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11月10日 土曜日

体調もこのところだいぶ良くなってきた。朝の運動もかなり走れる。時間さえ許せばいくらでも走れそうだ。走り終わって部屋へ戻ると優泰はいつものようにテレビでウルトラマンを見ていた。今朝の朝食は残っていたハンバーガー用のパンにキャベツを入れたオムレツを挟んで3人で食べる。

今朝はサラセールと言うバザーが学校でおこない、お母さんは出展者として衣類などを持ちこみ販売し、その売上を山の人たちへ寄付するそうだ。8時20分にアパートを出て、学校に着くと門の前には長い行列ができている。お母さんを学校に降ろして、私と優泰はたまには定期バスに乗ってどこかへ行くことにした。ビートルは先日から入り浸っている修理工場に止めさせてもらい、バスに乗りに行っている間にエアコンのベルトの交換と滑車の組み込みをしてもらう事にした。

アーケードバスターミナルにはバンコク行きの豪華なバスから、オンボロの田舎バスまでバスの博物館のようにいろいろなバスが並んでおり、その中で比較的無難な緑色の大型バスに乗ることにした。行き先はバヤオからずっと先まで行くようだが、車掌にただバスに乗るだけだから、1時間ほどのところので乗せてくれるように言う。車内はほぼ席が埋まった状態だったが最後列は空いていた。切符はとりあえずメーカチャンまで売ってもらうことにした。メーカチャンまでは1時間半ほどだそうだから、1時間ほど乗るには十分だろう。運賃は40バーツであったが、これは大人ひとり分か、それとも大人と子供分か分からない。

バスの最後部と言うのは本当に良く揺れる。ガタガタと弾むので尻がシートに落ち着いている時がない。そして、ドイサケットを過ぎたあたりから山道となり、ガタガタに加えて大波小波と言うかユッサユッサ、ユラユラの揺れも加わった。そろそろ乗車1時間になろうとするので、前方の車掌のところへ行き、そろそろ降りたいのだが、と言った事を伝える。すると後しばらく行くと温泉があるからそこで降りれば言いとアドバイスしてくれた。

この温泉と言うのがサンカンペンの温泉と比べると、まったく大したものではない。ほとんど何も整備されていない。浴場があるわけではないし、お湯が沸いているところに囲いがしてあり玉子が茹でられる程度の施設しかないのであるが、土産物屋はすごい。無秩序に並び、通路は迷路のようである。たしかドイステープの裏にあるメオ族の村もこんな感じだったような気がする。温泉そのものは大したことはないし、この温泉のためにここへ来るのはナンセンスのような気がするが、チェンマイからちょうど1時間だし、トイレ休憩には適当な場所と見え、観光バスなどが盛んに出入りしている。優泰と私は温泉の脇を流れる小川に入って少し水遊びをする。山の水のためか冷たい。清流と言うには茶色いが、流れも速くドロドロした感じはなく心地よい。

チェンマイへの帰りのバスはいつ来るのか分からないが、チェンライとチェンマイを結ぶ国道沿いだし、バスの本数は多いだろうと国道沿いでバスを待つ。ソーセージ売りからソーセージを買う。やたらと細いソーセージを串に刺し、油で揚げて三本で5バーツだ。次におもちゃの入った袋菓子も5バーツで買う。このあたりは標高が高いので気圧が低いらしく、袋がパンパンに張っている。しばらく待つと緑色の大型バスが来る。定期バスだが私たちが手を上げても、運転手はダメダメと手を振って走りすぎていった。どうやらエアコンバスだったようで、エアコンバスは中途半端な場所からの途中乗車を認めてくれていないらしい。仮に乗れても運賃はかなり割高になるらしい。再びバスを待ち、時刻も11時を過ぎ、ようやく一般のバスがやってきた。今度は止まってくれたし乗せてくれた。やはりほぼ満席であったが、最後列だけは空いており、帰りも最後列に座ることにした。

チェンマイのバスターミナルから修理工場へ回り、ビートルに乗ってお母さんを学校に迎えに行く。12時頃に迎えに行く予定が、30分ほど遅刻してしまった。サラセールはずいぶんと活況だったようだ。しかし、こうした福祉活動にもかかわらず、学校は出店者からは場所代を取り、入場者からは入場料を取っていたそうだ。一体どう言う了見なのだろう。このところ学校の金儲け主義にはいささか首をかしげる。キリスト教系の学校と言うのは、表ではボランティアとか言いながら、こうして金儲け主義なのであろうか、、。だとしたらまったく残念な事だ。

昼食にはチキン載せライス(カウマンガイ)を食べに行く。お母さんは揚げた鶏肉を注文したが、品切れらしく茹でた鶏肉が運ばれてきた。

午後、お母さんがマッサージに行くと言うので、自転車の後ろにお母さんを乗せてマッサージ屋を探しに行く。YMCAの外国人先生たちが「マッサージはITMが一番だ」と言っているのを聞いた事があったので、ITMへ行ってみると、そこはマッサージを教えるところだそうだ。次ぎに盲人のマッサージ屋に行ったが、誰もおらず、店の奥に入って行くと流し台に女の人が立っていた。しかし、どうやらこの人は目が見えないだけではなく、耳も遠いようで、私が話し掛けても要領を得ない。こりゃダメだと諦め、こんどはノイと言う名の美容室に入る。タイ語の看板は美容室だが、英語ではタイ・マッサージと書いてある。聞くと1時間150バーツと言い、値段も妥当なので、ここでお母さんを自転車から降ろし、マッサージを受けさせることにする。

1時間後にお母さんを迎えに行くが、マッサージはまだ終わっていない。美容室の前に自転車を止めてお母さんが出て来るのを待ったが、なかなか出てこない。暇つぶしに自転車を磨く。タイに持ち込んで以来一度も磨いてこなかったので、埃や泥などがこびり付いたままになっていた。また、ところどころ錆も浮かびはじめている。お母さんが出てきたのは5時近くになってであった。また、自転車の後部座席にお母さんを乗せ、帰り道でちょっと回り道をしてソムオー(ザボン)を買う。

夕食はコカへ行ってタイスキを食べる。何だかんだ言っても、コカは安いし、従業員たちも顔見知りなので、リラックスできる。このところ飲むのはチャーン・ビールばかりだが、もうひとつ冷えが足りないのが玉に傷である。チャーン・ビールはキンキンに冷えたのが美味いと私は思っている。これに対してシンハビールはちょっとぬるめに氷をたっぷり入れて飲むのが美味い。そして、チャーン・ビール一本でほろ酔い加減となってしまった。

 

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(2015年5月からのブログ)

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