旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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4月13日 日曜日    天気は晴れ   

 今朝になっても疲れが取れていない。なんだかいくらでもベッドに入っていれば眠れてしまいそうだ。それでも優泰はもう外に出たくて仕方がないらしい。ソンクラーン・タイ正月の水掛祭りが昨日から始まっている。優泰が長いこと待ち焦がれていた祭りである。今年で3回目の体験であるが、この祭りにはゾッコンのようである。チェンマイではソンクランの水掛祭り以外にも、ロイカトーンの火の祭り、2月の花祭りと有名な祭りが沢山あるが、ソンクラーンの水掛祭りがぴか一である。何と言っても、外に出れば誰でもかまわず水の掛け合いができるものだから、子供には楽しくて仕方がないのだろう。楽しくて仕方ないのは子供だけではなく、タイ人の大人たちも大ハシャギである。

 昼ご飯を小屋がけ食堂で作ってもらう。昨晩、小屋がけ食堂のおばさんと「おしん」を見ようと思って10時過ぎに迎えに行ったところ不在であった。「昨夜はいらっしゃいませんでしたね」と言ったところ、「昨夜はショッピングセンターへ家族で遊びに行っていた」と言った。よく聞いてみると、娘さんが先週担当した通訳の仕事で何千バーツかのお金をもらい、そのお金でおばさんや弟にプレゼントを買ってあげたり、食事をしたそうなのだ。そう話すおばさんはとても嬉しそうだった。普段は、店の仕事を手伝わない子供たちのグチを言ったりしているが、こうして娘さんの稼いだお金で何かしてもらえるのが嬉しいのだろう。
 それと、なぜか私が昨日まで海に行っていたことを知っていた。食堂に食事に来る日本人が「タローはホアヒンの海に行っている」と教えてくれたそうだ。私がどこへ行ったのかなどは、この公開日記を見た人以外知るわけないのだから、きっと私のホームページの閲覧者が、小屋がけ食堂のおばさんに話されたのであろう。しかし、私が行ったのはホアヒンではなく、タオ島であったのだが、、、。伝聞というのはどこかで食い違いが出てくるものなのだろう。

 午後から優泰に付き合って水掛祭りに参戦する。我がナコンピンコンドの前でもアパートの従業員たちが中心になって通りを行き交う人に水を掛け捲っている。モーターバイクに乗った女性などは、まるで検問でもするかのように、停車を命じて、頭から水をかけられてしまう。乗用車などは面白くない。エアコンを効かせて、窓を締め切っているので、水をかけても何のリアクションもない。一方、ピックアップトラックは戦車となっている。荷台に大きな水がめを積み込み、その水を同じく荷台に陣取った人たちが水鉄砲やバケツで通りで陣取る我がアパートの従業員たちのようなグループを見つけては戦いを挑んでいく。
 アパート前でのランチキ騒ぎを見ているのもそれなりに面白いのだが、市内の堀端がもっと過激になっているはずだ。せっかくだから堀端へ行ってこの狂騒を見学し、優泰にも参加させてみることにした。自転車に二人乗りして出撃。
 想像したとおり、堀端の興奮はものすごかった。ディスコ風の音楽をガンガン打ち鳴らし、さらに興奮をあおっている。Tシャツ姿の女の子たちはビールを片手にディスコダンスを踊っているのだが、水に濡れてシャツは肌に貼り付き、透けて見えるので、あまりに艶かしいが、踊っている女の子たちは、もう人の目など気にしていない風である。堀前の通りは大渋滞であるが、その通りを埋め尽くしている車の大半が、荷台に水がめと戦闘員を満載したピックアップトラックである。オート三輪タクシーのトゥクトゥクもこの祭り期間中は、屋根に当たる部分を取り外し、オープンカースタイルになっている。乗っているのはやはり水鉄砲を手にした観光客が乗り込んである。

 ピックアップトラックなどは、大きな水がめを積んでいるとは言っても、バケツで水を掛け合っていれば、すぐに水が底をついてしまう。すると、先ほどまで水を掛け合って戦っていた相手に「水を分けてくれ」と頼む。相手も上杉謙信ではないが、気安く水の補給に応じている。通りに陣取る連中は、水道水をホースで補給したり、堀から水を汲んだりして、敵将に塩ならぬ水を送っている。そして、水の補給が完了するとピックトラック側は再びその水で、攻撃を開始する。私も優泰用の水を確保するために何度も堀へ水を汲みに行った。堀の中には沢山の人が入って水を汲み上げる作業をしていた。

 その後、自転車で市内を一周。ターペー通りでは華やかな山車が出てパレードをしていた。いつものことながら出しの上には何人もの着飾ったチェンマイ美人が乗り合わせて、沿道に微笑を送っている。しかし、観客はただ微笑を受けるだけではなく、その美人たちにも水を容赦なくかけてしまう。美人たちも今日はちょっと辛そうである。なお、美人たちの中には「女装」の美人たちもいて、彼らはとても陽気であった。バレーのような踊りを披露したり、アクロバットのようなことをして観客を沸かせている。仏像を山車に乗せて引いてくるおじさんおばさんたちの行列もあって、このパレードはなかなかバラエティーがある。

 夕食にはコカでタイスキを食べる。タイ正月ということで、コカではソムタムと言う未成熟のパパイヤを使った辛くてすっぱい和え物のサービスや果物、デザートのバイキングがあった。私はビールとタイのウイスキーを少し飲んだら、疲れが再出して、アパートの部屋に戻ったとたんに眠ってしまった。まだ9時半頃だったと思うが、記憶にない。

朝食
ご飯とキャベツ炒め。
昼食

小屋がけ食堂の豚挽き肉のバジル炒めとパッタイ(タイ式焼きそば)。

夕食

コカにてタイスキとソムタム。

 

 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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