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サッタヒープで初泳ぎ
1月3日日曜日にサッタヒープへ海水浴に行ってきた。
今年の年末年始は休みを取っていなかったし、それと昨日の土曜日、定例のタイ日ユースセンターでの水泳が施設の休業のためプールが使えず、泳ぐことができなかった。
そこで今年の初泳ぎをしようと考え、せっかくなのでサッタヒープまで出かけることにした。

朝5時過ぎに起きておにぎりを作る。
ネコを連れて行こうと、ネコのための支度をする。
魔法瓶にコーヒーを詰める。
洗濯物を屋上に干しに上がる。
そんなことをしていたら出発は7時になってしまった。

アパートを出てすぐラマ9世通りを東に走り、高速道路に走る。
この年末年始期間、この高速道路は無料開放されている。
ちょっと得した感じ。
チョンブリーから先のハイウェイは、以前に比べるとだいぶ道路の補修が良くなっている感じだ。
以前は大型トレーラーや過積載のトラックのために路面に轍ができていたり、継ぎはぎだらけだったのが、きれいになっている。
しかし、交通標識を見たらばバイクの走行が禁止されている。
以前はバイク禁止になんかなっていなかったはずで、私もバイクで何度か大型トラックに挟まれながら怖い思いをして走ったことがある。
「バイク・歩行者禁止/違反者は罰金5,000バーツ」と書かれている。
しかし、このハイウェイをバイクで走れなくしたら、バイクはどこを走れというのだろうか?
それに、なんだかところどころハイウェイ沿いに高速道路の料金所のようなものを作っている。
ひょっとして、このハイウェイを有料の高速道路にしてしまうつもりなのではないだろうか?
最近タイの政府が高速道路網を作ると騒いでいるけど、新しく高速道路を作るのではなく、既存のハイウェイを有料の高速道路に仕立て上げようとしているだけかもしれない。

サッタヒープには9時半に到着。
2時間半で来れたのだから、なかなか順調だった。
交差点で右折して海軍基地へ入る。

海軍基地入口
[海軍基地の入口]

検問所で身分証明書と交換に入域許可プレートを受け取る。
しかし、パスポートを持ってくるのを忘れていた。
仕方なしに運転免許書を出したら、別に何も言われずに許可プレートが渡された。
つのりこの検問所から先は免許不携帯での運転と言うことになる。
もっとも軍の敷地内だから警察の取り締まりなどないだろう。

ビーチ前の駐車上に車を止めて、ビーチ前にマットを敷いて陣地を構築する。
ネコが勝手にどこかへ行ってしまわないように、首輪にヒモをつけ、ネコ用バスケットと結ぶ。
天気もいいし、海の水がきれいそうだ。
ちょうど満潮に近い時間なのだろうか、ビーチの砂浜はとても狭くなっている。
まずは海を眺めながらコーヒーを啜る。

ビーチ到着
[サッタヒープのビーチ到着 天気も良いし いい感じ]

タイ人の家族連れもたくさん来ている。
朝からウイスキーのボトルを並べ、ソーダ水など1ケースも持ち込んでいる宴会組もいる。
弁当持参組も多い。
私もおにぎり持参だが、タイの人たちがビーチで食べるのはソムタムやガイヤーンなどイサーン料理が多いようだ。
どうして海辺に来ると海のないイサーンの料理をタイの人たちは食べたがるのだろうか?

