旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

７月２２日　水曜日　　　　天気は曇り　日中に夕方前に　夜は本格的な雨　

　午後からは宗教関係者のツアーの第２回目がある。そのため午前中にK.K.でのデスクワークを完了させなくてはならず忙しいのだが、お母さんから「お父さん、市場に行かないと、もう何も食べるものが無いのよ、お米ももう無いんだから」と昨晩言われた。もちろん、我が家のあるナコンピン・コンドミニアムは市内でも最も利便性の良い場所にあり、スーパーやデパートの入ったコンプレックスもすぐ近くで、買い物には至って便利で、食べ物くらいいくらでも買えるのだが、野菜などはムアンマイ市場で買うのと比べると、ずいぶんと高い。つまり、私に「ムアンマイ市場へ連れていかないと、高い近所のスーパーで買うことになるわよ」と脅迫しているようなものなのである。この手の脅しには、私はすぐに屈してしまう。
　そして、朝出社前にムアンマイ市場で野菜やお米を両手に抱えられないくらい買い込む。今日は特別変わったものも無かったが、お母さんは菜の花のような野菜の大きな束一抱えも買った。こんなにいっぱい買ってどうするのだろう。御浸しなどにしたらすぐに飽きてしまいそうな量だ、、。

　午前中いっぱいK.K.トラベルのカウンターで業務に就き、午後一番からビートルでスアンブアリゾートへ入る。今回もタイ人スタッフを一人連れていく。今日のツアーは３時過ぎからナイトバザールへ案内し、事前に申し込んでくれている方に対してはカントークディナーショーやクッキングスクール、リバークルーズなどを楽しんでもらう予定になっている。大して難しいハンドリングではないが、何分にも人数が多いことと、夜にナイトバザールから郊外のスアンブアリゾートへの輸送が難しいことが挙げられる。特にお客様側からは、ナイトバザールの真中、マクドナルドの交差点でバスからの乗降をしていされている。駐停車禁止区域である。まぁ、交通整理のお巡りさんへ手間賃を払えば、瞬時の乗降など、問題にならないはずだが、指定時刻にきちんとお客様が集合してくれているかどうか、そしてそれでなくても凄い人ごみの中で、どの様に点呼を取るかも頭の痛い問題である。
　しかし、問題は別のところで発生した。こちらからバス会社に要請したのは、44人乗りのバス７台で統一して欲しいと言うことだったのだが、やってきたバスは40人乗りばかりで、中に43人乗りが２台含まれているだけである。これだと、往路は問題無いとして、復路のナイトバザールからの戻りで乗れなくなる人が発生する。この回避策を考えなくては、、。
　さらに、前回のツアーの際に「チップをもらっていない運転手が３人いる」とバスの運転手が騒いでいる。チップはガイドが渡すものなのだが、ガイドがチップを運転手に渡さなかったものと思われる。こちらは運転手へのチップ込みでガイドにお金を払っているので、ネコババにあたる。しかし、被害者は運転手の側だし、今日も気分良く運転してもらわなくては困るので、前回の分と今回の分は私のポケットマネーからチップを出す。台数が多いので、大きな痛手である。まぁ、その甲斐あって、乗車定員の足りない分、何台かのバスにナイトバザールとリゾートの間をピストン輸送して急場を凌いでもらうことにした。

　本日、利用するバスは７台。ガイドはクルーズやカントークなどのオプション・コース分の３人。しかし、あろう事か、前回サンカンペーンでルール違反をしでかしたガイドがまたも含まれている。今回はちゃんとやってくれるだろうか、、。
　ちゃんとやってくれなかった。「乗降場所はマクドナルドの交差点だからね」と確認をしていたにも拘わらず、彼はチェンインプラザ前で乗降をさせていた。私はマクドナルド交差点から走って彼の元に行って「オイオイ、マクドナルド前だっていただろう」と言うと「でも、ここも便利だよ」と言う。指定した乗降場所で乗り降りさせないと、お客様も地理が不案内なのだから、困るだろうと言うことが判っていない。
　同様のことはバスの運転手にも言えた。８時のピックアップを指定してるバスの運転手に８時１０分前に電話を入れて、「そろそろ時間だから、乗降場所に向かってよ」と電話を入れた。しかし、指定時刻の８時になってもバスが来ない。再度電話をすると、「いまナイトバザールはずれのガソリンスタンドにいるよ、ここならお客さんが集まるのを待ってても心配無いよ」と言う。まったく、勝手な判断をして、、、彼らの思考と言うのは、一次的なことしか考えられないのだろうか？代至急指定場所へバスを回すように指示をする。

　このようなドタバタを１１時頃まで繰り返し、最終のバスがリゾートに戻り、お客様全員が自室に戻られたのを確認してから、家路に就く。夜の山道で、おまけに雨が降りしきっている。身体も精神もヘトヘトに疲れており、居眠り運転でもしてしまいそうだ。アパートに戻ったときには日付も変わっていた。

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(2015年5月からのブログ)

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