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パタヤからチェンマイへ

12月31日 月曜日

ホテルの朝食会場は今朝も韓国人グループでいっぱいである。バイキングには山盛りのキムチあるが、タッパーにキムチを持参しているグループもいる。韓国人も中国人も日本人も基本的に顔かたちが似ているが、集団となると一体どこのグループかは一目瞭然だ。特に韓国人グループの特徴は、やたらと大きなサンバイザーを着けている女性とフィッシィングベストを着用している男性が目印だ。

ホテルのチェックアウトが12時なのでそれまで優泰とプールで遊ぶ。朝食会場にあれほどいた韓国人グループはプールサイドにはおらず、タイ人と中国人の家族連ればかりだ。ロシア人もちらほら見られる。チェンマイに来たばかりの頃の優泰はプールでもちょっと深いところは怖がって尻ごみし、顔にちょっと水飛沫がかかっただけで泣いていたのが、今では「犬かき」で3メートルくらいは泳げるし、ふざけて水に沈めてもニコニコ笑いながら「ヤメテヨ」と言える余裕ができてた。タイに来て何時でもプールに入れる環境があると、こうも成長するものかと感心する。正直なところ、私は小学校の三年生までまるで泳げなかった。夏休みに岩手県の温泉付き国民宿舎に1週間くらい滞在している時に、温泉のお風呂で遊んでいるうちに「犬かき」を覚えたものだった。

チェックアウトを済ませて、バスターミナル近くの食堂に入る。質素ながらオープンエアの明るい食堂であった。バスターミナル近くの立地と言い、それほど期待をしていなかったが、味付けはとても良かった。特に優泰用に注文したカイヤッサイ(タイ式オムレツ)は玉子の皮がふっくらしておりとても美味しかった。こんなところで細々と営業しているのがもったいないくらいであった。

バンコク行きのバスで私は白人男性の隣に座った。彼は私よりも小柄で足も短いのだが、いかにも窮屈そうに座り、私の方にまで足を広げてくる。そしてエアコンの吹き出し口を私の方に向けてくる。私が吹き出し口を別の方向へひねるとまた私の方へひねり戻してくる。変な奴だ。

バンコクに到着してからフジスーパーへ寄ってみる。旅行中お母さんは「おでん」と「鯛焼き」を食べる夢を見て、無性に鯛焼きが食べたくなったそうだ。まぁおでんならばちょっと高いがチェンマイでも紀文のおでんがスーバーで売っている。しかし、鯛焼きはなかなかお目にかかれない。バンコクのフジスーパーならバンコク在住の日本人相手にしているスーパーなので鯛焼きくらいはあるだろうと考えたのだ。スーパーの入り口には日本のスーパーと同様に「たこ焼き」の屋台まで出ている。店内を物色すると「ヤマザキパン」のコーナーがうあって、そこに鯛焼きもあるし銅鑼焼きも大福モチもあった。値段もひとつ10バーツちょっとと手ごろである。

バンコクからチェンマイへの汽車は7時40分発の寝台特急ナコンピン号である。乗車してすぐに食堂車へ挨拶に行く。顔見知りのスタッフたちが営業準備をしていた。今回の旅行で気づいた事だが、食堂車がみんな新型のエアコン付きになっている。今までは新型のステンレス車体の寝台車の中で食堂車だけが旧式の半木造客車だったのに、、。タイの汽車も少しずつ進歩しているようだ、それに世界的にも食堂車をつなげた汽車が減ってきている中で、こうして新造の食堂車があるとは貴重な事でもある。が、食堂車のスタッフは「食堂車も禁煙になったので客が減った」とぼやいていた。

今晩も優泰は寝台の上段で寝るという。

 

1月1日 火曜日

午前3時前、関節の痛みと、熱っぽさで目を覚ます。どうやら風邪をひいてしまったようだ。あのパタヤからのバスのエアコンがいけなかったようだ。眠れないまま車窓を眺めていると、普段は真っ暗な車窓の風景が、あちこちで灯が灯っているのが見える。良く見ると酒盛りをしているようだ。新年の祝いの酒盛りだろうか、、、。

注ぎに目を覚ますと7時半であった。なんだこんな時間なのにまだ外は暗いのか、、。と思ったらクンタントンネルの中で、すでに優泰もお母さんも起きているようだ。寝台車の中で私が一番寝坊をしたようだ。他の寝台は座席に変って、食堂車からの出前が盛んに通路を行き交っていた。

8時半すぎに無事チェンマイへ到着。

アパートへ戻り、正月なので日本の吟醸酒でお屠蘇をし、モチを焼いて海苔を巻いて食べる。お母さん待望の「鯛焼き」を食べるが私が良く確認しなかったため「鯛焼き」の中身はアンコではなくクリームであった。

 

やはり、風邪をひいてしまったようだ。朝食後ベッドに倒れこんで昼過ぎまで寝こみ、お母さんが「そろそろお腹が空いた」との声に起こされて、昼食を買いに出かけ、また眠り、夕食は向かいのコカへタイスキを食べに行く。今晩はコカも満員御礼で、庭先にまでテーブルを出しても満席の盛況ぶりであった。


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(2015年5月からのブログ)

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