2015,06,24, Wednesday
5月31日 土曜日
網戸がないため締め切った部屋で、眠れるかと気になっていたが、ちゃんと眠ってしまい、無事に朝を迎えられました。 朝の運動をかねてジョギングに出発。 宿を出て左側、北へ向かって走ってみる。 走り出してすぐに通りの反対側にゾウ舎を発見。 チャーン島とはタイ語で「ゾウ島」なのだが、もともとこの島にはゾウはいなかったそうで、ここにいるゾウたちも本土から船に乗ってやってきたのだろう。 そして、ここで観光客を背中に乗せてトレッキングをしているらしい。 更に走り続けると左手側の空き地になんだか変な物体を発見。 隣には川も流れている。 いったいなんだろうか? 近づいて確認してみる。 超軽量飛行機の残骸らしい。 こんなところに墜落でもしたのだろうか? 朽ち果てているし、周りは草が茂っている。 周囲を見渡すと空き地がやたらと広い。 どうやらここは超軽量飛行機の飛行場らしい。 しかし、滑走路も草に覆われて、使われていないようだ。 にょきにょきと生えているような山のすそに沿って走り続けていたら、ずっと先に海岸線が見えてきた。 ビーチへ出てみたいのだが、空き地かなと思われるところはリゾート建設予定地で立ち入り禁止の看板が立っている。 海辺はすぐそこなのに、通りからビーチへのアクセスがない。 リゾートの敷地に入り込んで、ビーチまで抜けさせてもらう。 チャイチェットビーチと言うらしいが、なかなか綺麗なビーチである。 ちょうど引き潮のタイミングなのか、海水の透明度も昨日より高そう。 ちょっと遠浅すぎるようで、泳ぐよりビーチ遊び向きかと思う。 海岸沿いにはコテージ風のリゾートが続いて、今度は通りへ戻る抜け道がない。 とうとうビーチのはずれまで来てしまい、仕方なく広い敷地のリゾートの中を通らせてもらう。 リゾート内には川も流れていて、小さな漁船が海から戻ってくるところだった。 川沿いの漁師小屋ではエビを売っていた。 リゾート開発もいいけれど、リゾート利用者以外もビーチへアクセスできるような配慮もしてほしい。 こんな開発をしていたら、それぞれのリゾートが良くても、島全体としての魅力をアピールできなくなってしまうだろう。 宿へ戻る途中でまたまた気になるものを発見。 チャーン島にも日本料理を出す店かぁ、、 こんな場所でお客さんはいるのかな? 西洋人たちがSUSHI SUSHIなんて言いながら食べに来るのかなぁ それともタイ人だろうか? それに"JAPA FOOD"と言うのも変だよ。 まぁ、日本人はわざわざ来ないだろうなぁと思ってよく見ると日本語で 「島内唯一の露天風呂あります」と書かれている。 英文では"ONSEN"とも書かれている。 こんなところで温泉が湧くのだろうかと言う疑問はあるが、なんだか伊豆あたりにある街道沿いの民宿でこんなのがありそうだ。 でも、せっかくの露天風呂があっても、この民宿(?)からでは海は見えないんだろうな。 海を眺めながら温泉浸かれたら最高なのに。 クロンプラオビーチの近くまで戻り、お寺の境内を入り込む。 それほど古そうなお寺ではないし、たぶんこのあたりの開発が進んでお金が入ってきた人たちが寄進して建てたお寺なんだろうと勝手に想像する。 背が高くてタイ東部の特徴を持ったお寺。 お寺の境内を抜けて裏口に出ると、民家が少しあり、また道が伸びている。 このまま進めばビーチに出られるかと思って、しばらく走るが、センタラホテルの広い敷地に出てしまいビーチは諦める。 宿に戻ったら、もう9時近くなっていた。 宿には小さいながらプールがあり、ジャクジーも付いている。 ジョギングをしてたっぷり汗もかき、身体も火照っているのでプールに飛び込む。 本当に小さなプールであるが、深さは泳ぐことはできるし、プカプカ浮いていても気持ちが良い。 部屋に戻り、ベランダでコーヒーを飲んでいたら、隣の隣の部屋の白人男性がネコを抱いてベランダに出てきた。 宿屋でネコ連れが鉢合わせするなんてのは、そうめったにあることではないだろう。 私はちょっとびっくりしたし、先方も少々驚いたようだ。 ネコ同士はあまり関心がない様子。 通りから奥まっているし、団体客もいないので静かな環境なはずだが、この宿の隣の空き地でブルドーザーが造成作業をしている。 ここにもリゾートを作るのだろうか? ここはビーチにも出にくいし、あまり良い立地ではないのに、作っちゃうんだな。 乱開発と言う言葉が今のこの島には似合っているのかもしれない。 お昼前も近くなり、食事に通りまで出る。 昨晩のお粥屋はまだオープンしていない。 気の利いた食堂はもとよりこのあたりにないことは昨日確認済み。 タイのラーメンとも言えるバミーを食べさせる食堂があり、バミーを食べる。 味はいまひとつ。 スープも化学調味料の味が強すぎるし、熱くない。 屋台の同じようなレベル。 代金は50バーツ也。 部屋への階段でカエルを発見。 指先に吸盤が付いていてヤモリのように張り付くことができるようだ。 昼からは島の北の方へ行ってみる事にする。 ネコも一緒に車へ乗り込む。 さっきジョギングで走ったあたりから更に進むとちょっとした峠があり、ホワイトサンドビーチとなる。 どうもここが島一番のビーチとなっているようなのだが、車を止める適当なところがない。 