旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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12月30日 火曜日    天気は晴れ

 今朝は朝一番にお母さんをアーケード・バスターミナルまで送る。90日ごとの滞在許可の更新のためである。今回は同じアパートに住む韓国人家族と一緒であるから、私が同行しなくてもこちらはあまり心配しなくて済む。ただ、帰りのバスの切符が問題なく買えるかどうかが気になるところだ。

 午前中をK.K.トラベルにて公開日記の作成に費やす。今年も残すところ、今日と明日だが、チェンマイにいると年末気分がさっぱり湧いてこない。いつもの年ならば、NHKのテレビを普段見ているので、テレビの番組構成などから、日本の師走気分が伝わってきたものなのだが、今年はK.K.トラベルで油を売っているので、ほとんどテレビを見ると言うことも無い。しかも、土日、祝祭日、盆暮れも関係なしに出社する身にはなおさら暦などと言うものは遠い世界のもののように感じる。ただただ日がたつのが早いなぁと感じるだけである。

 暦を忘れる生活をしているが、曜日の感覚だけはまだ残っている。週末を待ち遠しく感じると言うことは無いが、K.K.トラベルに出入りする以外に、火曜日はワタノー学校、木曜日はラジオ番組、土曜日は補習校、日曜日は日本語の補講と「仕事」と曜日が決まっているからである。そして、今日はワタノー学校の授業の日である。が、忙しさにかまけて、何もプリントを作成していない。本来なら後期授業の折り返し時期に来ているので、中間テストを実施すべきなのだが、テストも準備していない。まったく、前期の熱のいれようと比べると怠惰になりきっている。

 ワタノー学校へ行く前に、一旦帰宅して、自宅で即席ラーメンの昼食を食べる。先日スーパーでタイ明星の新製品を買い込んだ。タイの即席ラーメン市場は、マーマー・ブランドが最大手で、それ以下、ヤムヤム、ワイワイ、4Meなどと続くが、タイ明星も日本風の路線でがんばっている。特に明星三昧はノンフライの麺を使って、あっさりしていながら深みのあるスープでタイ人にも「美味い」と言われるヒット作である。他の即席麺が5バーツなのに対して、8バーツとちょっと高めでもある。そして、今回チャレンジするのが、完全に日本を意識した「札幌・味噌」「函館・塩」「東京・醤油」と言う即席ラーメンでパッケージも日本語表記を取り入れている。タイ人にどれほど札幌と味噌ラーメンの関係が理解でき、イメージ的につながるか不明だが、在住日本人としては嬉しい。価格は一般物の倍額で10バーツ。安くは無い。内容量も、日本の袋麺よりも三割も少ない55グラムである。これなら、2食は食べられそうだ。私は味噌と醤油にチャレンジしてみた。味噌は確かに味噌ラーメンのスープである。これに唐辛子油が付いていて、これを垂らすとピリ辛のしまった味になる。麺はノンフライではないようだが、マーマーのように揚げすぎて焦げ目のついていることも無く、黄色く綺麗な麺である。粉末スープに乾燥刻みネギが入っているわけでもなく、別あつらえで具を用意しないとちょっと寂しいかもしれないが、10バーツで楽しめると思ったら、大満足である。続いて東京の醤油。こちらも悪くは無かったが、味噌ほどの感動は無かった。今度買うときは味噌を主体に仕入れよう。なお、このラーメンが全国販売されているかどうか知らないが、もし全国どこのスーパーでも手に入るとしたら、地方在住の日本人にとってすごい朗報となることであろう。

 夕方、優泰の様子を見に、ラムポーン寺へ行ってみる。この二十四時間、寺院での生活をきちんとこなせていただろうか?そして少しは精神修養を積んで落ち着きのある子供になっていてくれているだろうかと言う不安と期待が入り混じった感覚のまま境内に入る。日没後の寺院内は、白い装束をつけた修行者たちが薄暗い中に浮かぶように見えて幻想的でさえある。さて、優泰はどこであろうか、、、。広い境内を探してみる。瞑想施設にも、仏塔の周りにも見当たらない。寝泊りをさせてもらっている住職さんの居所にもいない。散々探し回って、最後に裏門に近いところから奇声が聞こえてきた。どこからだろうか、と奇声のする方へ行ってみると、寺の車を運転するお抱え運転手さんの宿舎からであった。そして、開いていたドアから中を覗き込んで見ると、誠に修行をする寺院で行われている行為とは思えないようなおぞましい光景を目にしてしまった。そこにいたのは板の間に寝そべりながらインスタント・ラーメンをすすっている優泰の姿であった。午後の時間帯は固形物を口にしてはならず、瞑想をする事になっているはずなのに、なんと言う醜態、、、。お抱え運転手さんに聞くと、昨晩も来て菓子をもらって食べていったそうである。
 せっかく作っていただいたラーメンであるから、全部食べてしまうように言いつける。「食べてからラボに行きます」と優泰が言うので、ラボ(研究室?)へ行って勤行でもするのかと思っていた。ところが、またしてやられた。寺院内では騒いではいけない、走ってもいけないと住職に注意されているにもかかわらず、ラーメンのドンブリを床に転がしたまま、外へ飛び出していってしまった。私は静止を命じ様にも大声を出すことも、走って追いかけることもできなかった。
 さて、優泰を見失ったあとラボとはどこだろうかと思って、また優泰探しである。瞑想室にもおらず、仏塔の周りにもいない。が、またも静まり返った境内に奇声が聞こえる。木立の中からで、そちらに向かうと、近所の子供と追いかけっこをしている優泰を発見。今度こそは、逃すまじと、捕まえて、仏塔の前に引っ張っていき、私と一緒に1時間ほど瞑想修行をさせる。

朝食
いただきものの関西風雑煮。
昼食
いただきものの関西風雑煮。
夕食
コカにてタイスキ。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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