11月28日から12月2日にかけて日本へ一時帰国してきました。
今回の目的は手持ちのトラベラーズチェックの現金化すること。
もともとタイはトラベラーズチェックを使っての両替率も良いし、カードはトラブルも多いようなので、緊急時の資金用にトラベラーズチェックを用意していた。
それも10年以上前、チェンマイでの生活当時のものなので、長いこと塩漬けになっていた古いトラベラーズチェックである。
現在まで換金しなかった理由の一つとして、大口のトラベラーズチェックを購入する際、ちょうどニューヨークの同時多発テロ後のことで、ドルが円に対してとても強くなっていた時にあたり、レートは1ドルが130円を超えていた。
その後、円高が始まり再び130円台になることもなく、換金したら損だと思ってずっと放置していた。
ところが、どうも最近はトラベラーズチェックが世間であまり歓迎されていないかのような噂が聞こえてきた。
ネットで調べてみると日本の各金融機関とも新規のトラベラーズチェック発行は数年前に止めてしまっており、買い戻しもいろいろと制限があるらしい。
しからば、どうせだからタイでバーツに換金してしまおうとしたのだが、バンコクの銀行の両替窓口へ持ち込んでみたところ、換金にはトラベラーズチェック1枚について200バーツの手数料と、さらに税金もかかるという。
以前からタイではトラベラーズチェックの現金化に対して手数料や税金がかかっていたが、それも1枚23バーツほど、キャッシュからの両替よりもレートが良かったので、手数料を払ってもお得だった。
それが一枚当たり200バーツとは驚きである。
手持ちのトラベラーズチェックには額面20ドルのモノもあり、こんなので200バーツ以上も差し引かれたら大損害である。
そう言うわけで日本へ持ち帰ることとなった。
しかし、日本に持ち帰り、購入元の銀行へ持ち込めば買い戻してもらえるだろうと考えは甘かった。
手元には何種類かのトラベラーズチェックがある。
みずほ銀行の米ドル、VISAの米ドル、アメックスの日本円。
VISAは住友銀行との提携で、アメックスは三菱銀行との提携もの。
はじめにみずほ銀行ひばりが丘支店へ行ってみる。
案内係嬢に「まことに申し訳ございませんが、現在当行ではトラベラーズチェックのお取り扱いはしておりません」と断られてしまった。
この支店で購入したものなので何とかしてほしいと粘ったところ、最寄りは池袋にある外貨ショップへ相談してみるようにとのこと。
続いて三菱銀行、現在は東京三菱UFJ銀行となっている保谷支店へ。
「お持ち込みいただかれましたトラベラーズチェックは当行のモノではなくアメックスさんのモノなので、アメックスさんへご相談ください」とここでもつれない。
「でも、券面にMITSUBISHI BANKと記載されてるんですけど・・・」
しかし、粘ってもダメらしく、利用説明書に書かれているアメックスの電話番号を示して
「ここへ電話されてみたらいかがでしょうか」とのこと。
そんな10年以上前の、番号が世界各国共通1-800で始まる国際トールフリー番号などいまだに使えるとは思えない。
そんなこんなで、崩れかけた体制を整えるため、いったん帰宅して、ネットと電話でどこならトラベラーズチェック換金可能かを調べ上げて、翌日出直しとなった。
西武電車に揺られ池袋から新宿へと駆け回り何とか現金化に成功。
しかし、一度にできる換金額が30万円までとの制限が付いていたため、何件もの外貨ショップや銀行をはしごすることになった。
トラベラーズチェック以外にも銀行口座を放置していたら現金の引き出しができなくなっていた。
いずれも口座の復活はできないそうで、解約しかないそうだ。
しかも解約しても現金化はできず、どこかほかの口座へ振り込みと言う手続きなるらしい。
古い三和銀行の口座は、東京三菱UFJで処理してもらったが、北海道拓殖銀行の口座は口座管理を引き継いでいる支店でなくては手続きができないとのこと。
北海道拓殖銀行もそうとう変遷をたどって今は三井住友信託銀行になっているとのことで、その石神井支店で私の口座が確認できるらしい。
しかし、今回はもう時間切れ。
明日の朝いちばんに成田空港へ向かわなくてはならない。
この続きは次回以降にまた一時帰国したときの手続きとなった。
東京は日が暮れると急激に冷え込んだが、日中は日差しが温かく、小春日和が続いて助かった。
東京郊外の住宅地ではネコが陽だまりで日向ぼっこをしていた。
うちのネコは涼しいところに収まっているのが好きで、日向ぼっこなどしたことがない。
たぶんタイのネコはみんなそうなんだろう。
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旅 | 01:33 PM |
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