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11月9日 金曜日

今週は早寝をしているので、朝早く起きられる。そして時間的に多少の余裕があるので、朝の運動に出られる。はじめは走ると左膝が痛かったが、やはり運動不足が原因だったようで、このところの運動で痛みはすっかりなくなった。そして朝の運動から戻ると、朝食はふたたびコーンフレークが登場してしまった。やはり冷蔵庫に食材を欠かす事はいけないようだ。

優泰を学校へ送りだし、その足で修理工場へビートルを持ちこむ。8時半頃になってようやく工員の顔ぶれが揃ったのかキャブレターの取り外しをし、分解清掃をはじめた。今日は10時からYMCAでタイ語のレッスンだから早く終わって駆けつけたい所である。キャブレターの清掃と組み上げは10時に終わり、後は取り付けるだけとなった。しかし、この取りつけは若い工員がやり、彼は作業になれていないのかキャブレターの取り付けネジを捻じ切ってしまった。最悪である。アルミ製のキャブレターで無理にネジを回せば当然の結果であるのに!そして、親方風に相談して、キャブレターを金鋸で切断し始めた。なんと乱暴なことを!と思っても「マイペンライ」である。カクシテキャブレターには別のネジがはめ込まれ、エンジンに取りつけられた。しかし、エンジンをかけると前よりも調子が悪くなっている。やはりキャブレターなど触らせるのではなかった。いったいこれほどの工場で、故障の原因を正確につきとめてから作業に当たると言う事をしないのは一体どう言う了見だろう。今日はYMCAへ行けそうにない。キャブレターの次ぎは点火のタイミングだろうと言って、また別の部品を分解し始めた。もう、まったく「まな板の鯉」である。

12時になると工員たちは持ち場を離れ食事に出かけたようだ。私も工場の近くの食堂に飛びこむ。精進料理の食堂のようで、バッドには作り置きの惣菜が並び、麺類もあるようだ。雰囲気としては小さな学生食堂的な感じである。バイキング食堂にも似ている。そうそう台湾には自助餐といってこれと良く似た台湾式カフェテリアがあった。私は2種類のオカズをライスに載せてもらう。料金は12バーツとめっぽう安い。店内はタイ人よりも白人の姿が目立つ。不器用にハシを使って麺類をすするものもいる。どうやら向かいのプリンスロイヤル学校の外国人教師たちのようだ。

1時半過ぎにすべての作業は終わったと言い、エンジンの調子も復調したように見えるが、前回の事があるので、私としてはまだ半信半疑だ。しかし、エアコンのコンプレッサーをつなぐベルトがボロボロになっている。2ヶ月前に交換したばかりだが、交換して2日目にベルトの解れが出てきて、1ヶ月目には亀裂も発見された。ベルトのメーカーを見るとMITSUBOSHI(日本の有名なベルトメーカー)もどきのMITSUBAとある。こりゃとんでもない粗悪品だ。そして、ベルトは今にも切れかかっている。ベルトの交換を依頼するが、正規のMITUBOSHI製のベルトだとなぜかはまらないのである。まったくふざけた話だ。親方と相談した結果、コンプレッサーとエンジンの間に滑車をひとつ組み入れて、三角形を形成して組むことにした。これならばベルトにかかる力のバランスも良くなり、ベルトの痛みも軽減できそうだ。それに何よりも粗悪品のベルトを使わなくて済む。今日は時間がないので、ボロボロのベルトをはめて、とりあえずアパートへ戻り、お母さんを乗せて学校へ行く。学校では来月のクリスマスの行事として一年生には天使の衣装をさせると言う。その衣装は自前で用意しなくてはならず、お母さんと優泰は学校の友達と一緒に衣装を作ってくれるところへ一緒に行くそうだ。お母さんと優泰は友達の車に乗って行くと言うので、私はお母さんを学校で降ろしてお役ご免となる。

アパートに戻り、警備員と無駄話をしているとお母さんと優泰が戻ってきた。まだ時間も早いし、週末ぐらいは優泰と遊ぼうと思い、優泰とプールへ降りる。今日はプールの水を入れ替えたのか、ずいぶんと水が綺麗だ。そして冷たい。30分ばかりプールで遊び、部屋へ戻って「蛍光灯二灯化計画」を実行に移す。この計画は、昼間は日光が十分入って明るい部屋だが、夜は広い部屋の天井には蛍光灯が一本しかついていない。そのためずいぶんと暗いのである。この蛍光灯をダブルリングにして、もっと明るくしようと考えたわけだ。白象門バスターミナル近くの電灯屋に蛍光灯を持ちこみ相談すると、たちまち蛍光灯をダブルにしてくれた。工賃はなし、蛍光灯管などの部品代だけ、ネジや電線もサービスしてくれた。まったく親切な電灯屋だ。さっそくアパートに帰って電源を入れてみると新しく追加した蛍光管が点灯しない。どこが問題なのかかなり悩んだ挙句、電源側とスターター側の配線が反対になっている個所を発見。うーん、タイの技術屋さんたちは、もうちょっとしっかりして欲しいと思った。

今晩の夕食に優泰はカレーを食べたいと言い、優泰にはレトルトのククレカレー甘口を温めて食べさせる。私とお母さんは小屋がけ食堂で料理を作ってもらって食べる。小屋がけ食堂で飼われている猫が怪我をして動物病院に入院しているそうだ。そしてその入院費が2千バーツ以上かかるとぼやいていた。それはそうだろう。この食堂で2千バーツを稼ぐには何日もかかる事だろうし、利益ベースとすれば何週間分となるだろう。それでも猫一匹のために治療を受けさせてあげるとは、やはり心が優しい。が、やはり大金には違いない。金銭感覚がタイ人化してきている私にとっては、この程度の金額も大金と感じているが、円で換算すればやはり6千円程度だ。日頃の食生活でお世話になっているし、私としては何とかしてあげたい気にはなる。

 

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(2015年5月からのブログ)

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