旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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6月4日 金曜日    天気は晴れ

 どうしても鳥の話題になってしまう。K.K.トラベルにいても2時間おきに鳥に餌を与えなくてはならない。固形の鳥餌を買ってきたのだが、雛どりが食べるにはどうにも硬過ぎる感じである。そこで水でふやかしてから与えてみたのだが、食べてくれない。無理やりクチバシをこじ開けて、練り餌を押し込んでみるが、しばらくしてもどしてしまう。ネルウォームと言う幼虫も、食べるときは、口さえこじ開ければ、飲みこんでくれるが、やはり時々吐瀉してしまう。一体、このくらいの鳥にはどの程度の餌を与えるのが適当なのだろうか、、。

 サーラーチェンマイから紹介されたとおっしゃる一人旅の女性が来店される。「温泉に行きたいんです」と言う。しかし、ツアーを自主運営しているわけではないK.K.トラベルとしては、妙案がない。もちろん、「温泉に行きたい」と言う希望ならば、ガイドでも車でもすぐに用意して差し上げられるが、ゲストハウスに泊まられながらの一人旅の方には、費用がかかり過ぎる。単純に見積もっても2千バーツにはなる。サンカンペーンの温泉は良いところではあるが、2千バーツものお金を払うほどの価値があるだろうか?K.K.トラベルの売れ筋は、800バーツ前後の終日観光、昼食、入場料込みと言ったツアーで、その相場からするとずいぶんと高く感じる。
 結局、K.K.トラベルで手配をするのではなく、流しの乗合タクシーをチャーターして行っていただくのが、もっとも無難と思われた。K.K.のスタッフに運転手との交渉をさせてみた。運転手の言い値は200バーツと言う。ずいぶんと安いじゃないか、、、。ところが話を詰めてみると、この運転手、温泉まで行く気はさらさらなく、サンカンペーンの土産物屋めぐりをさせるつもりらしい。「土産物屋じゃなくて、温泉に行くんだよ」と言ったらば、「土産物屋で買い物したら温泉にも連れていく」と言う。この手のドライバーとは交渉をしても無駄である。ヨソの旅行会社ならいざ知らず、意に反した土産物屋めぐりをさせるなどと言うのは、私のポリシーに反する。
 別の流しの車をつかまえて、再度交渉する。こちらはすんなりと、「半日だから500バーツだね」と言う。まぁ、ちょっと割高かもしれないけど、「土産物屋に立ち寄ったらダメだよ」と言って見送った。

 トラブル化している韓国人客の航空券について、デッドラインになった。もう何度もマンダリン航空へ頭を下げに言っているが、まだ予約が取れていない。出発は明日である。何としてもと言う意気込みでチェンマイ空港内のマンダリン航空のオフィスに向かう。これも私のポリシーだが、経緯はどうあれ、契約は守られなくてはならない。航空会社のスタッフと交渉をしていると、台湾人のスーパーバイザーが出先から帰ってこられ「おや、まだOKになってないの!」と言う。「ちよっと、待っててよ」と言って、どこかへ電話をかけ、中国語でやり取りをしている。語調は激しいが、最後に「OK、謝謝」と言って受話器を戻した。そしてスタッフに「ほら、端末をたたいてみてごらん」と命じた。「ほら、OKになったぞ」とここ10日程の私の懸案を一気に解消してくれた。ソウルにある中華航空の予約センターの所長に国際電話を入れてくれたのだそうだ。こうした親分肌の人が台湾人には実に多い。そして実に頼りになる。タイの人も親切であるが、時として権威主義になって、実はほとんど頼りにならないケースも多い。タイ航空などで、毎日のように通ってきて、お願い事をしても、手土産無しでは、ほとんど相手にもしてもらえない。もっとも、誰それの紹介だとかだと、非常にスムースである。こうして、ようやく手に入れたマンダリン航空のチケットを韓国人の家庭へ届ける。

 温泉へ行かれた一人旅の女性は、夕方にまたK.K.トラベルへいらっしゃり、「明日ゾウのツアーに参加したい」と言われた。チェンマイと言ったら「ゾウ」である。ゾウに関するツアーなら何種類もあるが、午前中だけの半日ツアーをご希望であった。いつものように委託先のツアー会社へ申し込みをしたら、「あしたはまだ申込者がいないから、催行できるかわかんないよ、夜8時まで待ってね」と言われた。混乗のツアーながらトータルの参加者が2人以上集まらないと、ツアーが出ないらしい。しかし、今日の明日である。夜8時まで待って「催行中止」じゃ、せっかくチェンマイに来られているのに、申し訳ない。K.K.の非番のスタッフに「明日ヒマなんだろ、ちょっとゾウ・キャンプ・ツアーを引きうけろよ」と言ったら、喜んで「やりたい」と言う。もっとも、今晩8時の段階でツアー会社のツアー催行が決定すれば、私としてはツアー会社に任せてしまうつもりである。
 夜8時、結局ツアーは催行しないことが判明した。明日はスタッフの運転する車で郊外のゾウキャンプへ行っていただくことになる。ガソリン代や入場料を考えると、彼にとって持ち出しになってしまうのではないかと危惧されたが、「やっぱり、明日の朝行ってもらうことになったよ」と電話でスタッフに連絡を入れたら、やっぱり喜んでいた。単に彼は行きたかっただけなのかもしれない。

朝食
モヤシのカツブシ和え、青菜の味噌汁。
昼食
バジル炒め入りオムレツ。
夕食
カレーライス。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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