旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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2月25日 水曜日    天気は晴れ 

 K.K.トラベルのカウンター業務をしていてつくづく感じるのは、お客さまの来店に波があると言うことである。今日は波で言ったら高潮と言うほどの来店者数であった。まぁいつもが少な過ぎるのだとは思うが、、。日本人のお客さまも多く、一時はK.K.トラベルは日本人向けの旅行代理店になったのではないかと思うほどであった。そのお客さまの多くが、たまたま通りかかったので寄ってみたというお客さまと、どなたかのご紹介で来られた方との比率が、ほぼ半々程度である。紹介を受けられたお客さまと言うのは、こちらとしても、実に嬉しい。数ある旅行代理店の中から人に紹介してもらえるレベルになったと言うことは、ひとつの到達目標でもあったわけで、光栄である。今後もますます精進しなくては。

 さて、私設秘書のギフトさんだが、どうもイマヒトツなのである。私の求めているレベルとは大きなギャップがある。まだまだ三日目であり、仕事をこなしてもらうことは期待していないが、領収書や予約確認書にスタンプを押すように指示しておいたのだが、スタンプの押し方が、上下逆であったり、赤インクの領収印を押すところに、青いスタンプ台を使ったりで、バラバラなのである。一応は、どこに何を押すようにと指示をしてから作業に当たらせたが、結局私の作成したこれらの書類はほとんどが再発行しなおしとなった。たぶん、このようなミスをするのは漫然とスタンプを押しているからと、指示したことや教えていることをメモに取らずに、聞いているときだけ理解して、それっきりにしてしまうからであろう。以前、ランプーンの工業団地に人事を担当されている知人を訪ねた際に「まともにコピーが取れるタイ人がいたらすぐ採用しますよ」と言っていたが、なるほど、コピーのとり方ひとつを覚えてもらうのも、苦労しそうである。

 夜、来週日本へ帰国されることになった日本人の方と、夕食をともにする。チェンマイに住まれて1年と4ヶ月、ゴルフをされたラチャパット大学の囲碁部学生さんと対局したりと生活を楽しまれていたのだが、残念ながら日本へ帰国する運びとなられた。家族ぐるみでお付き合いさせていただいていたので、今晩はお母さんと優泰も一緒である。食事をした場所は、最近チェンマイで高級レストランとして名が売れているセンカム・テラスと言うバーンナイファン開発住宅地にあるレストランである。私は実ははじめて行ったのであるが、噂にたがわず高級感のある店構えである。こりゃ高いかなぁと心配したが、メニューを開いて見ると、グランド・ランナあたりと比べる断然に安い。大体が一品100バーツ前後である。シンハビールの大瓶もあった。メニューそのものはそれほど変わったものもなく、月並みである。味はソコソコと言った感じであろうか、この店は料理そのものよりかは、雰囲気で売っている感じなのだろうか。

 帰宅後、お母さんから昼間、向かいのタイスキ・チェンマイ・コカで働いているラーさんが訪ねてきたと言う。ちょうど、実家に預けている子供の具合が悪くなったので、様子を見に数日実家に帰っていて、今戻ってきたところだと言う。ラーさんの実家はチェンマイとメーホンソン県の県境に近い山村である。そこで取れたお茶だと言って、中国茶のようなものをひと袋土産に持って来てくれた。
 しばらく、そんな話をしているうちに、ラーさんの家庭の話になり、ラーさんは泣き出してしまったそうだ。聞けば、ご主人の浮気に悩み、別れたいのに別れられないと言う。このラーさん、コカでウエイトレスのチーフ格としてとても良く働いている。ご主人とも以前はずいぶんと仲が良かったのだが、子供が生まれた頃から、関係がおかしくなったのだそうだ。働かなくなり、お金をせびるようになって、そして浮気をはじめたというのである。チェンマイでは実に良くある話である。
 そして、ラーさんは「日本へ行って働きたい」とお母さんに相談したそうだ。まぁタイ人庶民の感覚では、日本へ行けばお金がとんでもなく沢山もらえると信じ込まれているから、こうした相談は、嫌と言うほど聞かされている。が、現実にはどうにもなる話ではない。日本で働くと言ったって、ウエイトレスのような単純労働のために入国ビザを出すとも思えないし、それ以外の資格を持ち合わせているとも思えない。この手の話は、オート3輪のタクシーの乗れば、その運転手から「オレ、日本に行って働きたいんだよ」と相談されるし、簡易食堂ではフライパンを手にしたおかみさんが、「日本のタイ料理屋を紹介してよ」と言われる。どれも、まともに取り合う気にはなれないので、受け流しているが、ラーさんは別格である。知り合ってからもう何年にもなる。私たちがチェンマイで暮らし始める前からで、その人柄の誠実さは、私の知っているタイ人の仲でもトップクラスである。何とかしてあげたいが、日本は無理である。
 お母さんの韓国にいる母親は80を過ぎて、最近どうも体が弱ってきているようで、日本ならば要介護と言う状態である。韓国側の親戚たちも、介護者をつけたがっているが、日本のような介護保険があるわけでなく、また介護者の質も低い。以前に「タイ人で誰か言い人がいたら紹介してよ」と義姉から相談を受けたことがある。介護や家政婦のような仕事で韓国へタイ人が働きに行けるのかどうか疑問だが、もし、できるのであればラーさんのような人は適任かもしれない。本人の頭に日本以外、韓国と言う選択肢があるかどうかも確認していないが、この辺の出入国事情を調べて見なくては、、。

朝食
ご飯と納豆。
昼食
チャーハン。
夕食
セーンカムレストランにてナムプリックとオードブル盛り合わせ、ナマズのフライ、アスパラと海老の炒め物、五目野菜炒め、牛肉のヤム。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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