旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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HPご意見メール

5月26日 日曜日    天気は晴れ 夜に雷雨 

 3連休の中日である。どこかへ泊りがけで出かけようかとも思っていたが、ノンビリ朝ご飯を食べたりしているうちに昼になってしまった。キャセイ航空のマイル漏れ申告の書類を香港へ送るために郵便局へ自転車で向かう。アパートから1キロほどのところにプラシン郵便局がある。ほんのそこまでのつもりでペダルをこぐが、プラシン郵便局についたら門が閉まっている。日曜日は休みらしい。ここの郵便局は大きな2階建ての建物で、日本で言う本局のような感じを与えていたので、てっきり年中無休かと思っていた。門の前には張り紙がしてあり「5月28日も祭日のため閉局です。お急ぎの人はチェンマイ郵便局へ」と書かれてある。

 チェンマイ郵便局と言うのが、本当の本局かもしれない。鉄道駅のすぐ近くにある。チェンマイの鉄道駅そのものはメーピン川を渡って市街から離れたところある。便利な場所ではない。その駅の近くに郵便局本局があると言うのは、交通機関が鉄道しかなかった頃の名残だろうか、、。昔は郵便物などは汽車に乗せて運ばれただろうし、郵便局は駅に近いほうが業務もし易かった事だろう。郵便事業と言うのは、昔のタイでは相当に力を入れていた事業だったのかもしれない。タイ語でバスのことを「ロットメー」と言う「ロット」は車の意味で「メー」は英語のMailである。つまりロットメーで「郵便車」の意味となる。昔のバスは人よりも郵便物を運ぶ事が大事な仕事だったのだろうか、、。今でもチャーンプアクのバスターミナルへ行くと、郊外の村や町へ行くバスには新聞などと一緒に小包や郵便袋が積み込まれるのを見かける。

 自転車で旧市街から新市街を抜け、メーピン川を渡ってチェンマイ郵便に着く。さすがにここは平常業務である。香港までの郵便料金は19バーツであった。郵便局の窓口で投函を依頼すると、機械打ち出しの値札のようなシール式切手を貼ってくれる。一応タイだから象が作業をしている構図も書かれているが、如何にも味気ない。やはり、綺麗に印刷された記念切手を貼って出したいものだ。最近は切手収集なんて趣味は流行らないだろうけど、手紙をもらう喜びの何割かは見知らぬ国の珍しい切手が貼ってある事にあると思っている。記念切手専用のカウンターがあり何種類もの美しいシートが並べてある。「そうだ、どうせなら今ここで仕入れておけば良いや」と考えたが、記念切手販売は平日だけとの事であった。

 郵便局からの帰りにサンパコイの通りにある中華饅頭屋で肉マンとアンマンを買う。ここの肉マンはチェンマイでも有名で、中身に肉団子以外、卵の黄身と中国腸詰が入っている。大小2種類あって、大は16バーツ、小は8バーツ。他にシュウマイも蒸かして売っていて、これは1個が3バーツ。お母さんはここのアンマンが好きである。ゴマ餡のような食感のアンコが入っている。中華まんを自転車の前カゴに入れてアパートへ急ぐ。冷めたら肉マンの油脂が固まって味が落ちる。

 中華まんと言えば、台湾の小籠湯包と言うミニサイズの中華まんが無性に食べたくなってきた。あれは実に上手い。前回台北に立ち寄った時に、水餃子なんか食べずに小籠湯包を食べるべきであった。

 午後、名刺の整理をする。去年チェンマイに来たばかりの頃は、まだ仕事をしていたから、取引先や業者の名刺をゴマント持ってきたが、仕事を止めてしまった今となっては、名刺を見ても、それが誰だかわからないものが大半である。「持っていてもしょうがないかなぁ」「捨ててしまおうか」とも考えたが、「かつては私も働いていたのだと言う証拠」として残しておくことにした。製造業のような仕事に就いた事のない私は、こうした働いていた事の物的証拠がほとんどないのである。

 夜、私としては珍しくお母さんに意見をする。普段なにかクレームでも付けようモノなら、その何倍もの反攻を受けてしまい、どっちが意見しているのか判らなくなってしまう。で、今日の午後に、優泰が同じアパートに住むタイ人の子供たち何人かを引き連れて我が家へ凱旋してきた。どうせ山ほどある玩具で誘ったかビデオを見ようと誘ってきたのであろう。然るに、お母さんは「なんでお母さんの許可を得ずに友達を連れてくるの!帰ってもらいなさい!」と優泰を叱る声がする。優泰も連れてきた面子もあり抵抗をして、「それじゃあ、お父さんに聞いてみなさい」とお母さんが言い、優泰は私のところへ来た。私は「友達が来ても構わないよ」と答えてやった。お母さんは機嫌悪そうに寝室へ来て、ベッドの上で本を読み始めた。
 そして、夕方も優泰が勉強の時間にもかかわらず、プールへ行きたい一心で嘘をついてプールへ行こうとした。これにお母さんが噛みついて「プールへ行ってはいけません」となったのだが、叱り方がネチッこすぎる。言っている内容は理路整然としているし、坦々と喋っている。お母さんの持論は「子供だってちゃんと話して聞かせて納得させなくてはいけない」なのだ。

 しかし、私は優泰がお母さんの許可を得ずに友達を連れて来ったって良いじゃないかと思う。チェンマイに来るまで人見知りをしていた優泰が、新しい友達を連れてくるなどというのは、社会性の目覚めだと思うし、優泰だって友達の手前、見栄も面子もあるだろう。そして、叱り方だって、優泰はまだ長々と説教を垂れられても、内容がコンガラガッテ解らなくなるだけなのだから、私は大声で一言「嘘つくな、このバカもん!」と怒鳴るか、尻を叩くかするだけの方が良いのではないかとお母さんに意見をした。そして、今日に限ってはお母さんもシオラシク、私の意見を聞いていた。理解して、実行に移してくれるどうかは、優泰が毎度のように繰り返す「わかったら、もうしません、だから今回だけ許してください」のセリフと同程度の信憑性のような気もするのだが、、。まぁいいか。

朝食
レトルトのビーフシチュー(日本からの物)とパンを食べる。
昼食
緑のエビ玉子麺を使ったタンメンを作って食べる。
夕食
マーボー豆腐と餃子、キャベツのカレー粉炒めを作って食べる。なんとなく日本の中華定食の感じ。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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