旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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6月28日 土曜日    天気は曇り ときどき雨

 優泰の補習校があるとホッとする。このところ優泰の勉強に付き合ってきて、ストレスも頂点に達しつつあったので、補習校に勉強を任せて開放されるのは実に精神開放になる。しかし、その反面、弁当を作らなくてはならないのが厄介だ。一日中優泰と付き合っているので、買い物に出かけることも億劫になり、弁当のオカズがないし、ご飯も炊いていない。優泰には申し訳ないがありあわせのものを詰め込んで弁当とする。

 優泰を補習校に送り込んだ後、郊外の巨大スーパーへまわって、本棚を物色する。家具店ほど品揃えがあるわけではないが、価格は安い。安いと言うより安物を扱っている。我が家の現状は、あちこちのテーブルや棚に優泰の本やノート、プリント類が積み上げられて、大変に見苦しい。私としてはこれらを一箇所に集めて、お母さんがタイへ戻って来るまでに、部屋の中の雑然とした様子を改善したいと考えている。家の中が雑然としているから、優泰もモノを片付けたり、落としたものを拾うと言う習慣が欠如しているのだろう。家の中が綺麗になれば、嫌でも散らかしているのが目立つだろうし、性格改善にも役立つと思っている。そのために、優泰の本などを一箇所に収納できる本棚が必要と考えたのである。
 やはり、大した本棚が売られていない。より安物を売っていると思われるマクロと言う巨大スーパーを初めに見学したが、展示されている本棚の中には、亜鉛版剥き出しの、工具棚と思しきモノくらいしか並んでいない。他には飾り棚か、ロッカーのようなものばかりであった。続いてカーフー(カールフール)へまわってみる。こちらはマクロに比べるとずっと洗練されている。店内は広く明るく、しかし、売られている家具類はやっぱり寂しい。そんな中で、とりあえずこれなら使えそうだと思える安物の本棚を見つけそれを買うことにする。分解された状態でダンボール箱に詰まっているのだが、重さが18キロもある。アパートまで持ち帰るのに一苦労する。

 アパートで本棚を組み上げる。実にチャチな作りの家具で、木目調に見える部分は、合板に木目印刷の薄紙を貼っただけで、付着していたセロハンテープを剥がそうとしたら、木目ごとはがれてしまった。それでも、完成すればそれなりの本棚に見えないこともない。価格は800バーツほどであったから、円換算で2,500円にもならないだろう。外食3回分くらいの値段で、散乱した優泰の本などを収容でき、優泰の乱雑癖も直せるとしたら安い物である。まぁ目論見どおりになるかどうかは疑わしいところもあるが、、、。

 本日は補習校の一学期の終業式の日である。優泰も成績表をもらってきた。成績のほどは、まぁインターでもらって来たものよりかは多少良いが、「もう少しがんばろう」がいくつも並び、あまり誉められた成績ではない。しかも、先生のコメントは厳しく、授業中に騒ぐこと、教科書やカバンを床に落としたままにしていること、立ち歩いてしまうことなど、問題点が羅列されている。どれも頭の痛いことばかりである。なんとか、この夏休み中に、素行を改めさせなくては、、。

 優泰は算数の計算をするのにいまだに指を使わないと上手く答えが導き出せないので、この夏休み中に計算ドリルでもさせて計算能力をつけさせようと思っていた。しかし、我が家には適当な計算ドリルがない。漢字ドリルは何冊かあるのだが、計算は一冊のみで、それはすでにやり終えてしまっている。そこで、ネットで検索して、自動的に小学校2年生レベルの計算問題を作成するフリーソフトを探してみる。この手の教育ソフトはシェアウエアでは結構あるものの、フリーというものはなかなか見つからない。そんな中で、対戦ゲーム感覚で計算問題を解いていくといったフリーソフトを発見。これが、なかなか良くできていて、まず私がゲーム感覚で楽しそうにやって見せ、優泰の関心を引き出させ、「ちょっと僕にもやらせてよ」と言い出すまで、演出する。そして、優泰がその言葉を吐いた後も、ほんの少しじらさせてから、交代して計算ゲームをさせてみる。この作戦は上手く行ったようで、その後1時間半ほど計算ゲームに熱中して、合計で150問ほどの足し算と引き算の計算をやっていた。

 夕食にはカレーライスを作る。我が家には日本から持ち込んだカレールーのストックがまだあるが、お母さんがいないときに使ってしまうと勿体無いので、カレールーから手作りすることにする。小麦粉をフライパンで炒め、油で伸ばした後、タイ製のカレー粉を加え、ペースト状にする。一般的にタイのカレーは辛くないと言った印象を持っている。俗に言うタイカレーは唐辛子が効いてやたらと辛いものがあるが、日本で言うカレーもタイにはあり、カニのカレー炒めなどの料理でカレー粉は使われている。そして、それらの料理はカレーの香りはしても辛さがほとんどない。そこで、このペーストに私は一つまみの唐辛子粉を振りかけた。具の野菜類だが、乾季の時は気温が高くても冷蔵庫に入れなくても保存が効いていたのに、最近は涼しいのに湿度があるせいか、野菜類を冷暗所に置いただけではすぐに腐ってしまうようだ。いくつかのタマネギがダメになっていたし、枝豆は壊滅していた。ジャガイモなど元気な芽を出している。
 出来上がったカレーだが、唐辛子を加えないほうが良かったのか、優泰は「ちょっと辛すぎて、、」と言って3分の2くらい食べてギブアップした。一方私には、まるで辛味がなくて、更に唐辛子粉を増量しないと口にできない味であった。まずくはないが、コクに欠ける。やっぱり日本で売られている市販のカレールーはメーカーが良く研究しているのだなぁと思い知る。鍋いっぱいに作ったカレーを今日明日の2日間で私が食べきらなくてはならないのかと思ったらゲップが出そうになった。

朝食
豚挽き肉入りのお粥(小屋がけ食堂)。
昼食
インドネシア製即席ミーゴレン。
夕食
手製のカレーライス。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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