■かれんだー■
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<前月 2024年04月 次月>>
■直近記事 20 ■
■コメント■
■カテゴリー■
■アーカイブ■
■2001-2004年の記録■
■ぶろぐ主宰者■
■ぷろぐらむ拝借■
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■その他■
 
■あどみん■
ADMIN ID:
ADMIN PW:

ソンクラーン休暇にオランダ旅行(中編)
4月15日(土)
オランダでの2日目。
朝早く目を覚ましたけれど、同室者はまだみんな眠っているらしい。
6人部屋のベッドはすべてふさがり、2段ベッドで私の上には女性が寝ていた。
6時半過ぎには明るくなってきたので、一人でベッドを抜け出してレセプション前でメールのチェックを行う。
朝寝坊なのは、私の部屋のルームメイトだけではないらしく、ホステルの朝食も週末は朝8時半からのスタートだそうだ。
※平日は7時半から

この日私は北の方にあるホールンというところへ行き、保存鉄道のミニSLを見てきたいと予定していた。
SLは1日一本の運行らしく、ホールン発は10:40となっている。
ホールンまではホステル最寄駅から直通の電車があるらしいのだけれど、私の持っているフリーパスではホールンまで利用できないらしい。
その代わりアムステルダムからホールンまでバスの便が15分間隔で出ているとの情報を得ていた。

朝食の内容はシンプルで、チーズが2種類、スライスしたチーズだけれど1枚が巨大。
トーストなら2枚分くらいになりそう。
それにハムが数種類で、野菜はトマトとキュウリのみ。
温かいものはゆで卵だけ。
果物はリンゴ、オレンジ、バナナ、洋ナシ、キウイが丸ごと置いてある。
パンはスーパーでよく見かけるタイプのモノで、それでもずっしりとしていて美味しい。
コーヒーは自動コーヒーメーカーがあってフレッシュなものを飲ませてくれる。
バスの時間まであまり余裕がないので、大急ぎで目を白黒させながら食べる。
でもしっかりとたくさん食べる。

ギリギリでバスに乗り込むことができた。
バスは08:19発の便で、これに乗れば08:40にハーレムを出てアムステルダムへ行く電車に乗り継げる。
これでアムステルダムからバスに乗れば10時頃にはホールンに到着できそう。
しかし、乗り継ぎはそうは上手く行かなかった。
ハーレムの駅から乗ろうと思っていた08:40の電車はキャンセルになっていた。
さらに後続の電車は5分ほど遅れており、結局アムステルダム駅に着いたのは09:15頃になっていた。
それでも、ここから314番のバスに乗りさえすれば1時間ほどでホールンへ到着できるはずだった。
でも、また予定が狂った。
週末は314番のバスの半分が前日訪れたエダム止まりと言う。
まぁ、とにかく先に進まなくてはと、2日続けてエダムのと集落に立つこととなった。

アムステルダムのバス乗り場
[アムステルダムのバス乗り場は中央駅の裏側]

エダムでのバスの待ち合わせは15分ほどあり、その間にまたエダムの集落を少しだけ散歩。
結局ホールンに着いたのは10時半になっていた。

エダム
[二日連続のエダム散策]

今回の目的はSL列車に乗ることではなく、田園風景の中を走るミニSLを見たいというもの。
ここの保存鉄道のSL列車には昔ツアーで来て乗ったことがある。
乗ってしまうと窓から見える景色はSLでもバスでも大して差がない。

ホールン駅
[ホールン駅の跨線橋より]

SLの出発までわずか10分ほどしかなかったけれど、ホームへ入ることは遠慮して、駐車場の柵越しにSLを眺めた。
形はミニSLと呼ぶにふさわしく愛らしい形状だけれど、日本の小型SLと比較するとデカい。
もともとオランダの鉄道は新幹線サイズのレール幅だから、ミニと言ってもそんなに小さくない。
ホームへ入ればもっとよく見れるだろうし、迫力もありそうだけれど、お金も払わずのぞき見するからにはちょっと遠慮しなくてはと思ったから。
それに、本当に見たいのは田園の中を走っている姿。

SL列車出発
[出発進行]

SLが無事にホールンの駅を出発したのを見届けて、再びバスに乗り込む。
ホーンから北に10キロほどのところにアベケークというバス停があり、その辺は地図で見ると一面の田園地帯らしい。
そしてこの保存鉄道もこの辺りを走っている。
バスはSLが出発した後20分後の11時発だけれど、たぶんSLはのんびり走っているだろうから、きっと追いつき追い越せると判断した。
案の定、バスに乗って少しするとハイウェイと並行してSL列車が見えた。

アベケーク
[アベケーク]

アベケークというところは、ハイウェイのインターチェンジのようなところで周辺には何にもない。
予想通りの田園風景。
遠くにカラフルな色が見えるのはチューリップ畑だろうか。
こんなところを走るSLか見たかったのだけれど、SLが走ってくる線路はハイウェイを挟んだ反対側。
そちらの方へ回ってみたらば、広大な牧草地になっていて、チューリップなど全く見られない緑一色。
そうこうしているうちに遠くの方からSL列車がやってくるのが見えた。
機関車は後ろ向きに2軸客車を引っ張って近づいてくる。

