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札幌旅行 (前編)
9月8日(金)
午後から休みを取って、12日までの5日間の予定で札幌へ遊びに行く。
たぶんタイから北海道へ行くのはこれが最後になるはず。
1年前の海外旅行解禁からずっと国外旅行ばかりしてきたけれど、それも今回で打ち止め。
今回の札幌行きはオマケのようなモノで、貯まったマイルが失効してしまうので、慌てて無料航空券に交換することとなり、どうせなら札幌へ行こうかと言う気になっただけ。
そしていつもの台北経由の中華航空ではあるのだけれど、中華航空の会員資格も今月から1ランク上がってエメラルドと言うクラスになっている。
このクラスになるとどこでも無料で好きな席を選べるようになる。
いままでのゴールドとは選べる幅が違う。
しかし、好きな席が選べるようになったけれど、以前の札幌行きはジャンボジェットだったり、トリプルセブンだったりの大型機材で、ビジネスクラスの席やプレミアエコノミーの席が開放されていて、かなりなお得感があったのだけれど、今回座席を選ぶ際に機材を確認したらエアバス330。ちょっと古い機材で、プレミアムエコノミーのない機材。
選べる座席は純正エコノミーのシートだけ。
然らばと非常口脇の再前方のシートを予約しておいた。

旅するクロネコ
[今回の旅行にも連れて行きます]

バンコクのラウンジで遅めの昼食をいただく。
冷凍ものだけれど、ここの飲茶は結構おいしい。
シューマイにはクワイが入っているようだ。
シャリシャリとした歯触りが楽しい。
サラダバーも常にきちんと整えられている。
ここでしっかりと食べて、たっぷりと飲む。
普段はあんまりジンなど飲まないのだけれど、ボンベイ・サファイアという綺麗な青いジンがあったのでジントニックにしていただく。
大好きなカンパリソーダもいただく。
ここのスタッフとはもう顔見知り、今回も何も言わないのに唐辛子を小袋に包んで持ってきてくれる。
唐辛子はヨーロッパへ旅行した時には随分と役に立ったけれど、日本ならどこでも七味唐辛子がありそうだから、使う可能性がないかもしれないけど、ありがたく頂戴する。

バー
[青いボトルがボンベイサファイア]

飛行機に乗り込むと、だいたい半分近く空席があり、私の隣も空席になっていた。
いままでの対応とは異なり、まったく形式的なものだけれどパーサーが挨拶にやってくる。
「なにかあればなんなりと」と言ったようなことを言われるけど、別に何も用事はない。
あとは機内食をはじめサービスはいつもとおんなじ。
サービスの質は悪くないけど、特別何かあるわけではない。
機内食も他の乗客よりも早く持ってきてくれたけど、これは一番前、ギャレリーのすぐ隣に座っているからだろう。

唐辛子の小袋
[サービスマニュアルにはないだろうけど、こういうのが嬉しい・・唐辛子の小袋]

台北で乗り継ぐと言っても、乗り継ぎ便は翌朝の出発なので、今晩は空港内で夜明かし。
もう何度もこの空港で夜明かししているけど、意外と快適。
中華航空のラウンジが営業している間は、ラウンジで休憩させてもらう。
そのラウンジもいままでのビジネスクラス用のラウンジではなく上級会員専用ラウンジへ案内される。
こちらは料理はメニューから注文すればテーブルまで運んでくれる。
飲み物もランクがアップしていて台湾ウイスキーのカバランもあればシャンパンもある。
しかし、すでに満腹でお酒ももうあまり飲みたくない。
何年か前まで、美味しいものがあればいくらでも食べられて、アルコールが含有されていればいくらでも飲めてしまう意地汚い体質だったのだけれど、どうも意地汚さは改善されないのに、口にできる量はだいぶ減ってしまったようで悔しい。
やっと旨いものがいくらいでもいただける環境になったのに体の方が受け付けなくなってしまったとは。

台北の上級ラウンジ
[身分不相応だということはわかっている]

夜11時過ぎに中華航空のラウンジを出て、となりにある一般用の無料開放休憩室へ移る。
ここで仮眠をとるのだけれど、中華航空から毛布を貸してもらった。
いつもはエコノミークラスの飛行機の中で用意されている毛布だけど、今回はキルティングの薄い掛け布団を貸してもらえた。
この方がぜんぜん温かくて寝てても快適。
おかげでいつもより眠ることができた。

