旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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11月3日 水曜日 晴れ

 本日は文化の日と言うことで祝日である。就職先がいまだに見つからず家でフラフラしている身には、祝日も平日も関係ないようなものなのだが、我が家で唯一社会生活をしている優泰だけは、学校が休みと言うことで、平日との違いを感じる。

 さて、本日はお母さんからの言いつけで、またまた江戸川の向こうにある義姉の所へ行かなくてはならない。しかも、荷物の積めるワゴン車をレンタカー屋で借りて行くのである。なぜワゴンかと言うと、義姉の家で不要になった電子ピアノを我が家に持って来たいのだそうだ。私は当初そのことに大反対であった。今だって賛成などしていないが、お母さんを敵に回して言い争ったって、勝ち目がないことを良く心得ているので、一応私は「ピアノを持って来ることに反対だ」と言う意思表示だけをして、渋々レンタカーを借出した。しかし、この公開日記上で多少の反撃をさせてもらうと、現在でもチェンマイから持ち帰った荷物が狭い家の中に散乱していて、完全に収用能力を越え、床面積上からもこれ以上何かを持ち込めば、我が家から居住スペースは消滅し、家ではなくて倉庫となってしまうではないか、、。それなのに必要もないピアノなどどうして持ってくるのか!

 しかし、公開上での反撃など、ブッシュとケーリー以外のマイナー候補の選挙演説ほどの影響力もなく、私はワゴン車のハンドルを握ることとなった。そのワゴン車なのだが、レンタカー屋に私の国際免許を提示したところ、「日本人の場合は国際免許じゃ困るんですけど」と言われてしまった。しかし、日本の免許が失効しているし、タイから帰国したばかりなのだと説明して「じゃあ、今回はイイですけど、他の営業所だと利用できないこともありますから、、」と認めてもらった。
 さらにワゴン車なのだが、なんとオートマ車なのである。日本ではオートマなんて当たり前かもしれないが、チェンマイではオートマのワゴン車なんて見たことがない。はじめどうやって運転するのかわからず、係員に操作方法を教えてもらうことになってしまった。また、走り出してからもウインカーを出そうとしたら、ワイパーが動き出してしまった。(コレはビートルのクセが付いていたからでオートマとは関係がない)

 休日と言うことで、都内の交通はスムースであった。特に渋滞することもなく、快晴の空の下、昼前には義姉の家に着いた。昼食時と言うこともあり、義姉は昼食の用意をしていた。「優泰が好きだから、、、」とまたも焼肉である。私は焼肉などあまり好きではないし、肥満体の優泰も動物タンパクの取り過ぎは良くないと思うのだが、どうしても来客の歓迎には焼肉となってしまうらしい。これが韓国人的な発想なのかもしれないが、まぁ歓迎してくれているのだから感謝しなくては、、。

 大きなワゴン車で来たこともあり、義姉の家から持ち帰るものは沢山あった。ピアノ以外に衣類、食品、ゴムホース、オーブンレンジ、自転車の空気ポンプまで、、。これらを運び出すと「いゃー、部屋が広くなったぁ」と義姉が言った。どれも我が家が今必要としているものではないのだが、、。
 電子ピアノはヤマハのクラビノーバと言うもので、電子ピアノのクセにやたらと重たかった。一体何10キロあるのだろうか?こんなものを持ち帰ってどこに置くと言うのだろうか、、。そう思いながら帰り道を運転し、皇居前、外堀通りで出る丁字路を右折するとき、荷物室で凄い音がした。祝田橋の近くで車を止めて確認すると、ピアノがひっくり返っていた。ロープをかけていなかったので、遠心力で倒れてしまったのだろう。もっとも、荷物室には衣類やダンボールなどぎっしり積まれていたので、ピアノ自体に外傷はなかったようである。

 3時半に我が家へ到着。ピアノの運び込みをする。作業人は私とお母さんの2人、体力、筋力ともまるできないお母さんをかばいながら、ピアノを運び込むので、余計に疲れてしまった。さらに、1階に2間ある我が家だが、1つはフローリングになっていてピアノを置けそうだが、巨大な応接セット用ソファーがデーンと置かれていて、ピアノなど置くスペースなどない。「和室のほうに置けばイイじゃない」とお母さんが言ったが、四畳半サイズの和室にピアノなど置いてどうすると言うのか!今だってコタツが占領中なのに、、それにこんな重たい物を置いたら畳が傷む。
 結局、2階へ上げることになった。そのままでは大き過ぎて階段を上らない。そこで、ピアノを分解して持ち上げることにしたが、分解しても本体部分はとんでもなく重たくて、私は一発で腕と足が筋肉痛になってしまった。2階の洋間になんとか収まったピアノだが、木造で古いボロ家である。こんな重たい物を2階に置いたら、地震のとき家が倒壊する原因になってしまうのではないだろうか?

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(2015年5月からのブログ)

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