旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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4月5日 月曜日    天気は曇り

 会社の収支に関する不安はあったが、休みを取ることにした。午前2時半にアパートを出発。MDマンションに住むレモンツリーのタイ料理研修中のタク君にも同乗してもらい、男3人でのドライブ旅行とする。目的地はタオ島。片道1200キロをビートルで走破する計画。最近ビートルの整備をしてきていないので、長距離ドライブには大きな不安がある。特に真夏の大熱波、先日来のガソリンの沸騰問題がとても気になる。しかし、不安があっても前進あるのみ、立ち止まっていたら、絶対に休めなくなってしまうだろう。

 夜中の涼しいうちはエンジンも絶好調。エアコンを回す事もないので、エンジンの負担も少ない。寝不足で運転中に眠くなってしまうことだけを辛抱すれば、快適なドライブである。優泰は後部座席で眠り込んでいるし、タク君は助手席に座って、ときどきレモンツリーでの人間模様などを話してくれる。

 8時半過ぎ、ナコンサワン近くのガソリンスタンドでガソリンを補給したついでに朝食とする。簡単なカフゥテリア風食堂が併設されており、各種惣菜がバットに盛られて並んでいる。またクオッティオうどんも茹でてくれる。私はクオッティオうどんに、惣菜のバットの中にあった野菜テンプラを盛ってくれるように注文した。ちょうどテンプラうどんのスタイルである。タイにも日本の野菜テンプラに似たガポンとか呼ばれる揚げ物がある。日本のてんぷらほどサクッとした揚がり方をしていないが、醤油をつけて食べれば、それなりの味である。クオッティオうどんはカツブシなどをベースにしておらず、鶏スープとニンニクベースだから、日本のうどんとはだいぶ違うが、それでも透明スープに白い麺、うどんの雰囲気は持ち合わせている。ところが、注文を受けたおばさんは戸惑っている。本当にテンプラをクオッティオに入れるのか、そんな事して食べられるのか、別皿に盛ってあげようかなどと心配している。タイ人と言うのはとても新物好きながら、食に関して大変保守的でもある。食べなれない食べ方や食べ物にはほとんど手を出さない。「イイから、イイから」と私はかまわずテンプラをクオッティオのどんぶりに入れてもらった。
 テンプラクオッティオうどんはそれなりに美味しかった。肉団子などを入れられるよりもずっと美味しい。テンプラの衣にスープが染み込み、良い味を出している。

 朝食後はタク君に運転を交代してもらう。交通量も増えてきた国道をバンコク方面へ向けて走る。ビートルはマニュアル車なのでギア・チェンジが必要である。しかし、ほとんど信号のない国道ではギアは常にトップギアに入れたまま。アクセルを踏んでいれば良いだけである。昼近くなって、アユタヤを通過、それまでエアコンを回しながら時速80キロほどで巡航していたが、気温の上昇に伴って、ガソリンが沸騰し始めエンジンの出力が低下した。エアコンを止め、時速70キロ以下に落として、ガソリンが冷えるのを待つ。

 バンコク郊外のスーパーに立ち寄ってクーポン食堂で昼食とする。私は「すかいらーく」で白身魚のフライと優泰にはヤキソバを注文。フライが揚がるのを待っていたところ、調理台の横に「うなぎご飯半額40バーツ」と書かれているのを発見。写真付である。うな丼ではなく、蒲焼が卵とじ風になったウナ玉丼のように見える。白身魚なんか食べずに、このウナギを注文すれば良かった。なお、タイ文字でウナギを「ウナーギ」と表記してあった。タイ語にウナギは存在しないのだろうか、そして、人気メニューでもないのか、注文しているお客さんの姿は見かけなかった。

 午後からは再び私がハンドルを握る。バンコクから更に南下する事500キロのチュンポンを目指す。ラフに考えたスケジュールでは20時間ほどをかけてチェンマイからチュンポンに向い、深夜の船を捕まえてタオ島に渡ると言うものである。が、予想以上にビートルは快調に走ってくれて、エアコンこそ回せない状態だが、ペッチャブリー、チャアム、ホアヒン、プラチュアップキリカンと南部へ続く町を次々に通過する。途中、雨が降りそうな天気にもなったが雨が降ってくれることもなく、夜8時半過ぎにチュンポンの船着場に到着。深夜12時に船が出ることを確認して、夕食に向う。その前にクリスマスツリー・ホタルを探して見る。今回が3度目なので、比較的簡単にホテルのいる木を見つけられたが、蛍の数はずいぶんと少なくなっていた。次回来るときにはもうホタルがいなくなっているかもしれない。海岸に近い湿地は、少し悪臭を放ち始めていた。

 12時に出港する船は、すごいことになっていた。老朽船の床にゴロ寝である。タイ人と西洋人がほぼ半々程度であろうか、満員で横になるスペースを確保できず、うずくまるようにしてしゃがみこんでいるだけの人も沢山いた。私は優泰とタク君を含めて3人で横になれるスペースも確保していたし、寝不足と、出港前に飲んだ酒が効いてきて、出向後しばらくして眠り込んでしまった。

朝食
ナコンサワン近くのドライブインでクオッティオうどん。
昼食
バンコク郊外のビックCに入っている「すかいらーく」にて白身魚のフライ。
夕食
チュンポンのベトナム料理屋にてベトナム料理。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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