旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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6月 6日 金曜日    天気は曇り    

 優泰の夏休みが始まってしまった。優泰にとっては待ち遠しかった夏休みだろうが、私にとっては苦痛である。午前中に勉強をさせると言う約束になっているが、優泰は自分から進んで勉強をする子供ではない。定められた時間だけがただ漫然と過ぎるのを待つことには長けており、ちゃんと課題を与え、勉強に付き合っていないとダメなタイプである。この勉強に付き合うのが私の役目と言うのだから、まったく苦痛である。お母さんは午前中から午後3時くらいまでは毎日タイ語の勉強で外出してしまっているし、今年は夏休み中ほぼ1ヶ月の予定で韓国と日本へ一人で里帰りすることになっている。例年なら優泰を連れて行くので、私は一人で羽を伸ばせるのだが、今年はずーっと優泰のお守りに明け暮れそうだ。

 午後にお母さんが帰宅してからようやく私も外出できることになった。と言っても、私の場合、自由な時間ではなく、「やらなくてはならないこと」の処理のためで、ちっとも楽しい時間ではないが、それでも、外出することで多少の気分転換にはなる。で、やるべきことは、明日優泰と乗るバンコク行きのバスの切符の購入、イミグレーションへ滞在許可の延長手続き、ワタノー学校で日本語の授業の補助をしてくださる先生との打ち合わせ、、。
 バスの切符はチェンマイの北東外れにあるアーケードバスターミナルで簡単にできた。そこから、市内を斜めに横断して南西はずれにあるイミグレーションへ。小さなモーターバイクでトコトコと走るが、距離もあるのにスピードが出ないから走っていてまどろっこしく感じたりもする。途中でガソリンが切れてガソリンスタンドに立ち寄るが、満タンにしても2リットルとガソリンが入らない。小さいモーターバイクだが燃費はそれほど良くないようで、リッターで20キロ少々くらいであろうか、、。

 イミグレーションでは、あんまり愉快な対応をしてもらえなかったが、それでも年末までの滞在延長が認められた。この時期、インターへ子供を通わせている外国人家庭では、その多くがビザの切り替えや再入国許可の取り付けでイミグレーションに出頭してくる。今日も沢山の外国人たちが窓口の外に並んでいた。急げば、今日中に労働局へも行けそうだが、これは来週回しにしよう。労働許可も年末まで延長してもらわなくてはならないのだが、これは今月中に済ませば問題ないだろう。
 ワタノー学校での語学系の職員室に入ると先生たちはおやつの最中であった。チョンプーと言う果物、マンゴー、そしてパイ生地のクッキーのような焼き菓子。果物にはツケダレも用意されており、タイの人たちは一般に果物を食べる際にも何がしかの味付けをしたがるようである。ツケダレは砂糖に唐辛子をまぶし、ナンプラーを混ぜたものである。ナンプラーなど生臭くて果物に合わないような気もするが、そんなタレをつけて食べると果物がオカズ感覚になってくるから不思議だ。先生相手に次回の授業用に用意したプリントを提示し、ロールプレイの練習をしてもらう。もともと英語の先生らしいのだが、私が用意したローマ字表記の日本語会話にすべてタイ文字に書き直す作業から始まった。タイ語は日本語以上に子音も母音も数が多いが、残念ながらタイ語の音にはない日本語の発音や、タイ語では区別されない発音がいくつもあるので、正直なところタイ文字で書いたものを読み上げてもらっても、生徒たちの参考にはならないのではないかと言う懸念が生じた。でも、ローマ字で表記するよりタイ文字方がなじみがあって、かえって日本語に対する親しみを感じてもらえるかもしれない。細かなことを学んでもらうより、楽しく日本語を学んでもらった方が生徒たちのためになるかもしれない。私は英語を勉強するのが中学校時代嫌いだった。それは、英語の教科書にカタカナで発音(?)をベタ書きして、英語の先生に「英語の発音はカタカナでは表せない。教科書にカタカナで書き込んだものを読み上げてはイカン」と叱られたことがあった。しかし、もともと発音記号に基づいて発音を習った記憶もないし、いまだに私はカタカナ英語丸出しである。

 夕食にはピザを焼いてみる。ピザの生地は出来合いのものがリンピンスーパーで売られていたのでそれを購入。ファミリーレストランで一人用のピザとして出されるくらいのサイズのものが5枚入って35バーツであった。トマトソースはハインツのスパゲティーソースを流用。トッピングはスーパーのサラダバーにあったコーン、ピーマン、タマネギにハム。冷蔵庫の奥に眠っていたカニモドキ蒲鉾、竹輪も刻んでのせる。チーズはスライスチーズを細くきったもの。具だけは山盛りになった。これを始めフライパンで焼いていたが、これではピザの下のほうだけ焼けて、トッピング周辺が生焼けになると気づき、途中からオーブントースターで焼くことにした。これだと具合が良く、上下からちゃんと火が通る。味のほうは、最高ではないが、悪くない。コスト的にはピザ一枚あたりチーズを2枚使ったり、ハムやスパゲティーソースと言ったタイでは高級品を使ったため、40バーツくらいにはついたのではないだろうか。ピザの屋台で食べるのと比べて、ちっとも安くない。具が多いだけが違いであろうか、、。優泰は山盛りのピーマンなどを見て、「どうしてこんなに野菜が載ってるの?」と聞いてきた。優泰はあまり野菜を喜んで食べる方ではない。それでも一枚をきれいに食べきった。お母さんは半分しか口をつけず。

朝食
ご飯と明太子。
昼食

カウマンガイ(タイの鶏ご飯)。

夕食
私の手作りピザ。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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