旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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7月31日 土曜日    天気は晴れ

 帰国を決意したものの、まだ肝心のいつ頃帰国するかの計画を立てていない。でも、取りあえず、準備だけでもはじめなくてはと考えたのだが、それと関係するのか関連性が疑問ながら、ミニバイクが故障したままになっているので、修理しなくてはならないと考えた。まぁ、このポンコツのミニバイクだが、欲しがる人が結構いる。K.K.トラベルの経理も「タロー、私に売ってよ」と言うし、ワタノーでの補講の受講生も「タロー、要らなくなったら譲ってよ」と言う。まぁ、みんな二束三文の金額を期待してのことだろうが、故障したままでは、一文にもならないので修理へ出すため修理屋まで引っ張っていく。しかし、生憎修理屋は休みであった。また同じ道をミニバイクを引きずって戻るのも面倒なので、修理屋のシャッターの前に置いてきた。

 ミニバイク以外に自転車も埃を被ったままで、タイヤはパンクしたままである。埃を払い、タイヤに空気を入れようとしたが、空気入れがバカになっている。どうやらパイプの接合部分のゴムの品質が悪いらしく、空気が漏れて、チューブにはちっとも空気が送られない。まだ買ってから何回も使っていないのに、まったく困ったものである。簡易にゴムのパッキン部分を交換して、応急処置をし、なんとか自転車が走れるようになった。今日は自転車通勤をすることにする。

 昨日からの懸案であるラオス航空の予約であるが、今朝になってもまだ一席取りきれていない。ラオス航空の事務所に再々度でかけていき、交渉をする。ラオス航空の端末担当の女性スタッフはルアンプラバンへ昨日の飛行機で行ってしまって、所長さん一人がいた。ラオス航空の予約端末を確認したが、本当に満席のようだ。全然空きがない。予約者名簿を打ち出してもらい、予約者全員のデータをしらみつぶしに点検する。そうしたところ、ある代理店からの予約者がまだ予約だけして、航空券を購入(発券)していないことを発見した。もう出発の前日であるし、この時点で航空券の発券がされていないと言うことは、キャンセルになる可能性が高い。そのキャンセルへ無理やりねじ込めば、ニュージーランドのカップルは晴れて母国の古都ルアンプラバーンへ飛べるわけだ。その予約をしている代理店とも親しく、この代理店はK.K.トラベルが航空券を卸している代理店である。筋を通して話をすれば、この席を譲ってもらえるだろう。私は大急ぎでK.K.トラベルへ戻った。

 10時過ぎにそのカップルがやってきた。「予約は取りた?」と言うので、「今まさに、その予約を取る最終段階ですよ」と誇らしく応えた。しかし、切符の説明をしているうちに、なんだか話しがおかしくなってきた。こちらが手配したのは、ルアンプラバンからビエンチャン経由でバンコクへ飛ぶラオス航空の格安航空券である。その事は昨日も説明し、ビエンチャンで乗り継ぎのために一泊することも了解を取りつけていた。しかし、「せっかく、ルアンプラバンに行くのに一泊しかできないのは嫌だわ」と言う。が、3日目にはバンコクのホテルを予約してあるから、バンコクへ行かなくてはならないそうだから、これ以外に方法はない。「ルアンプラバンからバンコクまでバンコク航空の直行便を利用したいのよ」と言うので、なるほど、お金よりも時間が大切なのだと私は理解した。そして、そのように手配し直しをする前に、金額の確認をした。そうしたら、「そんなに高くなるのはおかしい、同じ料金で良いはずでしょ」と彼女は騒ぎ出した。無理な話である。金額的に2千バーツ以上の差が出る。
 彼氏側は私の説明を理解して、彼女をなだめようとするが、どうにも止まらないらしい。「イイワヨ、私たちは船で行くのよ、その方が安いんだから」と言う。「そうですか、それでしたら、今すぐに国境の町へ向かったほうが良いですよ、ルアンプラバン行きの船は朝出発ですから、そうすれば明日の夕方にはルアンプラバンに着けますよ」と親切心から説明したつもりだったのだが、「ダメよ、もう今晩のホテルは予約したんだから、嘘ばっかり言って、ちゃんとインターネットで調べて、ルアンプラバンまで5時間で着くって事知ってるんだから」と抗議を受ける。
 なんだか、3回もラオス航空に談判に行ったのがバカらしくなった。何とかしてあげようなどと言う気持ちを起こさなければ、私も彼女もお互いに不幸なすれ違いにならなかったのかもしれない。彼氏の方は店を出るときも「キャンセルはちょっと待ってくれよ、彼女を5分で説得するから」と言っていたが、結局1時間待っても2人は戻ってこなかった。私はラオス航空へキャンセルのお詫びをした。

 定食屋90番のご主人が、「ワリィけど、チィッと予約の変更してクンナイかなぁ」と言ってやってこられた。現在予約している内容を1週間くらい繰り上げたいと言うのである。それも週明け早々の出発にである。しかし、行きは問題なく予約が入るものの、タイへ戻るタイミングが、ちょうどお盆休みにぶつかり、予約変更にちょっと手間取る。
 予約端末のキーボードを叩きながら、世間話をする。「えーと、店は新装開店したんでしたっけ」と聞いたら、「それが、二転三転して、延期になってんのよ」と言われる。なにか段取りで手間取っているのかなぁと思ったが、それにしてはニコニコ顔である。「いゃね、急に売れちゃったもんで」と言う。過去にも何度か売却話が出ては、潰れている経緯がある。しかし、今回は「本物だよ」と言われる。そうか、「これでとうとう定食屋90番も幕引きかぁ」と思う。「こんどはさぁ、プロの料理人がやるから、美味いものが出せるはずだよ」とも言われる。と言うことは、今まではなんだったのかと言うことにもなりかねないが、その本人が言われるのだから、正直なところなのだろう。

 夜8時に自転車のペダルをこいで帰宅する。無灯火である。自転車のダイナモ式ランプは、アパートの駐輪場に止めている間に、誰かに取り外されて盗まれてしまった。まったく、こんなものまで盗む連中がいるとは、ご苦労なことだ。

朝食
ご飯と北タイ風の竹の子のスープ。
昼食
モヤシ炒め。
夕食
韓国式ジャージャー麺(チャジャンミョン)。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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