旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

１０月１７日　木曜日 　　　天気は晴　

　遅れに遅れていたＴさんの「チェンマイ日記」完結編をアップする作業に没頭する。特に今回はワードで作成された表がいくつもあるので、これをＨＴＭＬ化するのに手間取る。この辺のちゃんとした知識があれば、簡単に変換できるのだろうが、私はそのような知識やテクニックを持ち合わせていない。表はテーブルを作って、そこへひとつずつデータを書き込んでいくことしか知らないのである。おまけにプリンターさえ持っていないから、オリジナルのデータをプリントアウトして、見比べ、対照しながら入力することさえできない。知っている人が見たら、なんて面倒なことをしているのだろうかと笑われてしまうであろう。

　先日まで、もうすっかり秋になったと思われたほど涼しくなったチェンマイであるが、このところ再び暑さがぶり返してきた。朝晩も冷え込むことなど無くなり、タオルケッ1枚で十分寝られる。窓も開けたままだ。そして、日中は室内にいるときには扇風機を使用するようになった。もちろん、屋外で車に乗っているときはエアコンを使う。チェンマイの気候とは分からないものである。しかし、それでも雨だけはちっとも降らない。先週までは快晴続きだったのに、街から発生したスモッグのせいであろうか、青空が白っぽくなってきた。空気も悪い。ここらでまた雨に降って欲しいところだ。

　夕方からラジオ局に入る。少し早めに行って、今日の放送の打ち合わせをする。何の話題を取り上げるかとか、流すＣＤの選曲をどうするかとか、、。今日はチェンマイの城壁跡についての話題と私が先日行って来たパイの話題を取り上げることにした。また、何か日本からのニュースが欲しいと言われていたのだが、この1週間、NHKのニュースを見れば「北朝鮮拉致被害者一時帰国」の話題一色である。局の側から、政治的、宗教的な関係の発言、民族差別につながるような発言、王室に失礼にあたる発言を厳禁されている。北朝鮮の話題は「国際政治的」なモノだし、そして日本人以外にはほとんど関心の無い話である。むしろ、インドネシアのバリ島での話題の方が、放送価値が高いが、チェンマイだって「いつ標的になる」かも知れないわけで、観光収入に頼っているチェンマイでは、あまり触れて欲しくない話題だ。結局、もっとも無難な路線を取って、タイから日本の皇太子の長女、愛子さまへ送られた２頭のゾウの話をもってくることにした。

　さて本番。今晩は前回までに比べて、電話のコールが極端に減った。そして、ほとんどが音楽のリクエストである。そんな中で、今晩は日本からのコールをもらった。もちろん、このラジオタイランドは海外向け短波放送ではないし、チェンマイのローカル局の番組なので、日本では聴くことができない。それにもかかわらずコールをいただいたのは、どうやらこのＨＰを見てのことらしい。せっかくオンエアされているのに、自分では聴くことができないとは残念のことだ。それと、取っても恐縮なことは、プロデューサーからの指示で、原則的に英語以外の言語で放送することができなくなっていることだ。きっと、この電話を下さった方も、チェンマイ在住者の方へのメッセージや、チェンマイに関する質問があっただろうと思うと、とても恐縮に感じる。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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