ネコも一緒

まずは、ひと泳ぎ。
遠浅である。
砂が白い。
ゴミなんて全然ない。
やっぱり乾期だからだろうか、離島でもないのに、海水の透明度が非常に高い。
すごく、クリーンでクリアーだ。
ひょっとするとタイ日ユースセンターのプールよりも透明度が高いのではないだろうか?
波打ち際には小魚が泳いでいるのが見える。
波はさざ波が立つ程度で、いたって穏やか。
沖へと歩き、ひざ上まで海水が来たあたりから泳ぎ始める。
まるで水の存在を忘れてしまうくらい、透き通っている。
海底には石も海藻もない。
白くてサラサラの砂ばかり。
海底のところどころにまるで白砂の大便のようなトグロがある。
この犯人はナマコだろうか?
しかし、ナマコの姿はまるで見当たらない。
透明な水底の白い世界。
海底の砂漠と言うか、生命の痕跡すらない死後の世界のような水中である。
しかし、魚たちは泳いでいる。

ビーチ2
[砂浜は狭まっているが ビーチの幅は広い]

いったん浜へ上がり、少しお腹もすいたのでおにぎりを一つ食べる。
おにぎりは2つ作ってきている。
それと大みそかの日に作った大福もちも持ってきているが、大福は日が立ったためか、餅が硬くなり始めている。
コーヒーではなくてお茶を持ってくるべきだった。
太陽がたかく昇に従って陸から眺める海の色がますます透明感のある青になってきた。
数百メートルほど先に小島が浮かんでいる。
この程度の距離なら泳げそうだ。
よし、いっちょ試しに泳いでみるかな。

ビーチ1
[数百メートル先に小島が見える]

クロールや平泳ぎで、浜と島の中間くらいまで来たところで、ネコのことが気になりだした。
マットの上でヒモにつながれて待っているネコの3メートルほど先で犬が昼寝をしていた。
ウチのネコは犬が何たるかも知らない箱入り娘なのだが、犬は誰かのペットでここに連れてこられたお坊ちゃまではなく、野良のようだ。
ネコが犬と喧嘩でもしたら一大事である。
ここはひとつネコを車の車内に押し込んでおくのが賢明と判断し、再び浜へ戻り、ネコを車の中へ閉じ込める。

浜辺でのネコ
[海水浴にネコは関心がないようだ]

駐車場わきでは、絵を売っていた。
20バーツから50バーツほどなのだが、漫画のような絵であり、こんな絵を買い求める人がいるのだろうかと思う。
しかし、いるのだろうから売っているんだろうな。

浜辺の画商
[小20バーツ 中30バーツ 大50バーツ・・どんな人が買うのだろう]

オープンエアーのトロリー型のバスもある。
これは軍の中の敷地内でも循環しているのだろうか?
カーキ色のシャツを着て真っ黒に日焼けした兵隊さんたちが厳しい訓練をしている施設の中で、随分とリゾート感覚のある乗り物があるものだ。

リゾートバス

これで安心して泳げるぞと、小島へ向けての遠泳に再挑戦。
クロールで泳ぐと進むペースは早いのだが、前方の小島を目視しながら泳ぐことができず、息継ぎで顔を上げても横向きのため前方が見えない。
海底にもプールのように進行方向に向かってラインが引かれているわけではない。
そのため気が付くとてんで見当違いの方法へ向かって泳いでいたりした。
やはり正面へ向けて顔をあげられる平泳ぎが確実のようだ。

だいぶ島が近づいてきて、あと100メートルちょっとくらいかと思われるあたり、水中に顔をつけて泳いでいると、スクリューの音が近づいてくるのが聞こえる。
止まって後ろを振り向いてみると船外機をつけたボートがまっすぐ私の方へ向かって進んでくる。
たぶんこのボートも小島を目指しているのだろう。
ボートは波を蹴立てて、近づいてくる。
私に向かって一直線に近づいてくる。
どんどんボートの舳先が迫ってくる。
まずい、ボートの後ろで船外機を操る船頭は私に気づいていないのだろう。
大急ぎで私は左に避ける。
私から1メートルほどのところをボートは通過していった。
ようやく私に気づいたらしい船頭は驚いたような表情をして、何か言いかけていたようだが、エンジン音にかき消されて聞こえなかった。
そして停船もせずにそのまま島へと向かって進んでいった。

前方不注意のボート
[このボートが私に向かって突っ込んできたボート]

