旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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7月9日 火曜日    天気は晴れ

 お母さんたちに空港内のハンバーショップでハンバーガーを食べさせる。バンコクに限らず空港内の飲食店といったのは世界共通でどこでも値段が高いものだが、このハンバーガーチェーンなどは市内では「ずいぶんとイイ値段とってやがるなぁ」と腹を立てていたのだが、こうして空港内にあると、「ここなら金額的にも割り安だぁ」と言うことになってしまう。

 お母さんを送り出した後しばらくして、再びラマガーデンホテルへ向かい、義姉たちの見送りをする。午前3時半に空港を小さなカローラのタクシーで出発。この小さなタクシーに大きな荷物と運転手を含めて大人3人と15歳から12歳までの子供3人が乗るのだから、定員オーバーの重量オーバーなのだが、運転手は運転席に座っているので、この窮屈さが判らないのか、怖いもの知らずなのか、深夜のドンムアン街道を時速140キロですっ飛ばした。

 ノースウエスト航空搭乗手続き前の検査が厳しく、カウンターに行きつくまでに長い行列ができている。こんな時間に重たい荷物を持って並ばされるのは、大変な事だ。子供たちも疲れて気力のなさそうな顔をしている。

 義姉たちを送り終えて、ホテルにもどる。午前5時半になっていた。ようやくベッドにありつけるが、まずその前に腹ごしらえをしておこうと、早朝のバイキングを食べる。まだほとんど人がいないコーヒーショップにそれでも料理だけはふんだんに用意されている。今朝もチーズとフランスパンを中心にした食事をとる。私のテーブルの斜め前にテニスラケットを持ったタイ人男性が新聞を読みながら食事をしていた。このホテルはスポーツ施設が充実しているから、たぶんそのスポーツクラブか何かの会員が出勤前に一汗かいたのだろう、、などと思い巡らせながら、その男性が読んでいたタイ語新聞に目を移すと、一面で列車爆破事件が出ていた。記事の内容まで盗み読みでははわからないが、何事だろうと思い、その男性が食事を終えて、新聞を置いたまま席を立った隙に、その新聞を拾った。見出しはヤラーで列車爆破事件が昨日の昼前にあったとなっている。ヤラーと言うのは、タイ最南部の都市で、私が今日これから乗る汽車も、そのヤラー駅を明日の朝に通過する。はてさて、大丈夫であろうか?昨年も家族旅行中にナコンラチャシマと言うタイ東北部の都市を通過した翌日、国道沿いのタイ国軍の弾薬庫が大爆発を起こして、周辺に大きな被害を与えたことがあった。3月には、マニラ空港で爆発物を所持したテロリストが、私と同じエジプト航空に乗り込もうとして、搭乗前に捕まっている。どうも私の旅行先にはいつも爆弾とかがつき物だ。そろそろ命中しそうな気もする。ドッカーンなんて。

 朝9時にはちゃんと起きてバンコクのいつも世話になっている恩義ある旅行社へホテル代を支払いに行こうと思っていたのだが、目がさめたら11時になっていた。急いでワイシャツに着替えてホテルを出発。フロントで清算をし、「タクシーのご用は?」との声に「いや結構」とかわして、表のドンムアン街道のバス停へ向かう。しかし、炎天下荷物を持ってワイシャツで歩くにはこのホテルの庭は広すぎる。いくつもの池や小川を越えて、サッカーグランドも縦断して、途中の芝生の上で小さなヘビがくねるのまで見つけて、ようやくバス停に辿り着いた。

 途中で渋滞もあったりして、バンコクの旅行社に着いたのは午後1時過ぎになってしまった。是非あってお礼を言っておきたかったH部長は、肩が痛くて立った今しがた鍼治療に出かけたところだと言うことで、留守であった。残念。H部長の奥さんに、建て替えてもらっているホテル代をお支払いする。

 スンガイコロク行きのタイ国鉄最長距離を走る特急列車は、定刻の14:45にバンコク中央駅を出発した。2等寝台は満席であった。車両は最新型ではなく、ベッドはそれほど広くない。まぁしかたないだろう。これで明日の昼前にはマレーシア国境の町に到着できるはずだ。そこで国境を越えて、コタバルの街にあるというタイ領事館へタイの滞在ビザを申請するのが、今回の目的なのだから、、。しかし、どうも、走り方が特急列車らしくない。ノロノロで、途中でしばしば停車したりする。駅に着けば着いたで、上りの鈍行列車や貨物列車との交換待ちまでする。本来なら2時間半ほどで到着するラーチャブリーの駅まで、出発後4時間近くかかっている。H部長の奥さんが「汽車は遅れたりしませんかぁ」と言って心配していたが、現実に遅れているようだ。このまま遅れると、明日のビザ申請受けつけ終了時刻(3時頃と聞いている)までにタイ領事館に辿り着けないかも知れない。

 

朝食
ラマガーデンホテルの朝食。
昼食
パンパシフィックホテル横の一膳飯屋で、チャーシュー入りのクオッティオうどん。
夕食

スンガイコロク行き特急列車の車内で売りに来たパック入りのチャーハン10バーツを食べる。恐ろしく情けない炒飯であった。食堂車の炒飯は60バーツである。値段の差だからしかたがない。

 

 


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(2015年5月からのブログ)

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