旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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11月10日 水曜日 晴れ

 午前中の時間を使って3日ぶりに半公開日記を書く。この数日、職探しのことで「年齢」のことが気になるようになってきた。若いつもりでいても、肉体、特に脳みその劣化は相当進んでいるらしく、3日前に自分が何をしたのかなどと言うことをほとんど記憶していない。書くための時間より思い出すために費やす時間の方が多くなってきている。

 昼にお母さんと駅前にある西友ストアまで出かける。日々の生活の中で自転車は欲しい。ちょっとした買物など自転車があると便利だ。以前乗っていた自転車はチェンマイへ持ち込み、今回の引越しにあたって現地除隊させてしまった。つまり送料と比較して割に合わなかったので、チェンマイに置いてきてしまった。そのため、東京の家には現在乗るべき自転車が存在していない。それで西友ストアまで自転車を見に行ったのである。
 自転車は金物雑貨売り場の片隅で扱われていた。以前は専門の販売員がいて、並べられている自転車もさまざまだったが、今日見てみると、並んでいる自転車の数が少ない。さらに、専門の販売員の姿も見られない。いや、販売員など、レジに二人いるだけで、このフロアーにはお客の姿だってほとんど無い。いわゆる開店休業状態である。鍋釜、洗剤、家電売り場と見まわしても、まるでお客が入っていない。売られている商品だが、客引きの目玉賞品のように777円のフライパンや2980円のCDプレーヤーなど、ずいぶんと安い商品が並んでいて、これならチェンマイよりもずっと安いのではないかと思った。
 結局、自転車を比較しながら選べなかったので、西友で買うことを諦めた。その代わり、駅ビルにある輸入食品の専門店を覗いてみた。昔からある店だが、リニューアルして内容も充実していた。タイのインスタント食品もまるでチェンマイのミニスーパー並に充実していて、即席麺だけでもさまざまなフレーバーがある。値段も二つで100円程度と高くは無いが、しかし、チェンマイではひと袋5バーツ、つまり15円もしないで売られていたものなので、ずいぶんと割高である。お母さんは韓国の即席ビビン麺を買った。これは韓国での市販価格と大差が無いとの事で、80円ほどであった。
 帰り道、ちょっと遠回りして、駅北口周辺を歩いてみる。もともと畑の多い場所であったが、再開発が進み、新しい道路が走って、風景が一変している。このあたり、練馬区と西東京市(もとの保谷市)の境目にあたり、西東京市側では再開発が急ピッチで進み、もう7割方完成しているようなのだが、私の住む練馬区側は、再開発プランだけはあるようなのに、再開発には着手されていないのか、以前とほとんど変わらない。変わったのは雑木林が無くなって、住宅になっていることだろうか。以前畑道を舗装しただけだったような狭い道の十字路の脇に大きなイチョウの大木があり、これからの季節になると秋の青空にマッ黄色の入道雲のように聳え立ち、見ほれたものである。そのイチョウの大木も無くなって、黄色い色の二階家が建っていた。
 練馬区側にまだまだ広く残るキャベツ畑ではキャベツの収穫の真っ最中であった。手押し一輪車に収穫したキャベツを積み上げ、ひとつ100円で売っていたので、買って行く。スーパーなら400円はするキャベツである。これはお買い得。他にもブロッコリーも収穫したてを売ってもらう。大根も150円とあったが、これはもう売り切れていた。

 夕方に欠落しているパソコンのネジを買いに隣町のホームセンターへ出かける。ネジそのものは簡単に見つかったのだが、私はそのホームセンターのペット売り場で止まってしまった。子犬や子猫、ハムスターなどに混じって、小鳥のヒナたちもカゴに入っていた。まだ産毛のインコのヒナを見ていると、チェンマイのアパートへ落ちてきたばかりのピョン子がヒナだった頃の事を思い出してしまう。ズングリしていて、喉もとやお尻のあたりの毛がポヤポヤっとしか生えていなくて、、。顔の表情は、インコの脳天気風で、どこか間の抜けた顔と異なり、ピョン子はヒナの時から精悍な表情をしていた。しかし、しぐさはそっくりである。
 家に帰って、夕食の時にペット売り場でのことを話したらば、すかさずお母さんから「だけどお父さん、絶対に買って来ないでね」と先手を打たれてしまった。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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