いやいや、危ないところだった。
そんなところで船とぶつかったり、スクリューに巻き込まれたりしたらたまったものじゃない。
ボートは何もなかったかのように小島近くで停泊し、シュノーケリングをする乗客が海に飛び込んでいくのが見えた。
なんだか、興ざめしてしまい、小島まで泳ぐのは中止する。
それでも、ここが嫌になっり、急につまらなくなったたわけではない。
周囲に誰もいない沖で、水面に仰向けになってプカブカ浮いて、さざ波と一緒に漂っているのは何とも気持ちがいい。
波打ち際ではしゃぐ人たちがいても、日本の海水浴場のように混雑しているわけではないし、ましてやパタヤなどのようにジェットスキーやバナナボートが行き交う騒々しさもない。
青い空と、その空の色を映した海、そして海と空との境界線に緑色した山や木立が取り囲むように見える。
太陽もほぼ真上に上ったようだ。

透明度の高い海
[こんなに透明な海で泳いだのは久しぶり]

ビーチに戻るともう12時を回っていた。
今日は早めに帰らないとハイウェイが大渋滞するはず。
残っているおにぎりをもう一つ食べて、あと一時間だけとまた海に入る。
こんどは海の中で魚を追いかけて遊ぶ。
小魚たちをよく見ているとときどき海底の砂を突いたりしている。
砂ばかりしかなさそうに見えても、魚たちには砂に交じって食べ物が見えるのだろう。
目が悪いので、くっきりとは見えないし、魚たちもじっとしててくれないので、魚たちをじっくり観察できないのだが、ほとんどの魚が白っぽい体に、薄茶色の模様を付けている細長い連中だ。
サンゴのある所なら、もっとカラフルな魚たちも見られるのだろうけど、砂浜の海でこんなにも魚と遊べるだけでもすごいと思う。

1時過ぎに撤収。
マットをたたみ、5バーツ払ってシャワーを浴びる。
フードセンターではシーフードグリルだろうか、海産物を焼く香ばしい香りが漂ってくる。
おにぎりを食べたばかりだけど、焼きエビやイカなんかを緑色で辛いソースにつけて食べたくなる。
しかし、食べればビールも飲みたくなり、飲んだら運転できなくる。
ここは辛抱。

水兵のモニュメント

ネコが待ってる車に乗り込み、ビーチの少し先で、海を背景にネコの写真を撮ろうとしたが、ネコはモデルになってくれる気配は一切ないようで、ちっともじっとしてくれない。
そのうちにどこからか兵士がやってきて注意を受けた。
「この場所に車を止めることは禁止されています」

海とネコ1海とネコ2

次に岬のある丘へ登ってみる。
丘の上には、廟のようなものがあり、正月だからなのか、やたらと派手に爆竹を鳴らしている。
海軍の船の模型も展示されている。
櫓が立ち、展望台のようになっている。
眼下には海軍基地が一望でき、軍艦も停泊している。
櫓の周りには「ここからの写真撮影、望遠鏡の使用厳禁」と警告が書かれているのだが、ここに登ってくる行楽客は意に関せずで、景色を眺めてはスアイ、スアイと喜んで携帯電話で盛んに写真を撮ったり、ポーズを決めて自撮りしたりしている。
監視役の兵士ももういちいち注意することを諦めている様子。
私はさすがにちょっとだけ遠慮して、櫓の上からの写真撮影はせず、木立の切れ目からシャッターを切った。
サタヒープ岬の先にも小島が点在しているのが見える。

岬の先
[サッタヒープ岬の先にも小島が連なっている]

軍艦も停泊
[軍艦も停泊している]

爆竹
[やたらと爆竹がはぜる]

