旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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HPご意見メール

10月29日 金曜日

 ピョン子のことが心配で、夜も眠れない。タオ島のときのように、朝になったらひょっこりと帰ってきてくれるのではないかと、一晩中祈るような気持ちでいたが、昼近くにメールを開いてみたが、後任者からは「朝5時から探していますが、まだ見つかりません。でもガンバリます」とのメールが届いていただけであった。また、メールで「私が一生懸命探しているのを見て、タイ人スタッフたちは、『外に飛んだ鳥が見つかるわけない。なんてバカなことをしているんだ』と笑っています」とも書いてきた。そう、タイ人も動物が好きな連中は多い。しかし、日本人が擁く家族同様の動物との付き合いではなく、動物はあくまでペットであり、家畜である。だから、いなくなったらまた新しいのを買えばイイじゃないかとの発想になりがちである。まぁ、このあたりは日本人でもよっぽどの動物好きでもない限りわかってもらえないだろうが、、。

 昼からKツーリストの役員OBと有楽町の喫茶店でお会いし、「ビジネスとしてロングステイをどう扱えるのか」と言うことについて意見交換をする。そして、OBからは「ロングステイを柱としたビジネスモデルを至急作ってプレゼンテーションできるようにしなさい。」と指示を受ける。現役時代には、平社員と営業本部長との関係で、面と向かってこれほど突っ込んで話しをしたのは始めてである。それにも拘わらず、さまざまなアドバイスをしてくださった。が、ここでも旅行業界の現在置かれている立場は、チェンマイあたりから眺めていたものよりもずっと厳しいものであることを、再度説明を受けることになった。それはもう単純に業態が変化していく過渡期にあると言うのではなく、業界が存続し得る価値を見出せるかどうかと言うほど差し迫ったものになっているらしい。喫茶店での面談は2時間にも及び、プレゼン資料を作成するようにとの宿題を頂戴してお別れする。

 秋葉原にあるソニーのサービス・センターへ壊れたコンポを持ち込む。日本へ帰国してみるとコンポはただの箱となっていた。しかも、器としての役目のはたせない箱である。つまり、CDもカセットも動かないのである。私も修理をしようかと思ったが、どのICチップか、コンデンサーか、それとも配線か、一体何が原因なのかわからない。昔のカセットテープレコーダーなら、メカニカルな故障がほとんどだったので私にも何とかなったが、IC化された現在のものだとまったくお手上げである。
 サービスセンターでは「修理に1週間程度かかります。工賃とサービス料として6千何百円かかかります。それ以外に交換部品代ですので、だいたい8千円程度になると思いますが、この金額よりも高くなるようでしたらばご連絡します」と係員の女性が言った。なるほど、日本はチェンマイと異なり技術料のほうが部品代よりもずっと高いのかぁ、、。

 夕方からペット保険を扱うベンチャー企業の会社説明会に参加する。行方不明になっているピョン子のこともあり、心情的には非常にナイーブになっている。会社説明会と言っても、会社の仕事の内容やら、雇用面での条件などの話しはほとんどなく、大半が会社の設立から現在に至るまでの経緯説明に当てられた。その中で、経営者が熱弁を振るわれていたのだが、とても頭の良い経営者のようで、ベンチャーにありがちな、熱っぽいだけで、論理的でなく、過剰に精神論的なところが少しもない。つまり、非常に論理的、理論的に説明しながら、大変熱っぽく語ってくださった。ペットと言うのは飼い主にとって、動物ではなく、子供であり、過分に擬人化された存在である。つまり、お客様(保険契約者)に対して「ペット」と言う言葉を使うのはタブーであるとのことである。大変良くわかるし、その通りである。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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