旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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11月4日 木曜日 晴れ

 昨日のピアノ騒動がこたえて、今朝は腕から肩、背中にかけて痛くてし方がない。起きられそうになかったので、9時半過ぎまで寝坊をさせてもらう。まぁ、筋肉痛もあるが、ただ起きたくなかったと言うこともある。仕事もしていないし、起きても張り合いがないのである。真面目に職探しでもすれば良いものを、ピョン子のことが気になったりして、職探しの方向性も定まらない。それに、昨夜見た夢も嫌だった。人が見た夢の話など聞かされたくもないだろうが、夢の中で私はある中国人か誰かの宴会に呼ばれていた。そして、これから鶏を料理すると言う。大鍋にグラグラと沸き立つ湯の中に紐で縛られた鶏を生きたまま投げ込んでいた。鶏は目を白黒させながら湯に沈んでいく。回りの人たちはそれを楽しそうに見つめていた。そんな夢であった。料理なんてモノはもともと残酷なものなのかもしれない。自分がその現場を見ているかどうかだけの違いで、美味しく感じたり、おぞましく感じたりするのだから、勝手なものである。いっそのこと、我が家は菜食主義者になろうかとも考えてしまうが、情緒的な面よりも、経済性を優先させざるおえない環境のため、昨今の野菜価格高騰につき、当面は菜食主義になるのは困難と判断する。

 先週より依頼されている旅行会社向けチェンマイ長期滞在販売支援企画書にようやく着手する。もちろん、依頼を受けたときから企画の構想を考えはじめていたが、実際に作り始めてみないと、構想などいつまでたっても肉がついてこない。だいたいの方向性だけを考え、作りながら考えることにして机に向かう。ベランダに面した机からは、窓越しに隣の家の青い瓦が見え、その先に、瓦よりかはもう少し水色に近い青空が眺められた。キーキーと鳴き交わしながら飛んで行くのはモズであろうかそれとも尾長鳥だろうか?鳥、鳥、鳥と考えているうちに、チェンマイで行方不明になっているピョン子のことを考え始めてしまう。これで1週間になったわけだ。先日ジョン君から「ピョンを見かけた」と言う連絡を受けてからも今日で3日目、その後またピョンを見たと言う情報も届かない。ちゃんと餌を食べるすべを身に付けておいてくれたら良いが、もし自分で十分な餌を食べられないでいたら、そろそろ体力的な限界になっているはずである。何としても今一度「ピョンが元気に飛び回っていた」と言う目撃情報が欲しいものである。と言うことで、企画書作りはあまりはかどらない。

 日本に戻ってから、毎日優泰に鉄棒の練習をさせに近所の児童公園にまで連れて行っている。始めたばかりの頃は前回りもできなかったのだが、最近ようやく前回りだけはできるようになってきた。それで、着地の際にはドシーンと言う地響きを立てて、落ちてくるので、鉄棒直下の地面は少しくぼみ始めている。目標は逆上がりができるところまでなのだが、目標まではまだまだ遠そうである。何よりも身体が重過ぎ、それでいて基礎体力が無く、運動神経も未発達である。チェンマイのインターの学校に通っている時に、一体どのような体育授業を受けてきたのか知らないが、日本の小学校ではまるで通用しないレベルのようである。もちろん優泰の場合、球技もダメである。その前回りもようやく30回ほど回れるようになり、付き合うほうもそろそろ次のステップを考えなくてはならなくなってきた。数だけ増やしても目が回るばかりである。前回りから逆上がりに進化させるにはどうしたら良いのだろうか?

 今晩の晩ご飯はカレーライス。今朝の夢の続きと言うわけではないが、野菜カレーである。本当は夕方近所のスーパーへカレー用の豚肉を買いに出たのだが、1パック360円と言う値段に購買意欲が萎えてしまったのである。何グラム入りかは分からないが、一食分くらいであろう。それを3人家族で食べてしまえば、肉代だけでも一人120円になる。これならレトルトのカレーを買った方が安いと判断。レトルトのパックに手を伸ばそうとしながら、菜食主義者の多いインドでは野菜カレーこそが一般的ではないかと言う屁理屈がよぎり、結局ニンジン、たまねぎ、ジャガイモの比較的安い根野菜だけカレーとなった。肉無しでもゴロゴロ野菜がたっぷり入っていて美味しい晩ご飯となった。やはり菜食主義への道は、開かれていたのかもしれない。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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