旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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6月22日 日曜日    天気は曇り     

 休みに入って、優泰は朝と夕方にテレビを見る習慣がついてしまった。タイではこの時間帯に子供向けのアニメーション番組などが組まれている。だいたいが日本製のアニメなのだが、私としては夏休み中の午前中は勉強をさせたいので、午前中はテレビを見せたくない。でも、日曜日は優泰が楽しみにしている「ポケットモンスター」などがあるので、まぁせめてそれくらいは見せてやろうかとも思う。ポケモンを見終わってから小学校1年生の国語ドリルを90分ほどやらせる。これで90分後には再びテレビで「デジモン」が放映されるので、優泰もやる気を出して真面目にドリルに取り組む。時間をきっちりと区切ってやらせるのは、ダラダラとしなくて良い方法のようだ。もちろん時間だけでなく、やるべき課題も1ページ10分計算で与えている。

 優泰がテレビを見ている間、上の階の日本人夫妻のプリンターを購入元のプリンター屋に持ち込む。症状を告げると、すぐにノズルの清掃に取り掛かった。ノズル部分を熱いお湯に浸し、さらに吸い口でインクを吸出し、薬品を振り掛けてはまた吸い口で吸う。そうした作業を繰り返して、試験印刷をするとまだ青だけが良く出ない。これはインクタンクもダメになっている可能性があるからと交換。今度はくっきりと全色とも綺麗に出た。私のプリンターもノズルのつまりもこの店に持ち込めば治してもらえるかもしれない。インクタンクへの詰め替えは2回程度が限界で、それ以上はしてもトラブルの元になるので、タンクごと交換したほうが良いとアドバイスを受ける。修理賃は保証期間内だからと無料であった。

 午後から優泰を連れて郊外のサイクリングコースへ連れ出す。優泰は先日から「キックボードが欲しい」と言って、お母さんに日本からキックボードを持ってきて欲しいとせがんでいるのだが、チェンマイの道路事情ではキックボードなど走らせられるような道路はほとんどない。歩道と車道の分離も不十分だし、自動車の運転マナーも悪い。そして何よりも道路の舗装状態が悪い。だから、キックボードはチェンマイで遊ぶには問題がありすぎる。そこで、キックボードの代わりに子供用の自転車でも与えようかと思っているのだが、実は優泰は自転車に乗れない。日本の小学生ならば誰だって乗れるだろうが、優泰は私に似て運動神経が鈍いのもあり、日本にいたときも自転車の補助車輪をはずすことができなかった。そしてそのままタイに来てしまい、自転車に乗ることができないままになっている。サイクリングコースは町の北側、ホイドンタウの貯水池近くにあり、サイクリングコース手前では自転車の貸し出しもしている。この暑いタイの、しかも日中に自転車に乗るような変わり者はほとんどいないと見え、日曜日と言うのに貸し自転車は開店休業状態である。子供用の自転車はかなりガタがきた代物だったが、むしろこの方が好条件だ。どうせ何度も自転車をひっくり返したり傷つけたりするのだからピカピカの新品の自転車では都合が悪い。
 まずは、自転車の後ろを抑えて優泰にペダルを踏ませるが、3メートルと進まずにひっくり返った。体のバランスのとり方がまるでできていない。ハンドル操作ももうおっかなびっくりで、肩に力が入りすぎている。こりゃ自転車の後ろを支えてやるだけでは、とても無理そうだと判断し、自転車の押し歩きから練習させる。始めのうちは押し歩きをしながらでも自転車を倒してしまっていたが、1時間もすると、なんとか自転車にまたがって、両足を地面につけて歩けるようになった。あまりカッコの良い姿ではないが、このサイクリングコースには人影が何も見えないから、どんなにカッコ悪くても安心である。2時間ほど練習させて、次回あたりは下り坂を惰性で下らせる練習でもすることにし、本日の練習を切り上げる。優泰の身体には何箇所かの痣ができ、自転車もそれ相応のダメージを受けているかと思うが、自転車を返す際に、係員は「貸し出し料はフリーだ」と言った。ここは公の施設で、市民の健康増進のために無料開放でもしているのだろうか、それともボロい自転車では貸し出し料金など取れないと考えているのだろうか。汗もかき、喉も渇いたのでビン入り清涼飲料水を優泰に買い与える。これは一本20バーツと市価の倍強の価格であった。まぁ自転車の借り賃と思えば安いものだ。また、来週でも練習に来てみよう。

 帰宅後も優泰は遊び続けた。同じアパートに住む優泰と同じ歳のタイ人の子供ノートとゲームに興じ、夕方からはアパートのプールで泳いでいた。いつものようにウダウダと部屋の中に閉じこもって、おもちゃ遊びをしているよりもずっと健全で好ましい。明日からもこのペースでやってもらいたいが、ノートはタイの学校に通っているので、平日は学校があり、日中遊んでもらうのは無理だ。私も勉強に付き合うだけでなく、午後の遊びの時間まで付き合わされるのではたまったものではない。私だって、やらなくてはいけない作業が沢山あるのだ。さて、明日の午後はどうしようか、、。

 夕食にはキャベツと豚肉を味噌で炒めて回鍋肉を作ってみる。適当に作ってみたのだが、優泰には好評であった。調味料にタイ製豆板醤と日本の甘味噌を加えただけの炒め物である。ショウガや酒などのあわせ調味料を使用していないが、ご飯に良く合う味付けになった。

 

朝食
ピーノートの店にてクオッティオうどん。
昼食
手製のピザ・ツナ・パイナップル・ソース。
夕食
自己流回鍋肉、餃子。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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