旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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HPご意見メール

12月11日 木曜日    天気は晴れ

 本日は日本から私のHPを見てチェンマイへロングステイの下見に来た夫婦を案内する。実は昨日のうちに電話が入り「携帯電話が欲しい」と言われたので、急いで中古のSONYエリクソンの小型モデルを買ってホテルへ届けていた。そして、本日は下見ツアーを組んでチェンマイを案内して回る。8時にチェンマイKKトラベルでタイ人のガイド、フォンさんと打ち合わせをする。フォンさんとは、何度か仕事を一緒にしたことがあり、誠実な人柄なので安心している。また、無理を言ってフォンさんの車持込してもらう。KKトラベルはツアーを主催する会社ではなく、あくまでも旅行代理店としての情報サービス業で、運送業を行っていないから、お客さんを乗せる車を擁していないのである。

 この日本から来られた夫婦を案内する行程は、チェンマイ旧市街の散策と安宿の見学、病院の案内、アパートめぐりにイミグレーションや領事館の紹介などである。夫妻は海外旅行そのものがはじめてだそうで、チェンマイが暮らしやすいとテレビで見て、実際にどんなものか下調べに来られたそうだ。ただし、長期と言っても、日本が寒い時期などに、一、二ヶ月程度滞在できればと言った程度の滞在を考えておられた。
 しかし、まず、住環境から言うと、この夫妻の希望に合うような物件はなかなか見つからない。ご主人は以前単身赴任していたときにプレハブ建ての2DKのアパートにいたことがある言う。だから、チェンマイでもその程度の物件でかまわないと言うが、チェンマイにはプレハブそのものが存在しないし、アパートでも2DKなど、寝室が二つもあるような物件は高級な部類である。それと、日本語が通じることを希望されていたが、「日本語が通じるホテル」などと謳っていても、若干のタイ人スタッフが簡単な日本語を解するようなホテルはあっても、流暢に日本語が話せて、身の回りの相談事にまで載ってくれる程度の能力があるようなタイ人は、ホテルなどと言う安月給になんか甘んじていないであろう。まして、アパートで日本語と言うのは、現状では難しいのである。そのあたりの事情について、実際に安ホテルやアパートを回っていきながら、理解してもらった。

 実際問題として、日本から年金生活者が沢山チェンマイに住むようになってきている。日本のマスコミがしばしばチェンマイを取り上げて15万円程度でも、チェンマイでなら優雅に暮らせるなどと宣伝しているからであろう。確かに15万円程度で、日本ではできないような「贅沢」もチェンマイでは可能である。しかし、それよりももっと大切なことは、日本でなら当然できていることや、あたりまえのことが、チェンマイではよほどのお金を払うか、お金をかけても手に入らないものが沢山あるのである。長期滞在している人たちは、そうした不便を我慢しながら暮らしていることも事実である。だから、週に何回ゴルフをしたかだけで、日本との生活を比べてどちらが快適化などと単純に比較などできないはずである。

 市内のアパートを数軒回ってきたのだが、一般にアパートやコンドミニアムは最低契約期間が6ヶ月となっており、一、二ヶ月の滞在者などを受け入れたがらない。一方でホテルも最近は一ヶ月単位の利用を受け入れ始めているが、利用できる部屋は一般の客室で、長期の生活空間としては広さ的にも不十分である。それに月で2万バーツ以上の金額になる。「この金額なら日本の生活のほうが安い」とご主人はこぼされたが、でも、日本でだって、一ヶ月程度の入居を認めてくれるアパートは少ないだろうし、ましてやホテルに一ヶ月も滞在したら、よほどの商人宿でもない限り、大変な金額になるだろう。

 チェンマイはそれでも住みやすいところだと私は思っていると、日本人の感覚から言うと理不尽と思えることも沢山あるが、そうしたことは全て、「ここは日本ではない」と言い聞かせることで、ほとんどは自分を納得させられる。あくまでも、自分たちはタイでは外国人であり、よそ者である。ここが、日本よりも住みやすいかどうかは、比較の対象が違うので比較のしようがないが、私が以前暮らした韓国よりかはずっと気楽に暮らせる土地だと感じています。

朝食
モチ入りオニオンスープ。
昼食
キッチンハッシュにて刺身Bランチ。
夕食
炊き込みご飯。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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