旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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5月10日 土曜日    天気は晴れ  

 バンコク銀行主催の不動産物件競売会に参加する。会場はエンプレスホテル。朝一番に優泰を自転車に乗せて日本人補習授業校へ送り込んだ後、そのまま会場へ向かう。日本でも競売会などには参加したことがないのに、このタイの田舎町で競売会の初体験をしてしまうのだからなんだか変な感じ。それに、不動産競売会のイメージと言うのは、もともと競売にかけられる家には、それまで幸せに暮らしていたのだろうが、それが何らかの事情によって家が差し押さえられて競売にかけられてしまうのだから、とても残酷な印象を持っていた。ひょっとしたらその家族の怨念もこもっているのではないだろうかと言った気さえしてくる。ところが、この競売会の会場の雰囲気はまるで「新規住宅物件発表会」のような華やかさがある。豪華なホテルのバンケットルーム前方にステージが設けられ、プロジェンターでスライド上映。ステージ前には小さな噴水まで置かれるし、ステージ全体が花などで飾り付けられている。これでホイヤーでカクテルでもサービスしていたら、絶対に「発表会」である。会場周辺にも「不動産50〜80%引き」なんて幟が何本も立てられている。
 私はなるべくステージに近い席に陣取り、競売開始を待つ。私のお目当ての物件は380番。競売は物件を20ずつ簡単にスライド紹介して、関心があれば最低価格から競売開始すると言ったものであった。実際には20ずつ紹介して、手が上がるのが5件くらいだから、流れてしまう物件ばかりと言っても過言ではないだろう。一方、手が上がる物件と言うのは、値段がどんどん吊り上っていく。公示価格の何倍にもなってしまう物件もあり、こんなに吊り上ったら競売価格の方が実勢価格よりもずっと高いのではないかと気をもんでしまう。
 会場にはナコンピンコンドの住人を始め、日本人の姿をちらほら見かけた。みんなお目当ては私と同じ物件らしい。日本人同士で競り合うなんてなんだか嫌だなぁ、抜けても抜けなくてもなんだか後先にシコリも残りそうだし、、。そうした日本人からこの物件に関する情報を教えてもらう。どうやらチェンマイのある業者がこの競売情報を日本人向けに流しているらしく、その情報を見て日本人が集まっているそうだ。そしてその情報の書かれた資料には、300万バーツ以上出してもこの物件を落としたいと言っている日本人がいると書かれていた。この物件の公示価格が150万バーツほどで、2倍以上の値をつけるなどナンセンのような気もするが、、、。競売が開始されて約4時間後に、問題の380番の順番がやって来た。上げていく価格は5万円刻みなので、スタート価格は120万バーツにも満たなかったのに、数秒もたたずに150万バーツを超え、私は160万バーツまでが適正と踏んでいたので170万バーツ目前で手を下ろした。その後、177万バーツでタイ人の業者らしい人が落札していった。アパートのマネージャーからも200万バーツ程度にはなるだろうと言われていたし、177万バーツであれば妥当だったかもしれない。しかし、もしここでまだ粘っていたとしたら、価格はもっと吊り上っていたことだろう。そして義姉の代理でやっている私には、そこまで高値を出して落札して良いものかどうかの判断できない。長い時間がかかってしまったが、それなりのスリルを楽しむことはできた。

 時刻は2時なった。競売会はまだ続いていたが、もう私には用がないので補習校へ優泰を迎えに行く。そして、補習校からの帰りに修理屋に立ち寄り本日の情報を仕入れる。「いまベアリングを作らせている」と言った。一体何を信じたらいいのだろうか、、。私はまず見積価格を出すように言っているのに、勝手に製作を発注されて何千バーツも請求されでもしたらたまったものじゃない。それに、製作価格も納期もまだ解らないといっているし、「明日は休みだから、月曜の夕方に来てもいいよ」なんて御気楽なことを言ってくれる。

朝食
海苔を巻いたモチ、チーズ入り。
昼食

バジリコのスパゲティー。

夕食
コカにてタイスキ。

 

 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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