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11月13日 木曜日    天気は晴れ

 朝は6時半にロビー集合で朝市を見に行くことになっている。J.Travelのタイ人社長はゴルフへ行くのだそうだ。私は6時に起こしてくれるように昨晩のうちにフロントへモーニングコールの依頼をしておいた。が、モーニングコールのベルが鳴った「早安好、六点・・(おはようございます、6時です、、)」などと言っていてる。外はまだ真っ暗である。ベッド脇に置いた腕時計を見ると、なんとまだ4時半である。何だコリャ、、。どうやらここのホテルでは中国時間を採用しているらしい。もっとも、J.Travelのタイ人社長は、昨日からずっとタイ時間で通している。三者三様の時間で、もう、時間の感覚がおかしくなってきた。

 朝市は、中国の市場そのものであった。市場内の食堂で出されているのは、中国風の朝食。肉まんに豆乳、中国風のうどんなど、麺類では山西省(?)名物の削刀麺という麺生地を包丁で削ぎ落としながら作る変わったものまである。生鮮食料品を売っているところはさすがに中国人よりも地元のタイ族の人たちが多く、風呂イスよりも小さいイスにまるでしゃがみこんでいるかのように腰掛け、野菜などを売っている。市場の一角では野生動物を売っている。トンビのような猛禽類、オオトカゲ、猫ほどもあるネズミなど、、。食用かなぁと思ってみていると、中国語で話し掛けられた。「20元で良いよ」と言う。「こんなの買っても処分に困るから買わないよ」と言うと、「買って放してやりなさい」と言う。なるほど、この辺の感覚はタイとよく似ている。食べてしまっても良し、放してやって徳を功徳を積むのも良しということらしい。

 午前中はモンラー市内の見学をする。昨夜見たモンラーの町の印象はあまり良いものではなかった。この町は国境を越えて遊びに来る中国人相手の産業が発達した町で、中国ではご法度の巨大なカジノがあり、風俗店などが軒を並べている。健全な印象派まったくなかった。しかし、昼の顔はまた変わっていた。確かに中国人相手の娯楽産業の町ではあるが、インドシナ半島を凝縮したようなテーマパーク風施設があり、象やワニのショー、午後2時などという時間に上演されるニューハーフ・ショー、首長族の集落など、なんとなく家族連れで1日楽しめそうな町になっている。昼食を食べに行った食堂街も、昼と夜とで印象が違う。昨晩覗いた時は、精力を付けるメニューを看板にした店で、男たちがカラオケをガナりながら食事をしている場所であったが、昼は店の名前こそ「○○蛇餐庁」だのと言ったものだが、出される料理はありきたりなもので、食堂街を良く見てみると、四川料理、雲南料理、福建料理、山東料理、さらに内蒙古のしゃぶしゃぶまで、中国各地の料理を食べさせる店が建ち並んでいて、楽しそうである。もっとも、この山間部なんではの珍味として、野生動物も沢山まな板に載せられているようで、メニューにはセンザンコウと言うマルマジロ風の動物まで載っていた。

 昼食後、チェントンの町へ向かう。昨日通った道だが、夕方であり、素通りしてしまっていたので、帰り道は集落ごとに停車したりしながら時間をかけて走る。ミャンマーでもこのあたりはタイ族が幅を利かせていた。タイ族にもいくつも部族が分かれているようで、タイヤイ族、タイルー族、タイロイ族などとガイド氏は説明してくれるが私にはその違いがわからなかった。なんでも喋る言葉が違うのだそうだ。集落の中にはタイ族以外にも山岳少数民のものも多数見受けられた。これも私には区別が良くつかないのだが、アカ族やらラフー族などが混在しているそうである。途中、タイヤイ族のちっぽけな集落では崩れかかったような寺院を見学した。先導してくれたカーキ色の軍服を着た年齢不詳の男性は、私にはサッパリわからない言葉で盛んに何かを訴えている。どうやら寺院は雨漏りするので屋根を補修したいがお金がないのだと言っているようであった。

 チェントンには温泉が湧いている。私たちはホテルに入る前に温泉で入浴がしたい。実は昨晩も「お風呂があるよ」と案内されていたが、実際にはシャワーしかなく、寂しい思いをしていたので、今晩は是非とも入浴したかったのである。ガイドは最近新しく整備された温泉が町から3キロのところにあると言って、そちらに案内しかけた。その温泉はミャンマー・シャン州の州都タウンジーへの街道沿いにあるらしいのだが、街道を500メートルも走らないうちにJ.Travelの経営者が悲鳴をあげた。「車か壊れる!これ以上行くなぁ」とドライバーを制止した。街道とはいっても、ひどい悪路で、未舗装の土の道、轍と穴だらけの道である。結局昔からある設備の古い温泉へ行って入浴することになった。こちらも電気が通じておらず、個室式の浴室へは細いローソクを手にしての入浴であった。

朝食

モンラーの朝市にて小籠包、蒸し餃子、芝麻醤麺、豆乳揚げパン。

昼食
モンラーの食堂街「順峰蛇餐庁」にて牛肉の鉄板焼き、ニラの回鍋肉、青菜炒め、大きな淡水魚の香草の蒸し物、スペアリブの甘酢揚げ、豆腐と青菜のスープ、チャーハン。
夕食

チェントンの温泉脇の簡易食堂にて、昼ご飯の残りもの、もち米、豚肉の串焼き、インスタントラーメン。

 

 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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