旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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8月6日 火曜日    天気は朝方は曇り 

 午前中はヒマである。TPNさんがラオスから戻ってくるのは午後2時くらいである。それまで、やるべきことといったら、ここウドンタニからノンカイの国境にかかる橋のたもとまでTPNさんを迎えに行くくらいである。距離は50キロほどだから走れば1時間の距離である。

 朝ご飯を探しに街に出てみる。タイ人で日本の事が少しは分かる人の間で言われている事に、日本の「うどん」の語源はこちらウドンタニから来ていると言うのがある。昨日から考古学づいている私は早速「うどん」のルーツにあたりそうな麺を探して市場へ赴いた。市場は大規模で、宿屋の裏にあった。近郷の野菜や淡水魚もあるが、圧倒的に肉が多い。特に豚肉。豚の頭から、足の先、ペニスまである。あまり気持ちの良いものではなかったが、特に豚の顔の皮を裏返したものを見たのがいけなかった。気分が悪くなり、食欲もどこかへ飛んでいってしまった。タイ人は農耕民族でも肉食農耕民であることが良くわかった。

 気分が落ち着いたところで、ノンカイへ向かう事にする。ビートルの始業点検をしていて気づいたのだが、後ろのタイヤがかなり磨り減っている。これからチェンマイまで1500キロ以上の距離をかなりのスピードで走り抜けるわけだし、雨季で雨に遭う事もある。磨り減ったタイヤでは安全上問題があると判断し、交換することに決めた。気になるのはお金の事だが、手持ちの現金は4000バーツ少々。タイヤは1本定価で1400バーツ。2本交換したらチェンマイまでのガソリ代大も心持たない。でも、お金はキャッシュカードで工面できるが、事故はカバーしきれない。交換するにこした事はない。ノンカイまでのドライブ途中の国道2号線沿いならタイヤ交換ができる修理屋があるだろうとタカをくくってウドンタニを出発した。

 ノンカイまで、ほとんどアクセルを踏みこまず、時速40〜50キロと言ったノロノロで走る。途中タイヤ屋を見つけては止まり、タイヤ交換を打診するが、どうも私のビートルに合うタイヤはなかなか見つからない。でも、時間はたっぷりあるので、焦らずノンカイまでノンビリ走った。走ったのは良いが、結局ノンカイまでの何軒かのタイヤ屋にはことごとく「マイミー、ハーヤーク(ナイヨ、ミツカンナイネ)」と言われ続けた。

 2時過ぎにTPNさんを国境の橋のたもとでピックアップして再びウドンタニの街へ向かう。ウドンタニの街の南側のタイヤ屋に立ち寄ったところ、「あるよ」と女主人が言った。金額的にはチェンマイより若干高かったが、安全には代えられない。早速、後輪のタイヤを交換してもらう。ここの女主人が私が日本人だと認めると「ナムミュウホウレンゲキョー」を知っているかという。「そりゃ南妙法蓮華経の文句くらいは知っているが、、、」と答えたのが不味かった。なんとこの女主人はタイ人の「学会」さんであった。タイでも学会員は沢山いると言う。そして、私に池田大作写真集を見せて、「ここになんて書いてある」と質問を始めた。女主人はアーチャーン(先生)・イケダを尊敬しているそうだ。

 国道2号線のドライブは快適であった。タイヤを交換したこともあり、スムースに走れる。常時90キロほどのスピードを維持し、太陽の照りつけもないのでエアコンの効きも良い。TPNさんからラオス滞在中の話を聞く。TPNさんは口では「そんなことないですよ」なんて言いながら、どうもビエンチャンの街であったバゲットサンドウィッチ売りのお姉さんにちょっと心引かれているようだ。どうも2日続けて通ったようだし、ビエンチャンの観光名所にはほとんど行かず、このサンドウィッチ屋にたむろしていたようだ。「うーん、独身の身が羨ましい」

 今晩の宿泊地ピマーイは7時過ぎに到着した。ここでホテルと言ったらピマーイホテルしかない。老舗のホテルだが、内容的には旅社と大差がない。エアコンなしの部屋を取る。420バーツのところを朝食をキャンセルして280バーツにしてもらう。初日の宿と同じ金額。昨夜の宿の倍額である。まぁ唯一のホテルと言う事で良しとしよう。

 夕食にはバイトゥーイと言う観光客が喜びそうな食堂に入る。昨年10月にも家族旅行で立ち寄ったことのある食堂である。料理はちょっと高めだがTPNさんとの今回の旅行最後の夕食でもある。メニューにはないところのものを何品かウエイトレスのお姉さんに注文し、どれも無難に食べ終えたところで、「サトーピマーイ」と言う地酒があると壁に書かれているのを発見。金額は25バーツ。度数は6°ほど。グラスに一杯ほどのものだろうと思っていたら、ビールの大瓶に入ってきた。グラスに注いでみると軽い発泡性である。たぶんドブロクに近いのだろう。味は、とてつもなく甘い。ドブロクの酸味もなく、舌の表面がざらつくくらい甘いのである。「うーん」と唸ってしまった。宿に帰って聞いてみると、確かにピマーイの地酒だそうで、モチ米から作っているそうだ。

 

朝食

ウドンの街で適当な朝食にめぐり合えず、持参の柿ピーを食べる。

昼食
ノンカイの住宅地にある食堂で豆腐と野菜の炒め物定食を食べる。とても美味しかったのでライスをお代わりしてしまう。スープ付きで35バーツ。
夕食

ピマーイのバイトゥーイと言う観光客向き食堂で夕食。注文したのは、豆腐と野菜の炒め物、モヤシ炒め、ピマーイヌードル(麺がピンク色のヤキソバ)。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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