旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

１月１日　水曜日 　　　天気は曇り、夕方から小雨

　お正月である。眼を覚ましたのは９時近くなってからであった。新年そうそう寝坊である。さてこれからの１年どんなことになって行くのであろうか、、。 このホームページを昨年いっぱいで閉鎖してしまおうかと考えていたが、この土地へ来て、何か仕事をしているわけではなく、何か残るようなことをして来たわけでない私にとって、このホームページの特に、このダラダラ日記こそが唯一の財産のような気がしてきた。日本に帰ることになり、またサラリーマン生活に戻った時にでも、この日記を読み返せば、きっとこのチェンマイでの毎日の記憶が蘇ってくるのではないだろうか。だから、できる限り、そう、なんとかチェンマイを離れる日まで書き続けて行くことにしよう。と、これが本年の抱負みたいなものになってしまった。

　午後からドイステープの山寺へ初詣に出かける。ビートルのエンジンは極めて快調で、寺院手前の急勾配を除いて、時速４０キロのスピードを維持しながら、グイグイと登ってくれる。天気は生憎の曇り空で、ポツポツと雨も降ったりする。寺院前の駐車場は参拝客の車でいっぱいであった。タイにも初詣の習慣があるのかどうかを知らないが、車のナンバーを見るとバンコクなど遠くから来ているものが圧倒的に多い。私は参道に当たる長い階段を歩いて登ったが、お母さんと優泰はケーブルカーで登った。寺院境内で落ち合ったら、お母さんから「おとうさんと一緒じゃなかったので損をした」と言う。聞けば、タイ人のケーブルカー代は２０バーツなのに、外国人は５０バーツで、タイ語ができなかったから、５０バーツ取られたらしい。それなら優泰にでも切符を買わせれば良かったのに、、。

　仏舎利塔に手を合わせ、線香を供え、蓮のつぼみを手向けて参拝する。今年は色々と神頼み（仏さまか？）したいことがあったので、いくつもの仏像にそれぞれ手を合わせる。仏舎利塔の脇に小雀が１羽死んでいた。きっと金ピカの仏舎利塔に眼がくらんで衝突死してしまったのだろう、、。両手で包むように死骸を拾い上げ、境内はずれの植え込みの土を掘って埋めてやった。

　夕方、近くの喫茶店でＰさんとコーヒーを飲みながら話し込む。Ｐさんは何ヶ月か前の沈鬱な表情はだいぶ消えて、スッキリしたような顔をしていた。聞けば、再出発をすること決めたそうである。どうやら、身の振り方が定まらないのは私だけのようだ。タイムリミットは今週中。なんとか方向性だけでも決めなくては、、。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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