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10月16日 木曜日    天気は晴れ 

 バンコクの旅行会社を集めてのセミナーはメーピンホテルで開催される。少し早めに行って、バンコクのH部長に合流する。30分ばかりロビーで情報交換をしたのだが、このホテルのロビーでは灰皿が用意されていて、西洋人宿泊客であろうかモクモクと煙を吐いていて目と喉が痛くなる。タイの法律でエアコンの効いた公共の場所での喫煙は禁止されているはずなのに、どうしてこのようなことが許されるのであろうか?

 セミナーは9時から開催された。このセミナーは毎年開催されているものなのだが、今年は特にチェンマイ空港へ外国から乗り入れてくる便が増えたこともあり、「ハブ空港」などと大それた題目まで冠されている。特に東京からの直行便の就航をターゲットにしてブースに出店している業者の中には、日本人目当てのロングステイ施設や高級私立病院が目立つ。きっとバンコクの旅行会社もチェンマイへの関心が高く、特に日本人を対象にしたランドオペレーターなどは日本人スタッフを大勢送り込んでくるものと想像した。しかし、想像に反して日本人の姿はほとんどなかっった。日本人だけでなく西洋人の姿も無い。しかもセミナーはすべてタイ語だけで進められ、レシーバーを使った通訳サービスも用意されていない。このセミナーは極めてローカル色の強いものの様であった。まぁ、それはそれで構わないのだが、、。
 セミナーの中でチェンマイ空港にこのたび乗り入れてくることになった国際線で、初の長距離路線となる東京便とフランクフルト便なのだが、どちらもチェンマイ行きの便はあっても、チェンマイ発の便が無い片道運行である。その理由を空港関係者が説明してくれたのだが、チェンマイ空港の滑走路の長さが3200メートルしかなく、燃料を満タンにした大型旅客機は離陸できないのだそうだ。反対に遠隔地より飛んできて燃料を消費しきってきた大型機なら着陸できると言うのが理由だそうだ。なんだか相当無理して路線を開設したことがわかる。これではタイ航空以外の外国航空会社は長距離便をチェンマイに乗り入れられないではないか。

 セミナー中は茶菓子が出るなどサービスが良かった。昼食も、私のような地元業者はコーヒーショップのバイキングを利用することになっていたのだが、H部長のはからいでVIP様の中華レストランへ案内され美味しい飲茶を腹いっぱい食べることができた。午後にもセミナーは続いたのだが、どうしたことか午後の部は参加者が3割くらい減っている。セミナー会場の飾りつけにはパンダが多数アレンジされており、先日到着したパンダをチェンマイ観光の目玉にしたいという意志がはっきりと読み取れる。パンダなんかでは外国人観光客をチェンマイへ呼び込むことは不可能であろうが、タイ国内観光客を呼ぶには相当の効果を発揮するのだろう。チェンマイに落ちる観光収入の半分は国内観光客によるものだとの説明もあった。パンダと並んで「夜の野外動物園」も工事が進んでおり、再来年の完成を目指している。今まではチェンマイ・ナイトサファリと呼ばれていたが、どうやら本家のシンガポール動物園の「ナイトサファリ」から名称の使用に待ったがかかったらしく、名称を「サファリナイト」に変更したそうである。

 夕方から大型観光バス2台に分乗してヴィアンクンカム遺跡めぐりに案内された。この遺跡のチェンマイの新しい観光スポットとして観光局が盛んにアピールしているものである。遺跡内ではバンコクから来たVIPたちは輪タクで案内され、ローカルは遊覧用のミニバスか自転車を利用することになっていた。私は自転車に乗って遺跡見学をしたが、このセミナー参加者のために遺跡のある集落は貸切状態となり、道路は警察によって通行止めとされ、数十台の輪タクと自転車は対向車を気にすることなく走行できた。何箇所かの遺跡では地元の観光局の人間が案内に熱弁を振るってくれるのだが、熱が入りすぎて説明が長すぎる。説明が長いために巡るべき遺跡は三ヶ所ほどしか回れなかった。
 日没を迎えた中で、ある遺跡では、遺跡をライトアップし特設のステージとして村人たちによる民族衣装のパレードショーを見せてもらった。素人のものであり、出来の云々はさておいても、村人たちの歓迎の気持ちは十分に伝わってくる演出であった。その後、夕食に案内されたのもヴィアンクンカム遺跡の近くにあるレストランで、古い民家を移築し、百年前のチェンマイ周辺の集落を再現したようなレストランで、入り口をくぐり、奥へ進む通路には白い花びらが撒かれている。奥には昔の市場のようなイメージが再現演出され、我々一向はそこで調理され売られている北タイの料理を好き勝手に貰って、広場のようなところにゴザを敷いてしつらえられたお膳(カントーク)で食べるようになっていた。たぶん我々のための特別な演出なのだろうが、完全にテーマパーク的な演出である。料理も素朴なものばかりで豪華さは無いが、味付けは良く、とても美味しい。サイウアと言うソーセージ風の料理が特に美味しかった。食事中も北タイの舞踊などの演出があったが、食後には大きな池に面した観客席へ案内された。そこでは北タイ風のミュージカルを上演してくれて、池そのものをステージにし、光で湖面に浮き立つような素晴らしい舞台のミュージカルであった。このような演劇をうちの家族にも是非見せてやりたかったが、我々のための特別上演で、大きな団体が来た場合には上演の交渉をすることが出来るとのことであった。バンコクからの参加者の中には、全編ともチェンマイの方言であったためストーリーが解らなかったと漏らしている人たちもいた。

 本日はこのセミナーに参加したためラジオ番組はお休みさせてもらう。

朝食
トースト。
昼食
メーピンホテルの中華にて飲茶。
夕食
テーマパーク風のレストラン、スアンリアンにて北タイ料理カントーク・バイキング。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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