9月9日(土)
6時前に目を覚まして中華航空のラウンジへ移る。
昨晩はほとんどラウンジ内に人がいなかったけれど、この時間はたくさんの人がいた。
まだ顔も洗っていないので、シャワールームを使わせてもらう。
受付リストに名前を書き込んでもらったら、待つこともなくすぐにシャワールームへ案内してもらえた。
シャンプーもして髭も剃る。
これですっきり。

札幌行きの便の出発時間は8時半過ぎ。
出発時刻が近付いたので広いコンコースを延々と歩いて向かう。
各搭乗ゲート周辺には台湾の観光や風俗、食べ物などをイメージさせる演出がされている。
バンコクの空港のように免税店ばかりが幅を利かせているのとはイメージがだいぶ違う。
搭乗口にはまだ搭乗が開始されていないのか乗客があふれていた。
日本行きの飛行機だけど、乗客の大半が台湾から北海道へ遊びに行く人たちで、日本語は聞こえてこない、
機内もほぼ満席で、非常口横の最前方席の私の隣にもモヒカン刈り頭の男性が座った。
ここでもパーサーが‐あいさつに来て、また非常口横での安全協力の案内を読むように言う。
昨日も読んでいるよと答えたが、もう一度読むようにとのことで、横で読み終わるのを立ってみている。
とりあえず、案内文にしばらく目を落としてから、顔を上げると「理解できたか?」と聞いてくる。
案内文は中国語と英語で書かれていたが、最後の方に日本語で「このカードを取り外さないでください」と書いてあった。
この日本語表現は少しおかしいので、「読んで理解できたが、この日本語の部分はおかしい」と指摘した。
あとになって、どのように直したらよいのかと聞きに来たので「取り外さない」ではなく「持ち出さない」にすべきだと指摘した。
さて、半年後くらいには私の修正指摘が反映されているだろうか。

非常口横は足を延ばせて楽だけれど、テーブルとかモニターをひじ掛けから取り出したり、あんまり便利じゃない。
帰りの飛行機では一列後ろの席に座った方がイイのかもしれないなと思う。
となりのモヒカンさんは、足元に非常口のでっぱりもあって、足も延ばせずちょっと不自由みたいだ。

新千歳空港には日本時間の午後1時半頃に到着。
今回預け荷物のキャリーバッグの中には大量の塩が入っている。
この塩はプレゼント用。
先月ピサヌローク郊外、ルーイ県の県境にあるボークルア村の塩井戸を紹介するオンラインツアーを担当した。
そのツアーの参加者(視聴者)から是非とも塩の味見をしてみたいとの希望があり、然らばと、塩も大量に持ってきて、北海道から希望者のところへ郵送してみようという算段。
空港内には週末でも営業している郵便局があるので、それも好都合。

定型外の封筒や小包にして約8kgほどの塩を発送する。
送料は私の負担だから、ちょっと財布にいたかったけれど、先月ロンドンでスリにやられたことを考えたら大した金額じゃないし、これで受け取ってくれた人が喜んでくれたり、タイやピサヌロークにより関心を持ってもらえたら安いもの。
もともと私なんかは、給料に見合っただけの働きもしていないので、このくらい還元して当然だろう。

その郵便局の小包発送用の料金表を見たらば、シャムネコのイラストが描かれてあった。
郵便小包のライバルであるクロネコ宅急便に対抗して、ゆうパックはシャムネコ便でも始めたのだろうか?
そういえば、宅配業界も以前はクロネコ宅急便の成功に追随してか、さまざまな宅配業者が動物のマークで乱立していた気がする。
ペリカン便、カンガルー便などは最近見ないけど、どうしたんだろうか。

料金表
[郵便料金の表にはシャムネコがついてる]

塩の発送を終えて身軽になったのでバスで札幌市内の宿へ向かう。
今日からの2泊は札幌国際ユースホステルという公営ユースホステル。
私が高校生の時、はじめて北海道を旅行した時は北海道中にたくさんのユースホステルがあって、ちょうど夏休みシーズンということで、どこも大学生たちでいっぱいだった。
しかし、今調べてみると北海道のユースホステルの数はだいぶ減ってしまっているようだ。

札幌国際ユースホステルは、まだ新しい施設で、札幌の中心地からは豊平川を渡ったところにある。
空港から乗ってきたバスのバス停から歩いて10分とかからない。
建物は鉄筋コンクリート製で、見た感じがビジネスホテルのようだ。
ユースホステルならドミトリーが定番だけれど、ここにはシングルルームもあり、料金は安く一泊3,800円。

