旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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0月1日 金曜日    天気は晴れ 

 10月になってしまった。そしてまだチェンマイでくすぶっている。現在残っている懸案は小鳥のピョンの出国問題である。状況はますます悪くなってきている。とうとうタイでは鳥インフルエンザによる死者も発生。鶏肉の輸出が大事な産業であるタイ政府は、この鳥インフルエンザにとても神経を尖らせている。その余波を受けて、森林局としては「不要不急の鳥の出国を認める書類を作成できない」と言う厳しい態度を取っている。タイ航空も、その線で「森林局の許可の無い鳥は搭乗を認めない」と言う。このままずるずる遅れれば、鳥インフルエンザは拡大し、日本もタイからの小鳥の持込を認めずと言うことになりかねない。もう、一刻の猶予もならない。
 先週から検査をしてもらっている動物検疫所へ再び出向いて、「出国用検疫済み証明」の書類ができているかどうか確認に行く。自転車をこいで、ドイステープに向かうなだらかな坂道を汗かきながら登ったのだが、「まだ、検査結果が出ていない」とのことであった。

 次に、ピョンを出国させるにあたって、関門は航空会社のチェックイン時以外に、空港での検査がある。仮に航空会社が「森林局の許可なし」でも搭乗を認めても、空港の係官に呼びとめられる可能性が高い。その対策としては、出国の空港をバンコクではなく、チェンマイにしておく方が得策と考えられる。この空港駐在の森林局の所長さんとも親しくなって、ピョンの出国に理解を示してもらえたし、何かの時には力になってくれるだろう。
 航空会社についても、タイ航空ではどうにもなりそうに無いので、台北経由のマンダリン航空を再度検討してみる。そして、マンダリン航空については、空港事務所と直談判と言う道がある。そこで、検疫所から空港まで自転車のペダルをこぐ。一般道をドイステープの麓、動物園向かいの検疫所から空港へ向かうと、途中に広大な軍の敷地があるため、かなりの遠回りをしないと行けない。車で走れば大したことは無いだろうが、自転車だと辛い。私はダメ元で軍の敷地を抜けるルートへ行ってみることにした。
 第41空軍の守衛さんは、「空港内森林局出張所に行くところだ」と言ったらば、簡単に軍の敷地内通過を認めてくれた。このあたりがタイの大らかで良いところだと思うし、ピョンのこともこのようにスムースに行くと良いのだが、、。

 はじめに、森林局へ立ち寄ったのだが、生憎、所長は今朝からバンコクへ出張に出てしまっていると言う。戻りもいつだかわからないと留守番の女子職員が言った。もう、週末だし、時間が足りない。残念。
 続いてマンダリン航空の事務所に行ってみる。懇意にしているミットさんは「まだ小鳥のことでバタバタやっているの」とちょっと飽きれた表情を見せたが、「家族同然だったものね」と言って、本社に掛け合ってみてくれると言う。なんでも、鳥を乗せるかどうかは、機長の判断なのだそうだが、本社の了解があれば、搭乗も可能なはずだと言う。原則的には検疫済み証明が必要とのことで、「まずは、搭乗便の予約を入れてもらってからでなくては、アクションが取れないのよ」とも言った。検疫検査はたぶん週明けには出るはずだし、マンダリン航空は火曜日と土曜日に便がある。来週の火曜日では間に合わない可能性があるので、土曜日に出発する方針とした。土曜日の夜の便で台北まで飛び、翌朝の便で成田へ入る。

 午後からK.K.トラベルに入り、マンダリン航空の予約をする。来週日曜日、10月10日の台北発成田行きの便に予約が入るか少し心配したが、空席はまだあった。この10日は中華民国の建国記念日であり、台湾では旧正月や中秋節と並ぶ祭日である。また、日本も体育の日か何かで、連休の可能性もある。日台間のフライトは混雑しているだろうと私は考えていた。
 昨日のダウンロードの結果だが、ジョン君によれば、他のスタッフによって勝手にストップされてしまっていたとのことで、私は改めてはじめからダウンロードを再開した。が、これもちょっと目を離した隙に経営者がパソコンの前に座りこみ、ダウンロードをキャンセルしてゲームをはじめてしまった。
 これ以外にもプロバイダーのサーバーが反応しなくなったり、パソコンがフリーズしたりと、トラブル続きであった。

 マンダリン航空のミットさんから電話が入った。「本社が小鳥の搭乗を認めましたよ」と言う。しかし条件として、鳥は貨物室預けとすること、たとえ途中で死亡しても、賠償責任を負わないことなどの条件をつけられた。そして、さらに今後条件が増える可能性があると言う。つまり、これはあくまでも航空会社側の許可に過ぎず、タイからピョンが出国できる許可ではないのである。
 そこで、困ったときのH部長頼みで、バンコクのH部長に電話で相談をする。H部長はタイ国内に恐ろしく顔が広い。バンコクにある森林局本部の局長へも渡りがつくかもしれない。もし局長を抱き込めれば、特別出国許可が得られるかもしれない。H部長も、間接的に森林局に顔が利くと言うことで、状況を確認してもらうようお願いした。
 1時間ほどしてH部長から電話が入り、やはり鳥インフルエンザの問題は、タイ国にとって現在の最大関心事であり、首相も相当に神経を尖らせていて、小鳥一匹のために特別許可を得るのは不可能だとのことであった。

 今晩もラジオ局に入り、10分ほどマイクに向かい、その後再びK.K.トラベルに入って、ダウンロードの続きをおこなう。そのため帰宅は11時近くとなる。帰り道で、お母さんに「パン買ってきてね」と言われていた事を思いだした。もう遅過ぎると思ったが、巨大スーパーのロータス・カンティアム店は確か深夜2時まで営業していたはずだったので、行ってみたが、すでに閉店して明かりも消えていた。このところの石油価格の高騰から、政府主導で省エネが叫ばれている。大型スーパーなどは閉店時間を早めるように指導を受けているようだし、ガソリンスタンドの24時間営業も姿を消してしまった。

朝食
そうめん。
昼食
カレーライス。
夕食
日本製明星中華三昧。(四川風)

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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