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1月8日 木曜日    天気は晴れ

 バンコク出張の日である。しかし、その前に優泰を学校へ送り込む。今回のバンコク出張は往路は8時半発の飛行機で、復路は汽車である。で、空港までどのように行くのが妥当かと色々と考えてみた。その結果、朝優泰を学校までミニバイクで送ったら、その足で鉄道駅まで向かい、そこでオート3輪タクシーに乗り換えて空港まで向かうことにした。どうせ明日の汽車でチェンマイに戻ってきたらその足でK.K.トラベルへ入るつもりだったから、ミニバイクを駅に置いておくことが便利だと考えた。

 バイクの保管料はたったの2バーツ(5日間まで)であった。以前ビートルを止めたときは1日40バーツも取られたから、それと比べるとただみたいに安い。駅から空港までは、汽車から降り立つ客目当てに客待ちしているオート3輪タクシーが言い値100バーツのところを70バーツで交渉成立して乗ることにした。ついでに、その運転手に明日の朝優泰を学校まで送る仕事を50バーツで依頼をしておく。

 飛行機に乗るのはほぼ1年ぶりである。この1年間、飛行機に乗るような外国へは行っていないし、国内移動はすべて地上交通を利用していた。今回バンコクへ行くのに飛行機を利用する気になったのは、昨年末に就航したオリエント・タイ航空による価格破壊で、タイ航空も対抗運賃を出したことによる。バンコクまで税込みで1504バーツである。定価が2275バーツだからずいぶんと安い。しかも、電子チケットの採用で、チェックインもマイレージのメンバーカードを見せるだけである。バンコクまでのフライトは1時間。やはり飛行機は早くて快適である。もっとも、バス代と比べると3倍以上も高いことは気になるので、今後とも飛行機を利用することは財政上認められないだろう。

 バンコクに降り立ち、市内の移動にバス選んだのが間違えであった。バンコクの渋滞に巻き込まれ、身動きができなくなった。それ意外でも、訪問先での話が長くなり過ぎたりして、本来訪問する予定件数の3分の1も回れなかった。中にはアポイントまで入れていなが伺えなかった個所もある。BTSと言う高架鉄道も利用したが、まだバンコク市内を網羅しているわけではなく、官庁街周辺への往復には車で3時間以上もかかってしまった。

 夕方からはタイ国旅行業協会のパーティーに出席する。K.K.トラベルからは「会議」と言うことで派遣されたのだが、会場のタワナ・ラマダ・ホテルへ到着してみると会議などぜんぜん組まれておらず、会場前のホイヤーではスナックが提供されている。5時からと聞かされていたが、実際には7時からのパーティーであった。日本にいたときもそうであったが、この業界のパーティーと言うのは派手である。たいして儲かる業界でもないのに、華やかな雰囲気だけはある。それは航空会社がバックについているからなのだろうか?今回参加した旅行業協会は主に海外旅行を販売する旅行会社の集まりであり、チェンマイの田舎町からの参加者が私以外にあったかどうかわからないが、参加者は皆都会的で洗練されている。
 パーティーは着席スタイルの正餐で、ステージでは派手な衣装のダンサーが踊りを披露したり、歌を歌ったりしている。私の着いた丸テーブルにはバンコクの旅行会社の経営者が7人ほど着き、皆身なりがイイ。ヨレヨレのスーツなど着ているのは私だけである。そして、私が日本人であることとチェンマイから来たことに皆さん関心を持ってくれた。私は夜10時の汽車の切符を予約してあったのだが、「今晩はどちらに泊まられますか」と言う質問に対して、まさか「夜行列車で、、」とは恥ずかしくて言えず、「えぇ、今晩の最終便(飛行機)で、、」と答えてしまった。そして、8時半にはパーティー会場を出た。まだ会場では抽選会などをして航空会社提供のフリー航空券などがばら撒かれていたが、私としては今日のアポ先で伺えなかったところへ、こんな時間でもせめてお詫びのメッセージだけでも届けようと思い、早めに退席させてもらったのである。

 スクムウィット通りにあるアポ先は既にシャッターが閉まっていたが、名刺に訪問ができなかったことのお詫びを書きこみビニール・ファイルにはさんで、シャッターの隙間から差し入れさせてもらった。それから、鉄道駅に向かったが、やはり渋滞で、タクシーが駅に着いたのは汽車の出発1分前であった。

 汽車は冷房なしの2等寝台車である。車齢は20年に満たないが、メインテナンスが悪く、だいぶくたびれている。そして何より気分が良くないのは、若い白人の乗客である。私の向かいの席にも若い白人男性とタイ人女性のカップルがベッドにする前の狭いシートに腰掛けている。そして、ベタベター、イチャイチャー、である。隣の寝台では狭いベッドに同じく白人男性とアジア系の女性が一緒に寝ている。車掌さんが検札に来た際にタイ語で「大人二人が一緒に寝ることはできないので、それぞれのベッドに入るように」と注意したが、無視をしてそのままカーテンを引いてしまった。

朝食
タイ航空の機内サービスでサンドウィッチ。
昼食
バンコクのタニヤ奥にある浪花にて秋刀魚定食。
夕食
タワナ・ラマダホテルのタイ国旅行業協会主催のパーティー。サーモンをメインにしたコース料理。

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(2015年5月からのブログ)

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