旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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8月24日 火曜日    天気は曇り ときどき晴れ

 目が覚めたらもう8時であった。すっかり寝坊をした。昨夜は小鳥のピョンも夜更かしをしたため、朝のさえずりをせず、そのため私も起きるのが遅くなった。このパイリンホテルはスコタイでは一流のホテルと言うことになっていて、フロントには天皇陛下がいらっしゃったことを物語る大きなパネルが展示されていた。しかし、ホテルとしてはに二流クラスで、部屋の中は照明が少なく暗かった。建物全体が中庭のプールを取り囲むように六角形をしているのだが、ツインベッド中心の団体客向けのホテルで、もう8時を過ぎると、ほとんどの団体客が遺跡見物のツアーに出発してしまい、ホテルの中はガランとしてしまっていた。
 せっかく千何百バーツかを奮発した今回の旅行の中で一番良いホテルなのだから、夜遅く着いて、ただ寝ただけで引き上げるのはもったいない。まだ寝ている優泰をたたき起こして、プールでひと泳ぎする事にした。客室の清掃をする従業員以外だれもいない環境の中で、これまた六角形をしたプールでたっぷり泳ぐことができた。タオ島で満足に泳げず、スコタイのプールで泳ぐなど、なんだかトンチンカンな話しである。

 朝食のバイキング会場も、団体客が出ていった後のため、静かなものである。惣菜は決して多くないし、レベルも高くないが、元を取り戻そうと、額に汗して食べる。ロールパン、食パン、クロワッサン、チャーハン、豚挽き肉のバジル炒め、オムレツ、ソーセージ、ハム、白菜とキュウリのサラダ、白粥。コーヒーとジュースも2杯ずつ飲んだ。

 ホテルをチェックアウトしたのは11時過ぎ、それから遺跡公園へ行って、公園内を自転車で回る。小鳥のピョンも籠ごと荷台にロープでくくりつける。遺跡公園は入場料が必要なのだが、ここでもタイ人価格と外国人価格が別建てになっている。タイ人なら入場料は10バーツであり、窓口でタイ人じゃないが、タイに住んでるんだからタイ人価格にして欲しいと粘る。通常、国立公園などでは、ほとんどタイ人価格にすんなりと認めてくれるのだが、ここの遺跡公園は頑固であった。こちらも運転免許所から労働許可書まで提示して粘り強く交渉した。係りが言うには、「タイ人の身分証明書が必要なのだ」の一点バリである。が、やがて「本当にダメなんだならね」と言いながら、タイ人価格の10バーツにしてくれた。何と子供は無料で、しかも乗り入れる自転車も無料にしてくれた。

 ゆっくりと家族3人と小鳥1羽で遺跡公園内をサイクリングする。とても良く整備されていて、サイクリングをしてても気持ちよかったが、遺跡そのものは整備し過ぎていて、歴史の重みを感じさせない。昔、ここへ来た時は、入場料などかからなかったし、雑草が生い茂り、崩れた柱は崩れたままで、牛まで放牧されているようなありさまで、いかにも「忘れられた遺跡」と言った感じであった。

 スコタイでのサイクリングの後、レンタサイクリング屋で出発時に撮影された記念写真を買う事になる。1枚100バーツのデジタル写真とちょっと高かったが、2枚で150バーツにしてもらい購入。自転車のレンタル料金そのものは請求されなかったから、写真を買えば自転車はタダだったのかもしれない。

 スコタイからの帰り道は、シーサッチャナライからデンチャイ近くへ抜けるルートを取る。田舎道ながら、適度な起伏もあり、なかなか快適なドライブコースであった。デンチャイの先で国道11号線に出たのだが、私は大きな誤算をしていた。デンチャイあたりでガソリンを補給しようと思っていたのだが、国道に出ても、ほとんど集落の無い森の中の1本道で、ガソリンスタンドが皆無なのである。あと何キロ走れるだろうかとガソリンタンクのメーターを睨みながら走ったのだが、せいぜいあと30キロくらいしか走れそうに無い。しかも山道の連続で、いくつもの峠さえある。非常手段ながら、下り坂ではエンジンを止めて惰性で走ってガソリンを節約した。おかげで30キロくらいかと思われていたところを70キロも走ることができ、ランパーンまでたどり着くことができ、ランパーンでガソリンを補給できた。このルート、シーサッチャナライからランパーンまでの150キロもの長い区間もガソリンスタンドが無いと言う、恐ろしいルートであった。

 チェンマイに到着したのは夜7時半。今回のドライブ旅行の中でもっとも運転区間の短い1日であった。それでも、都合350キロほど走った。

朝食
パイリンホテルの朝食バイキング。
昼食
サワンカローク近くでお粥。
夕食
コカにてタイスキ

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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