旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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7月5日 金曜日    天気は晴れ 午後一時にわか雨

 今日はゾウに乗りに行きたいそうだ。そう告げられたのが夕べのこと、、。さて、どんなコースで周れば良いだろうか、、と考えていたが、そうしたところ今朝になって、乗合ピックアップトラックじゃ良くないとお母さんから言われる。しからば、ワゴン車を手配しなくてはならない。早朝からアパート裏などを自転車で走りまわってワゴン車を借りる交渉をする。交渉をしているうちに、メーサー渓谷のエレファントキャンプへ行く半日コースなら、運転手とガソリン代(実際は軽油)込み込みで600バーツという線が出てきて、あっさりとそのコースに乗っかることにした。基本は1日(12時間)のチャーターで、ガソリン代別で1200バーツなのだそうだ。

 8時40分にホテルを騒がしく出発して、メーサー渓谷に向かう。お母さんがヘビのショーも見に行こうと言い出す。こちらはワゴン車とエレファントキャンプへの単純往復で交渉してきたのだから、こうした追加注文は、困るのだが、それ以上に今日は12時半にアパートの部屋に来客があることになっている、、。しかし、ボランティア添乗員としては「お客さんそうな変更できませんよ」なんて言えない。運転手さんは気のいい人で急な契約変更にも「OK寄ってあげるよ」と言うことになった。それと時間調整をして12時半までに戻ってもらうことも了解してもらった。

 メーサー渓谷は外国人観光客御用達の観光施設が多い。それなりの施設は充実しているのだが、全てにお金がかかるシステムだ。ゾウのショーが大人80バーツ、子供40バーツ。ゾウ乗り1頭600バーツ。ヘビのショーは1人200バーツ。財布から千バーツ札が舞い飛んでいく。ゾウのショーとゾウ乗りは予想通り喜んでもらえた。小学校高学年から中学生くらいの子供には、この手のアトラクションはウケを外す心配がない。ショーの内容は以前と比べると、少し単純化されたようだ。逆立ちもなくなったし、1本橋を渡るのもなくなった。動物保護の圧力で、危険なアトラクションを中止せざる終えなくなったのだろうか?

 ゾウ乗りでも急な変更事項が発生。ゾウに乗る直前に、お母さんが「今日は私、ゾウに乗らない」と言い出した。予想したことではあったが、3頭雇ったゾウのうちの1頭をキャンセルしなくては、、。私は事務所へ走ってキャンセルと600バーツの払い戻しをお願いに行く。
 子供たちがゾウに乗っている間、私は園内にいたテナガザルに挨拶に行くことにした。しかし、行ってみるとテナガザルの小屋は取り壊し作業の真っ最中であった。取り壊しをしている作業員に「サルはどこへ行ったの?」と尋ねると「もう、いなくなっちゃったよ」と答えが帰ってきた。あのナツッコイ連中はどうしたのだろうか、、。テナガザルの絶滅が心配される希少動物に入っていたような気もするが、、。

 ヘビのショーは11時30分から。入場料は200バーツとかなり高いが、交渉したら全員で1000バーツで良いと言うことになった。たかが30分のショーとしては、ずいぶん高いのだが、しかたあるまい。お母さんが見たくて仕方ないのだから、、。ほかの人たちは「えー、ヘビなんかぁ」と言った感じであったが、まぁいいさ。実際に、このお粗末な小屋で繰り広げられるショーは、どれほどスリルがあるか後で思い知ることだろう。

 そして思い知ったようだ。義姉などはあまりの恐怖に、悲鳴と共に客席の最上段まで飛んで逃げていったし、子供たちは開演前には、私と一緒に最前列に座っていたはずが、何時の間にか後ろの方へ隠れてしまった。
  1度目は感動するショーも2度見る時は、周りの観客の反応を観察するのが面白くなってくるものである。しかし、もう何度か見ているはずのお母さんは、いまだに驚異の眼差しをステージに向けていた。

 定刻の12時半にはチェンマイに戻り、私は来客の訪問に間に合った。来客といっても、おなじアパートにすむ日本式定食屋のご主人である。ホームページの話しや日本の家や税金などの話しを2時くらいまでする。駐在員のように身分がしっかりしているのと違い、私たちのようなものは何の補償もなく、明日をも知れない境遇であることを実感する。普段脳天気に過ごしているだけに、やたらと重たくなりがちだ。

 旅行会社へ行って、義姉たちの泊まっているホテルの宿泊変更、お母さんと優泰のバンコクまでの航空券購入とまたまた千バーツ札が束になって飛んでいく。もう、今月の生活費相当を使いきってしまった。お金が底をついてしまったので、急遽京華銀行へ自転車を走らせて両替を4万円ほどする。これとても何日持つことか、、。お金のことではいつも頭が痛い。

 夕食にはコカへ行ってタイスキ鍋を囲む。お母さんはタイスキを食べたくないので、洗濯があるといってアパートに引きこもった。食べたくない原因の一つが、5月末の手術以来、唐辛子の入った食べ物を口にしていない。タイスキは唐辛子や各種ハーブの入ったタレが味の良し悪しを決める大事な要素なので、優泰のように醤油をつけて食べるのでは邪道だし美味しくないのである。まぁそのため私もタイスキはずっと今日までオアズケだったのである。

朝食
パトンコーと豆乳さらに具の少ない肉まん。
昼食
ひとり小屋がけ食堂で生唐辛子炒めご飯。
夕食

お母さんを除いて姉たちや優泰とコカでタイスキ鍋を囲む。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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