旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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6月30日 水曜日    天気は曇り 朝方と午後に一時雨

 さて、プーケット行きを前に、私自身のプーケット行きの手配を何もしていない。まだ、迷っているところがある。プーケットまでの交通費だってバカにならない。しかし、行かなくてはならない。バスで行けば安いが、時間がかかりすぎる。悩んだ結果、今晩の夜行バスでバンコクまで行き、明日の朝のバンコク発プーケット行きの飛行機に乗ることにした。帰りも、家族3人で、旅費も大変な金額になるので、バンコクまでは飛行機、バンコクからは夜行の2等寝台車でチェンマイへ戻ることにして、切符の手配をする。タイ航空の電子航空券プロモーションは6月末で終了し、7月からは一部内容を変更して継続となった。しかし、変更の内容と言うのが、ずばり値上げであるのは財布に痛い。

 日中にはワタノーでの授業をおこない、昼は学食で生徒たちに混じって昼ご飯を食べる。生徒たちの授業の受け方で何点か気になるところがある。まじめにしっかりやる生徒は実に誠実に授業に参加しているが、はじめからまるで参加している意識の薄い生徒も半分近くいる。これは私のクラスに限った問題では無いようで、他の先生にも相談したことがあるが、「やる気の無い生徒は仕方が無い。やる気のある生徒の邪魔になら無いようにすべきである」と言う指導を受けた。完全に落ちこぼれを容認している。そうしたことがあるからか、昨年のクラスで悩んだカンニング問題も、発生するのであろう。しかし、私のクラスに限っては、落ちこぼれや脱落者を出したくない。学校の方針としては、大学受験科目として使える日本語の授業を求められいているが、私が教えたいものは、日本と日本語に親しみを生涯感じてもらえるような、授業である。そこに落ちこぼれや脱落者があって良いはずが無い。むしろ、普段、ドロップしかかっている生徒でも、私のクラスだけは楽しく参加して欲しい。
 しかし、遊んでいるだけや、私が滑稽なタイ語で説明をして苦笑を買っているだけでは、勉強にならないので、日本での勉強方法と同じように「書いて覚える」と言うことをさせてみた。私が黒板一杯に日本語の簡単な文例を書き、それを書き写させ、仕上げにそれを読ませる。と言う勉強方である。ところが、日本語用のノートを持参していない生徒が半数近くいる。別にノートなどどんなものでも良いが、紙の切れ端などに書かれていたら、書いただけで終わってしまい、帰宅後の復習をしてもらえない。次週にも、勉強したことが引き継がれない。ちゃんと専用のノートを買い揃えるように指導すべきかもしれない。

 夕方、来月のツアー手配に関して、西洋人キリスト教関係者と打ち合わせをする。来月もチェンマイはオフシーズンと言うことになっているが、欧米や日本が夏休みシーズンに当たるため、団体ツアー客は非常に多い。この打ち合わせも、キリスト教関係者の国際ミーティングをチェンマイで開催し、その参加者に対してツアーを斡旋すると言うものである。が、正直なところ、私はこの手の西洋人との交渉が苦手である。なるべく安く上げたいという希望は十分に理解できるのだが、安い以上の内容を求められても限界がある。ツアーのプログラムのひとつ、メーピン川でのディナークルーズに関して、料理は団体メニューではなく、アラカルトで注文したい。数日間に及ぶ研修期間中、毎食タイ料理ばかりを食べさせられるので、西洋料理のメニューを用意するように。ディナークルーズと言う名に恥じない内容にするように、、などなど。聞いているうちに、なんだか、やる気が無くなってきてしまう。ディナークルーズと入っても、ホノルルや東京湾のディナークルーズではない茶色いメーピン川である。しかも、予算は300バーツ。どう転んでも、この中の要求にひとつとして応じられない。研修中に「予算の都合上」毎食タイ料理を食べなくてはならないのは、こちらの責任ではない。
 ツアー用の大型貸し切りバスの手配に関して、混雑時のため、事前にバス会社へバス代を払わなくてはならない。しかも、7台分である。その支払いに関しては、なかなか前金で払うし言ってくれない。各国から研修参加者が集まってから募集するので、何人集まるかわから無いので、払えないと言う。まったく、困ったものである。では、予定人員が集まらなかったらどうなるのか、、。K.K.トラベルが立て替えたお金は、どう補償しくれるのか?その点に関しては、「自分たちの責任ではないと思う」と交わされてしまう。
 私はバス代に関して、再度研修主催者へ請求書を送ってみることにしようと思う。もし、次回も同様に「今の段階では、払える段階ではない」と言われるようならば、今回のツアーは断らせてもらうことにしよう。7台分のバス代などで焦げつきが出たら、大変なことだ。

 7時過ぎにピョンを獣医さんの元へ連れていく。たかが小鳥なれど、なんとなくピョンを1羽、獣医さんの元へ残して行くことに後ろ髪を引かれる思いがある。私たちが帰ってくるまでピョンは元気にしているだろうか?寂しくしていないだろうか?ちゃんとご飯を食べさせてもらっているだろうか?と、次々に否定的な思いがこみ上げてくる。実は、昨日今日と、ピョンの世話をするために私はピョンをK.K.トラベルやワタノーへ連れまわしている。そして、今晩から獣医さんのところへピョンを預けるのだと言う話をすると「そんなにお金を払うなら、自分に預けてくれよ」と言う連中が何人もいた。が、彼らの飽きっぽさと忘れっぽさを、知っているので例え、お金をもらっても彼らに預けたりなどしたくない。K.K.の経営者は「そこらにいる珍しくも無い鳥に、なんでそんなにお金を払うの、もったいないねェ。ウチのメイドに世話させるから、そのお金私に頂戴よ」と言う。私も人に負けないくらいケチを地で行っているが、ここの人たちと言うのは、ただのケチだけではなく、欲張りでもあるようだ。もっとも、それを良く自覚しているからか、「ケチ」と人から言われることを異常なくらい嫌う人たちでもある。その点では、この獣医さんのように、あちこち調べた挙句、自分で面倒を見ましょうといってくれたのは、ありがたいことである。

 チェンマイ発のバスは夜9時発の予約である。しかし、数日間留守にする関係で、留守中の段取りなどでK.K.トラベルから帰宅したのが8時半近く。急いでシャワーを浴び、衣類などをビニール袋に詰めこんで、慌ててアパートを出てバスターミナルへ向かう。旅行用歯ブラシセットがどこにあるか見つからなかった。まぁ、どこかで買えばイイかぁ。

朝食
味噌ラーメン。
昼食
ワタノーの学食にてモヤシ炒めと卵焼き。
夕食
鶏肉の生姜炒め。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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