旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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9月24日 水曜日    天気は午前中は一時雨 

 このところ定例となっている水曜日の小屋がけ食堂でのコックさんのまねごと、さて、今日は何を作ろうか、、。材料もなしで、素人で、過去3回作ったものは、一発で「美味しい」と言ってもらえたものが無い。それと客足も減っている。それでも、現在は私のレジャーでもあるが、食堂のおばさんも期待をしてくれている。過去3回の失敗例、、。親子丼、麺ツユが割高になってしまう。カレーライス、タイのカレー粉だと日本の味にならない。それとタイ米のみでは食感も違う。豚の生姜焼きセット、茶碗が無いのでおにぎりにしたが梅干おにぎりはタイ人に不評であった。そして、今回は何にするか、、。9時に食堂に入ったが、まだ何にするか決められずにいた。つまり、レパートリーに乏しいのである。が、Kさんから濃縮麺ツユを1.8リットルももらったし、ざるそばなんかが簡単そうで、タイ人にも食べてもらえそうな気がした。昨晩ラーメン屋台でもざるそばを注文しているタイ人が見受けられた。さっそく乾麺を仕入れにリンピンスーパーへ行ってみた。そばについてはリンピンスーパーに何種類かある。日本から輸入した乾麺、これは250グラムで100バーツほどする。これではざるそば一枚の麺代だけで一人前が30バーツ以上になってしまう。とても無理無理。次に日系メーカーの国産品が70バーツほど、まだ高い。続いて地元メーカーの乾麺、50バーツを切った値段で、これなら一食あたりの原価が25バーツくらいに押さえられそうである。でも、乾麺を見ただけで、いかにも美味しくなさそうである。腰もなさそうだし、もしこれを35バーツで売ったら、確実にクレームモノである。それにラーメン屋台でだって30バーツで売っているのである。

 結局、ざるそばのアイデアは消滅した。日本のカレールーでも買って、カレーに再挑戦しようかとも思ったが、日本でならスーパーの特売で98円くらいで売っていそうなインスタントが150バーツもする。これも採算に乗らない。しかたがなく何にも買わずに開店したばかりのリンピンスーパーを後にして、タニン市場へ向かってみる。あても無く市場内を歩いているうちに、生麺を売る場所に出た。そうだ、乾麺ではなく、生麺を使うと言うのも手である。そばやうどんはさすがに売っていないが、バミーと呼ばれる中華麺ならばある。しかも、チェンマイ名物のカオソイに使う麺は、平たく黄色い麺で、日本の喜多方ラーメンの麺に似ている。そうだ、喜多方ラーメン風味噌ラーメンとしよう。味噌も先週国産を買ってある。平打ち麺は小さ目の玉が10個入って14バーツと格安であった。

 スープはダシを十分に取れないので、その分炒めた野菜を多めに入れて味を調整してみることにする。おばさんと試食をしてみたら、なかなか美味しい。おばさんにも好評である。そのうちおばさんの娘さんも試食にやってきて食べてくれた。タイ人の女学生も残さず食べてくれたし、今回は成功しそうである。昼前にはKさんが訪ねて来て、バジル炒めを食べた後、私の味噌ラーメンを試食してくれた。が、Kさんは辛口の評価であった。「これは味噌ラーメンではない」と言い放たれ、「スープの味も違うし、麺もラーメンではなく、これはパスタだよ」と手厳しい。確かに、日本の味を忘れかかっている自分には、こんなものでも味噌風の味がするので上出来と思ってしまったのだろう。12時を過ぎてYMCAの受講生が来てくれた。今日は4人止まりである。こちらの評価は、「今までの中ではまともなほうだ」と言ってくれた。誉め言葉なのかどうなのか?まぁ、良いほうにとらえておこう。タイ人には基本的に好評で、みんな「アロイ、アロイ」と言ってくれる。しかし、今回の失敗は麺を一袋しか買わなかったために、7食も作ったら麺が品切れてしまった。当然売上にはちっとも貢献できなかった。

 午後からチェンライの旅行会社ホームページ用にチェンライ市内の地図の作成を始める。先週依頼を受けたものである。作成料の代わりに、汽車の切符を一枚もらった。バンコク発チュンポン行きの2等車の切符である。聞けば、ある日本人の若い女性が切符の手配を申し込んで、スタッフがチェンマイ駅まで用意しに行ったところで、代金を支払わずにキャセルを申し出たらしいのである。チェンライ県には鉄道駅が無いので、汽車の切符を買うのも払い戻すのも、200キロ近く離れたチェンマイかランパンまで出なくてはならない。たかだか2等車の切符一枚を払い戻しに出向いたらば車のガソリン代にもならない。そこで、これからチェンマイにもどる私に切符を託して、それを払い戻して得られたものを私の作成料としてくれると言う。実際に払い戻してみるとキャンセル料として20%差し引かれて311バーツが得られた。このお金が私のポケットに入った以上、さっさと地図を作成して納入しなくては、、。それにしても、このチェンライの旅行社もしっかりした旅行約款を作成して、契約についてしっかり文書ではっきりさせておくようにしなくては、、。

朝食
ご飯と白菜の味噌煮込み。
昼食
小屋がけ食堂で半チャン・ミニラーメン。
夕食
味噌ラーメン。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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