路上でも駐車は問題なさそうなんだけれど、私が泳いでいる間、ネコは車の中で待っていなくてはならず、炎天下の車内に閉じ込めておくわけにいかない。 どこか木陰に車を置きたいが、そんな場所が見当たらない。 ホワイトサンドビーチの北端からは非常に急な坂道となる。 途中に展望台があったので立ち寄ってみる。 ホワイトサンドビーチが一望できる。 海岸沿いにずっとリゾートが続き、海も綺麗そう。 昨日立ち寄ったガソリンスタンドの近くから左に折れて、最北端へ向かうと思われる道に入る。 しばらく走るとまたもやリゾートなのか、道に遮断機が下ろされていて守衛がいる。 なんだ、ここも立ち入り禁止なのかと思ったら、スルスルと遮断機があがる。 守衛に入ってもいいのか?と聞くとOKとのこと。 少し先にはマリーナがあり、ずいぶんと豪華なヨットやクルーザーが係留されていた。 タイにもこんなヨットを持っているような金持ちがいるんだな。 まったく私とは縁のない世界、そんなところへ車を乗り入れるなんて場違いに思えてくる。 マリーナの先はゴルフ場が横に見えてきて、ゴルフ場併設の分譲別荘のようなところに入ってしまった。 そのまま進んだところが北端の岬になっており、岬の根元の部分は狭く、左右に海岸が広がっている。 左側の海岸は砂浜、右は湾のようになっており、砂利の海岸。 車を木陰に止めて、左手の砂浜のビーチへ降りてみる。 波は静かで、砂の感じも良い。 しかし、やたらと遠浅。 そして、透明度はやはりない。 浅すぎて泳ぎにくい。 こんどは右の砂利海岸へ。 こちらは小さな漁港のような感じで、海にコンクリート桟橋が伸びている。 まずは桟橋の上を歩いてみることにする。 ずいぶん長い桟橋だけれど、船を係留するためのものなのか良くわからない。 先端のところでは、少し崩れているようだ。 この桟橋を上から海を覗き込んだら、今までの海とは違い、透明度が高い。 しかも桟橋の先端近くはサンゴ礁になっており、桟橋から覗き込んだだけでも魚が泳いでいるのが見える。 これはメッケモノかもしれない。 さっそく海岸へ取って返して、海の中へザブザブと入る。 下が砂利なので足の裏が少し痛いが、すぐに深くなってくれて、大して歩かずに泳げる深さになった。 サンゴの周りにはたくさんの魚がいた。 競泳用の水中メガネで潜り、魚を追いかけてみたり、なかなか楽しい。 シュノーケリングのポイントとしても良さそうだ。 サンゴの間には黒くて巨大なウニがたくさんいる。 30センチはありそうな長い棘を盛んに動かしている。 うっかり魚を追い回すのに夢中になってこのなのに刺さったら大変。 日没後、宿を出て南へ向かって歩く。 チャーン島のマングローブでは無数のホテルが見られるらしい。 雨期も近いことだし、ホタル見物でもしようとの腹づもりである。 手回し発電式懐中電灯をギコギコとハンドルを回しながら夜道を歩く。 あまり広くもない道を乗り合いトラックがエンジンをやたらと吹かしながら迫ってきたり、後ろから追い越したりする。 あんまり感じのいいものではない。 そう少し静かで安全な運転を心かけてほしいものだ。 カイベイビーチの近くまで来ているはずだが、通りは海岸から離れていて、マングローブなんかまるでない。 しかたく、また勝手にリゾートの敷地に踏み入り、海岸へ出る。 しかし、海岸には出たものの、海、波打ち際、砂浜、リゾートと連続し、マングローブなんて全然ない。 あるのは申し訳程度の椰子の木くらい。 それでも夜のビーチで波の音を聴きながら歩くのも気分が良さそうだろうと思ったが、 ビーチ周辺のリゾートはビーチにレストランが張り出してきており、音楽を大きなボリュームで流したり、カラオケに興じるグループがいたりする。 さらに気分が悪いことに、各リゾートとリゾートの間が、柵で囲まれている。 柵は波打ち際近くまで達しており、看板には「当リゾートに立ち入るなかれ、通り抜け禁止」などと書いてあることだ。 つまり、ここはプライベートビーチだから部外者立ち入り禁止と言っているわけだが、 私の知る限りにおいて、タイの法律も日本と同じで、海岸を私有地とすることはできないはず。 つまり、こんな囲い込みなんてのは「不当」である。 どうしてここの行政はこのような不法行為を野放しにしているのだろうか? それともこの島では海岸の私有地化が認められているのだろうか? ふたたびリゾートの中を突っ切り通りへ出て、宿の近くまで戻る。 宿とクロンプセオのビーチの間にはラグーンがあったので、ラグーンならホタルもいるかと思い、行ってみたが蚊には刺されたものの、ホタルらしきものは見られなかった。 昨晩と同じお粥屋で夕食。 今晩は空芯菜があるというので空芯菜炒めを注文。 そしてミックス・ヤムも食べる。 いつものビールだけど、いつもより旨く感じる。 食堂のテレビではタイ版「風雲たけし城」をやっており、従業員も客も熱心に見ている。 私は日本のものを見たことがないが、タイではチャレンジャーたちがやたらと肥満体だなと感じた。 女性でも100キロ以上だったりする。 たまたま今回が肥満体特集だったのかもしれないが、日本だったらこんなにおデブちゃんだと、恥ずかしくてテレビに出たがらないのではないかと思う。 |