タイの海近くの丘はどこでもそうなのかもしれないが、この丘にも野生のサルがたくさんいる。
途中、群れをなしているところがあり、車を止めたら、エサでもくれるのかと思ってか、サルたちが私の方をじっと見つめて注目している。
私はサルが喜びそうなものなど何も持っていない。
そのうち一匹のサルが車の窓に飛びついてきた。
10センチほど開けてある窓ガラスに取りついたので、ネコと喧嘩でもされたら大変と慌てる。
が、ここでもトラブルにはならず、サルは車から飛び降りた。

サルの群れ
[道端で餌をもらえるかと待ち構えるサルたち]

飛びかかってきたサル
[このサルが車に飛びかかってきた]

軍の施設から出る前に、施設内のスーパーへ立ち寄ってみる。
田舎のスーパーのようで陳列の仕方とか野暮ったいが、軍の施設の一部だからなのか、市価より若干安いようだ。
たとえばタイのインスタントラーメンだが、一般のスーパーでは一袋6バーツだが、ここでは5バーツ50サタン、つまり0.5バーツ市価より安い。
日本にある米軍施設のスーパーやPXのように免税と言うほど安いわけではないようだが、ほんのちょっと安くしているので、どの商品も1バーツ未満の端数が付いている。
私はモチ米の粉とタピオカの粉、そして塩煎りの南京豆を買う。
40バーツだしたらおつりが来た。
モチ米の粉だけでも、先日大福を作るため会社の近くのスーパーで買ったら40バーツ近くしたのと比べると、同じブランドではないにしろ、随分と安いものを売っているようだ。
衣類売り場では、ブラジャーが山積みになって売られていた。
海軍基地でそれほど需要のあるものなのだろうかと首をかしげたが、家族持ちの兵士もいるだろうし、それに市民にも開放されているから、兵士以外にもブラジャーを買い求めるお客はいるのだろう。

外を眺めるネコ
[ゆっくり走るとネコは伸びあがって外を眺める]

帰り道、パタヤの現金問屋風スーパーのマクロにも立ち寄ってみる。
マクロのパンが好きで、特にフランスパンが気に入っている。
店ごとにパンを焼いているようで、同じマクロでも店によって焼き加減が違う。
で、パタヤのマクロだがパタヤは外国人長期滞在者が多いためか、バンコク市内のマクロよりもパンが充実していた。
表面をパリっと、中をふんわりと焼き上げたいろいろな種類のパンがある。
バゲットのフランスパン以外にももう一種類アーモンドのような形をしたパンを買う。
たまらず、車のハンドルを握るとともにそのパンにかじりついた。
カリカリと表面が崩れ、中から白くて柔らかな部分が現れる。
小麦の味と香りが広がる。
ほんのり食塩も含まれていて、マーガリンなしでも美味しい。
コーヒーでもあればいいのだが、コーヒーはさっきおにぎりを食べるときに全部飲んでしまった。

なお、マクロでレジを通る際に、ひと悶着。
ミリンがそろそろなくなるので、買い置き用にとペットボトル入りのミリンを買い物かごに入れていたのだが、レジの係員より、「これは今の時間販売できません」と言われた。
ミリンにはアルコールが含まれているのが、タイの法律で午後5時まではアルコール飲料の販売が禁止されているのだとか。
そんな法律くらい、当然知っているが、このミリンは飲み物ではない。
「アルコール飲料ではなく調味料だよ」と抗議したが受け付けられなかった。
さらに驚いたことに、「タイの法律により10リットル以上のアルコール飲料は酒類販売免許を持つ業者にしか販売しない」とのラベルまで張られている。
タイでは日本料理がブームになっているが、ミリンと言う調味料とアルコール飲料との区別もつけられていないようである。
これでは日本料理屋では午後2時から5時までの間はお吸い物だって提供できなくなるのではないだろうか?

途中、スワナプーム空港の合流地点でちょっと渋滞しただけで、夕方5時半にはアパートにたどり着いた。
ネコも疲れたのか、帰りは私の膝の上で大半を寝てすごていた。

膝で寝るネコ
[帰り道ではネコも疲れたのかこんな感じ・・]

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