旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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7月27日 土曜日    天気は曇り 午後に雨

 バスは6時過ぎにはチェンマイ・アーケードバスターミナルに到着した。バンコク周辺で渋滞に巻き込まれたりしたし、到着は7時頃になるだろうと思っていたのだが、ずいぶんと早い到着だ。乗合ピックアップトラックに乗ってアパートに戻って午前7時。

 やはりチェンマイに帰ってくるとホッとする。テレビを見たり、パソコンを叩いたりしながら午前中をダラダラと過ごす。夜行バスで帰ってくると、やはり体の中に疲れが残っている感じがする。寝台車で来ても疲れが残っているから、これは寝れるかどうかではなく、たぶんただの旅の疲れなのかもしれない。午後から昼寝をすることにした。

 昼寝の最中に電話のベルで起こされた。また、スコールが来たのか窓を打つ雨音でも起こされた。でも、またすぐに眠れたので、起き出したのは午後5時過ぎになってである。
  スーパーへパンと即席麺を買いに行き、戻って来てからシャワーを浴びる。午後にスコールが来たからか、少し寒い。水でシャワーをするにはちょっと冷たすぎる気がしたので、温水器を使ってシャワーをする。

 NHKのテレビを見ていたら、不況に苦しむ零細工場のドキュメンタリーをやっていた。チェンマイにいても、テレビをつければ日本の景気の悪いことはわかる。しかし、このところ私もタイ人化が進んだのか、「日本は金持ちの国」と言った印象がついてしまっている。不況で苦しいと言っても、日本人の暮らしは豊かだし、貨幣価値もまるで違う。そんな風にだけ捉えるようになっていた。しかし、この番組を見て、現実の日本を再認識し、私の立場も見つめなおすことになった。工場が倒産。工員達が金を出し合って自主操業をしている。下請けなので、お金の回りも自由が利かない。費用の支払いを終えると銀行口座にはほとんど残金が無い。それに賃金カット。月給が5万円などと聞くと、耳を疑ってしまう。日本で5万円ばかしで生活ができるものだろうか?他人事ではない。私だって失業者なのだから、、。チェンマイにいて、暮らしているからこそ、このような辛酸を舐めずに済んでいるが、もし日本にいたとしたら、就職先も決まらず、かなりあせったり、イライラしたりしていることだろう。貯金だってもうだいぶ切り崩してしまった。
 工場の生き残りの道は、高い技術力で、少量でも高品質のもので、中国や東南アジアとの競争に勝ち抜いて行くと言っていたが、今の時代、日本のどこの工場でも合言葉は同じで「少量、高品質」である。しかし、みんなが高品質であれば、たとえ高品質でも、価格競争に陥って、「少量、高品質、低利益」となって、さらにお金が回らなくなってしまうのではないだろうか? 勝ち抜くには「独創性」こそが重要だと思う。創造力がなくては、価格で勝負する意外無いのだから、、。振り返って見て、ではいったい自分には、自分を売り込めるだけの創造性がどれだけあるのだろう、、、。日本に帰っても、職探しは難しそうだ。

 テレビを見ていたら夜8時になってしまった。「そろそろ晩ご飯でも食べなくちゃ」と小屋がけ食堂に向かった。しかし、すでにおばさんは店を閉めて、向かいの店のおばさんとテレビを見ていた。ならば、しかたない、ステーキバイキングの店にでも行って、鶏肉のソテーと生野菜でも食べようかと自転車で堀端へ行ってみるが、ここも閉まっている。普段は夜8時頃が一番繁盛する店なのにどうしたのだろう。69バーツで食べ放題では採算が合わなくて廃業してしまったのだろうか?
 結局、むかし家族で食事をとったことのあるちいさな食堂に入る。店の看板はシーフードとなっており、席につくと英語のメニューを持って来てくれたが、私は英語のメニューとは関係無しに、青菜の炒めものと青唐辛子炒めライスを注文した。青菜の炒め物にはニンニクを少なめにと言っておいたのに、やたらと沢山のニンニクが入っていた。選り分けながら食べたら、皿の端に白いニンニクの小山ができてしまうほどであった。と、突然停電である。あたりは真っ暗になる。店のおばさんがロウソクに火をつけてテーブルに置いて行ってくれた。キャンドルライトディナーだが、仏さんにあげるくらいの小さなローソクが1本だけなので、薄暗すぎる。

 夕食後、ミンさんの店に酒を買いに行ったが、ミンさんもご主人もいなかった。停電もしていた。いたのは見慣れない青年が店番をしていた。米焼酎とセーンソン(タイのラムまたはウイスキー)の小瓶とソーダ2本である。会計が158バーツと言う。いつもよりも高いなぁと感じる。この金額は定価ではないのだろうか?いつもは酒類の割引販売をしているミンさんの店だが、今日は青年が助っ人に来ているので、定価販売になったのかもしれない。停電して真っ暗な中で、そんなことを説明しても訝られるだけだと思って、素直に退散した。

朝食
そばを茹でて盛りそば。
昼食
タイ明星の高級即席麺「明星三昧」を食べる。
夕食
パシフィックマンション近くの食堂で青菜の炒めものと青唐辛子炒めライス。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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