8月29日 日曜日    天気は晴れ 

 日曜日朝のワタノーの補講だが、昨夜連絡があり大半の生徒が用事があり、本日は欠席すると言う。本日最初の時間帯はなんと受講生がたったの1人と言うありさまであった。この1人を相手に補講をおこない、最後に私の帰国に伴い、来週でこの補講も終了することを告げる。来週には是非全員に顔を揃えてもらい、最後の授業を実施したいものである。

 午後からK.K.トラベルに入ったのだが、何ヶ月も前から、口内にできものができていて、時々痛むものだから、木曜日に歯医者へ行ったついでにレントゲンを撮ってもらった。その時は歯医者さんではよくわからないということで、専門医に検査してもらうという話であった。そして今日、その結果を聞きに行ったところ、とても良くない状態で、上顎から頬骨にかけた部分で炎症を起こしている。緊急にその部分を削除しなくてはならないというので、即刻手術を受けるハメになった。口内から頬にかけて何本もの麻酔薬を打ち込まれ、奥歯と頬の間からメスやドリルで引き裂かれるのがわかる。麻酔が効いているので痛みはないが気持ちの良いものではない。時々お医者さんが「痛くないか」と聞いてくるので、手を振って「痛くない」とゼスチャーする。すると「うーん、サバイディーナ」とお医者さんが言う。サバーイディーとは気持ちが良いという意味なのだが、これにはどう答えて良いかわからなかった。ドリルでキキーと削る音がする。私の奥歯はほとんどが冠をかぶせてあるだが、この冠はとても高かった。ドリルで歯を削られて、冠の作りなおしなどと言われたら、大損害である。私は自分の身体よりも冠のほうが気になってしまう。

 約1時間半ほどの手術で、口内には10本以上もの糸で縫われている。傷口は小さくない。1週間後に抜糸だからまた来るようにと言われ、化膿止めと痛み止めの薬をもらう。治療費は私が想っていたよりもだいぶ高かった。確か生命保険の特約に手術給付金の項目があったはずだが、日帰りの手術にも適用されるのだろうか?

 その後もK.K.トラベルで業務をしばらく続けたが、麻酔が効いているうちは、満足に口が動かせなくて苦労したが、麻酔が切れてくると、今度は痛みが酷くて口が利けない。それでもかかってくる電話には応答しなくてはならないし、辛くて仕方がない。5時前に業務を断念して帰宅する。

 夕食には、少しでも食べやすいものをとソウメンを食べたのだが、少しでも口を動かすと傷口から血が滲み、ソウメンが変な味になる。昔、日本テレビの番組で奇人変人コーナーだったかがあり、鼻から麺類を食べるような特技を持った人がときどき登場していた気がする。私は白いギターなど要らないけど、このような特技を身につけておけば、こういう時に便利だったかもしれない。

朝食

もりそば。

昼食

豆腐と野菜のバジル炒め。

夕食

ソウメン

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