部屋はソファーまであって、十分な広さ。
テレビもあるしWIFIも飛んでいる。
しかし、トイレや洗面施設はない。
それでもビジネスホテルのような狭っ苦しいユニットバスなんかではなく、ここには大浴場があるので、ずっと快適。
この大浴場も楽しみの一つ。
また、簡単なキッチンもあり、館内での飲酒もOKらしいりも嬉しい。

部屋で一息ついてから、さっそく外へ出かけてみる。
時刻はすでに4時半を回っているので大して歩き回れそうもない。
手近なところで狸小路まで行ってみることにする。
歩いて行くわけだけれど、靴の調子が良くない。
今回の旅行に備えて、穴の開いた靴底をいつものようにタイヤの古チューブを切ったもので補修してきたのだけれど、それが剥がれかかっている。
接着剤を100円ショップで買い求めることから始める。

虹
[ユースホステルを出たところで空に虹がかかっていた]

狸小路周辺は夕食や買い物に来ている観光客で混雑している。
聞こえてくるのは韓国語と中国語。
タイ人にも北海道は大人気なのだけれどタイ語は耳にしなかった。
100円ショップはすぐに見つかった。
日本は100円ショップでもさまざまな接着剤が、いろいろな用途に応じて用意されているのに驚く。
そんななかから衝撃に強いタイプという接着剤を買った。
税込み110円。
通りのベンチに腰掛けて、この接着剤を使って靴底の補修をする。
ベンチの後ろには市電が走っている。
新型の車両もあるが、何十年前と変わらない車体の市電もやってくる。

狸小路で行きたいところは、「業務スーパー」。
もう本帰国まで半年となったので、日本食材の買い出しもあんまり必要なくなって、どうやって食べきるかの方が課題なんだけど、納豆とかインスタントラーメンなんかは、常備しておきたい。
これらは業務スーパーが圧倒的に安い。
今買っておいてもユースホステルには冷蔵庫があるので納豆を保管して置ける。

しかし、なんということか狸小路の業務スーパーは営業していなかった。
閉店してしまったというわけでもなさそうだけれど、明かりが消えて、人気もない。
改装工事をしているという感じでもない。
どうしてしまったんだろう。
でも、営業していないのは確か。
この周辺に業務スーパーは他にない。
ここの業務スーパーがダメなら、このあたりで安く物を買うならドン・キホーテということになる。
これも狸小路に大型店がある。
でも納豆やインスタントラーメンなどは業務スーパーの方が安いようだ。
今晩の夕食もここで仕入れていきたいと思っていたけど、昨日からずっと食べ通し、飲み通しだったので、軽く済ませたい。
結局買ったのは、東洋水産の「麺づくり」というカップ麺。
これが100円以下の大特価になっていた。
それとサントリーの「ドライジン」。
これは翌週チェンマイへ行って、こんど離職してアメリカへ渡る同僚との最後の一献用に購入する。
彼はジントニックが好きだと言っていたので、ドライジンを買って行くというのも考えたが、ジンだけあってもチェンマイでトニックソーダが簡単に手に入るかどうか怪しい。
その点、このアイスジンはソーダで割るだけで簡単にジントニックになるという優れもの。

ユースホステルに戻ったらもう8時になっていた。
早速地下にある大浴場へ下りて行き入浴。
ちょっとした銭湯くらいの浴槽がある。
しかし、ほかに入浴している人は誰もいない。
独占状態で、入浴できる。
本当は、ほかにも誰か入浴してたら、旅の話とかしようかとも思っていたけど、でも一人でのんびり入浴するのはもっといい。
最初、湯が少しぬるめかなと感じて、熱い湯をしばらく足して湯温を上げたのだけれど、大して熱くないはずなのに、湯船に入って3分とたたずにのぼせ始めてきてしまった。
風呂に入ることがめったになかったので、身体がついてこないのかと思う。
それとも歳をとって体力が落ちたからかもしれない。

入浴後に夕食。
さっき買ったカップ麺。
値段につられて買ったので全然期待をしていなかったのだけれど、麺はノンフライ、フリーズドライの野菜もたっぷり入っている。
出来上がったものは、驚くほど美味しい。
かた茹での麺は私の好み。
フレーバーは味噌。
さっそくバンコクでもらった唐辛子を大量投入していただく。
旨い。
タイにはたくさんのインスタント麺が出回っているけど、ノンフライは見たことがないような気がする。
それにカップ麺でこんなに具がたっぷりなものも食べたことがない。
これで100円以下、タイバーツなら20バーツほどなら、土産用にたくさん買っておくべきだったと思う。

[つづく]

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