

バンコクに戻ってからこの鳥の名前を調べたらズグロミゾゴイという鳥で、沖縄あたりにもいるらしい。
身体の大きさや形はサギによく似ているけれど、サギの仲間が夜活動するなんて聞いたことがない。
そんなズグロミゾゴイを月光荘までの道すがら何羽も見かけた。

北投の市場の果物屋でバンザクロを売っていた。
台湾にはハワイのように中がピンク色をしたバンザクロ(グアバ)があり、中が白いバンザクロより少し高いそうだ。
この果物屋の店先にたぶん売れ残りの処分品として一つ10元でバンザクロを売っていた。
握ってみると、少し弾力がある。
う、これだ。
バンコクでもバンザクロ(ファラン)は一般的だけれど、どれもとても硬い。
小さく刻んで食べなくてはならないし、またさらに硬い種も結構ある。
硬いバンザクロはあんまり好きではなく、できれば柔らかいの、最高なのはクリーミーなバンザクロを食べてみたいと思っていた。

この10元で買ったバンザクロを月光荘の部屋へ持ち帰って食べてみる。
クリーミーとまではいかないが、柔らかい。
そして香りが良い。
種のある当たりは少しどろりとした感じもあって、特に甘い。

バンザクロ
[バンザクロのファンになってしまった]

部屋で少し日本のテレビ番組を見てから消灯する。

<hr>

5月16日 水曜日

今日はバンコクへ帰るだけ。
飛行機も昼の飛行機なのでのんびりできる。
朝起きだし月光荘内の温泉で朝湯を楽しんで、7時半前から北投の町を散策。

月光荘から外を眺める
[月光荘から外を眺める、、今日もいい天気]

月光荘の近くの市場を歩く。
朝食に油條と豆乳などを食べたいと思っていたのだが、なかなか見つけられない。
朝食専門の大衆食堂はいくつもあるが、サンドイッチやハンバーガー、トーストなどパン食の朝食屋ばかり。
手作りしなくてはならない油條などより、パンのほうが手軽だからだろうか。
しかし、私はパンではなくて油條と豆乳がいい。

朝の市場で売られるバンザクロ
[朝の市場で売られるバンザクロ]

市場の中の台湾式100円ショップ風雑貨屋でボタン電池LR44を買う。
2つ入りセットが22元で、2セットを購入。
44元也。
これはフィルム式一眼レフカメラ用の予備電池。
バンコクでもボタン電池が安く売られているとの情報は聞くが、先日パンティッププラザで買おうとしたら、ひとつが30バーツと言われた。

市場周辺には見つけられず、新北投駅前の向こう側へ足を伸ばしてみるが、学校や住宅街くらいで、やはり油條と豆乳は見つけられない。
ここでもパン食の朝食屋は何軒もあった。

温泉街の北投公園を一回りしてみる。
公園内の博物館などをはじめ工事中の建物が多い。
公衆浴場の瀧乃湯で朝風呂でもしようかとも思っていたが、せっかく宿にも温泉があるのに、わざわざお金払ってまで瀧乃湯に入らなくても良いかといつものケチケチ発想をしていたのだが、何のことはない今日は水曜日で瀧乃湯は定休日だそうで営業していなかった。

北投公園を流れる渓流
[台北のすぐ近くにこんな環境があるなんてうらやましい]

裏道へ入ってみたりしたが、結局油條と豆乳の店は見つけられなかった。
しかし、本当は油條と豆乳の店が月光荘のすぐ近くにあることは知っていたけれど、あんまり好きな店ではないから他を探し回っていたのだけれど、一時間も歩いて見つけられず、私も根負けして月光荘近くの「永和豆漿大王」に入ってしまう。
冷たい豆乳、焼餅油條、そして名前はわからないがねぎの入ったパイのようなもの、しめて80元ほど。
味は悪くないけど、なんだか店員さんたちがアルバイトのようだ。
アルバイトで悪いわけではないが、家族経営的な小さな店のほうが情緒があって好きだ。

月光荘に戻って荷造りをして、9時過ぎには空港へ向けて出発。
北投駅から圓山駅までMRTで24元。
MRTは便利で快適だけど、これも面白味がないと思っている。

圓山駅から少し歩いて重慶北路の交差点へ。
ここのバス停からバスに乗り空港の途中にある南崁で下車して、南崁の市場で台湾うどんを買ったり、スーパーで冷凍食品を買い込もうと思っていた。
しかし、交差点のバス停でバスを10分ほど待ったところで、やっとバスが来たと思ったら、停車せずに通過してしまった。
たぶん交差点の信号が青だったので、早く交差点を抜けようと信号に気をとられて私に気づかなかったのだろう。
次のバスは20分後。
そうなると南崁で下車してたりすると、空港へ着くのが遅くなってしまいそうだ。
ここは残念だけど、南崁はあきらめて、ここ酒泉街のスーパーで冷凍食品だけ買って空港に向かうことにしよう。

酒泉街の頂好超級市場に入って冷凍食品売り場を見回したが、以前来た時よりも品揃えが悪くなっているのか、あんまり目ぼしい物が見当たらない。
それでも冷凍餃子や陳年紹興酒、そして缶入りの維力炸醤を659元ほど買い込む。

バス停に戻り、また10分ほど待って空港行きの国光バスに乗る。
この運転手が顔は台湾ヤクザみたいに怖いのだが、やたらと陽気で楽しい運転手だった。
私をすぐに日本人とわかったのか、乗り込むときにドスの効いた大きな声で「こんにちわ」と声をかけてくれた。
私がまだ朝だから「おはようございます」と答えたら、「そーね、おはよございます」し言ったかと思うと「くうこうね、だいいちたみなる、だいにたみなる」と日本語で聞いてくる。
運転中も「こうそくどろ、安全帯(シートベルト)よ」などという。
空港まで88元で、下車するときも「さよなら、またきてね」と言ってくれた。

時刻は11時を少し回っている。
バンコク行きの出発までまだ2時間半近くある。
これなら南崁に寄れてたかもしれないけど、まっいいか。

搭乗までの時間を中華航空ラウンジで過ごす。
大好きなパイナップルを山盛りいただき、さらにバンザクロも食べる。
一皿食べ尽くしたら、また山盛りでお代わりをする。
ここのは昨晩ほど柔らかくないけれど、バンコクのほど硬くもない。
ビールもワインも飲み、担仔麺もペンネもポテトサラダも食べる。
飲茶は本場のはずなのにあまり充実しておらず、饅頭とシュウマイしかない。
海老蒸し餃子さえない。
台湾らしく大根餅など置いておいてほしいところだ。

ラウンジにて
[台湾のパイナップルはおいしくて大好き]

ラウンジのトイレ入り口に鳥のオブジェが置かれており、なんとなく昨晩見かけた鳥がエサを狙っている姿を連想させた。
ただ、昨晩の鳥はこんなにずんぐりしていなかったし、くちばしの形も違うが、エサを狙う姿勢はよく似ている感じがした。

鳥のオブジェ
[係員にこの鳥の名前を尋ねだが「不知道」とのこと]

飛行機の中でも、機内食にフルーツプレートを予約してあったので果物尽くしとなる。
飲み物もワイン。

バンコクに到着してイミグレーションでまたまた中国人団体客の後ろについたようで、抜けるのに1時間近くかかってしまった。
台湾へ行くときにもらったブレミアレーンのクーポンを使えばよかったかなと後になって思い出した。

今回の馬祖島旅行、天候に恵まれたこともあり、とても楽しい旅行になって大満足。

あとはフィルムを現像に出してどうなっているかを見てみるのも楽しみだ。

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