バック運転
[ここはもともと駅だったらしいが汽車は通過していった]

ピカピカに磨き上げられすぎて、なんとなく古めかしいローカル線と言った雰囲気は全くないのだけれど、機関士や車掌はクラシカルな制服を着用していて、とても誇らしそうに見える。
そして大したスピードではないけれど、あれよあれよという間に目の前を通り過ぎて行ってしまった。

ピカピカの汽車
[ビデオに撮っておけばよかった]

次は午後にこの折り返し便がやってくるはずなので、それまで線路沿いに歩いて、あわよくば線路がチューリップ畑を走るところを見つけたいと思う。
線路に並行した田舎道をテクテクとまっすぐ歩く。
歩いても歩いても牧草地ばかり。
線路と並行して水路が走っている。
3キロほど歩いたところで黄色いチューリップが咲いている畑を見つけた。
しかし、残念ながら畑の中に立ち入らなくてはチューリップ畑の中を走るSLは見ることができない。

黄色いチューリップ
[黄色いチューリップ畑]

お昼時になっていたので、サイクリングロード沿いにあったベンチに腰掛けて昨晩の残りのバゲットパンとチーズをかじる。
白ワインの飲み残しもカバンに入っていたので、それも飲んでしまったら、まったくいい気分になってしまった。

ピクニック
[もう気分はピクニック]

更に1キロほど歩くと、赤いチューリップ畑があった。
こんどはチューリップ畑の向こう側に線路が伸びているので、構図としては理想的。
しかし、チューリップの花がまばらなのが残念。
まだ花が咲いていないのではなく、花だけが刈り取られている感じになっている。

赤いチューリップ畑
[花だけが刈り取られてちょっと無残]

もっと条件の良いところがあるのではないかと先へ先へと歩いてみる。
ピンク色のチューリップ畑もあったけれど、これまた残念ながら線路とは反対側に咲いている。

ピンクのチューリップ
[ピンクも線路と反対向き]

かなり歩いたところで、もう少しするとホールンへ戻るSL列車がやってくる時刻となったので、条件は今ひとつだったけれど、赤いチューリップ畑で妥協することにして、さっき歩いてきた道をもとへ戻ることにする。
時間がないので小走りに数キロほど走る。

しかし、なんたることか、さっきまでまばらに残っていたチューリップの花をさらに刈り取っている。
刈り取られた後には、なんにも残っていない。
うーむ、ちょっと畑へ入れさせてもらって、まだちょっと残っているチューリップの花越しに眺められるところへ行こうとしたら、作業をしている男性に追い払われてしまった。

チューリップ刈り取り中
[こんな機械で丸坊主にしていってしまう]

残念だが、チューリップはあきらめようとしたら、遠くから汽笛が聞こえてくる。
あぁ、もう時間だ。
仕方なく、刈り取られたチューリップ畑では絵にならないので、牧草地の中を走るところを眺めることにした。

牧草地の中のSL
[チューリップは映らなかったけど、なんとかSLの写真は撮れた]

こんどは機関車は前向きで客車を引っ張っている。
そして、こんどもあれよあれよという間に目の前を走り抜けていってしまった。
チューリップ畑ではないけれど、広々とした牧草地の中を走っていくSLはなかなか絵になっていた。
何と言っても、ちょっと風は冷たいけれど、空が青くてきれいなのがイイ。

走り去るSL
[ちょっと広角気味]

これで一応この日の目的は完了。
またアベケークのバス停まで延々と歩く。
途中はまた小走りに走ってみたりした。
カバン抱えて走っていたら、後ろから来た車から声をかけられた。
何と言われたのかよくわからなかったけれど「乗せてってやろうか」みたいなことを言われたのではないかと思う。
乗せてもらえればありがたいことはありがたいけど、言葉も通じずに乗るのはちょっと気詰まりなので、OK, Just Running, Thank youと適当に答える。

アムステルダムへ戻ってまだ4時前。
宿へ戻るにはまだ早すぎるし、フリーパスがあるので適当に電車に乗って隣町まで行ってみることにした。
乗り込んだ電車は急行のインターシティで、アルメールというところまで行くものだった。
このアルメールならフリーパスの利用範囲内なので、安心して乗って行ける。
車内の混雑度は大したことなく、日本の特急電車によく似ていた。
前回来た時にもインターシティーには乗ったけれど、そのときの電車は2階建てだったけれど、今回のは2階建てではない。

インターシティー
[日本の特急に似ている気がする]

アルメールというところは、これまで見てきたオランダの街とはだいぶ趣の違ったところだった。
これまで見てきたのが、どれも歴史を感じさせたり、おとぎ話の世界みたいだったけれど、ここアルメールはニュータウンと言った感じで、駅前は商店街となっており、大きなショーウィンドウにカラフルな商品が並んでいる。

アルメール駅前通り
[便利そうだけど面白みに欠ける町との印象]

少し奥まで行くと、広場になっていて青空市場のようなことをやっていたようなのだけれど、私が到着した時にはちょうど撤収作業の待っ最中だった。
魚や野菜などを売っていたようなのだけれど、イチゴを売っている露店もあり、そのイチゴはプラスチック製ではないかと思うくらい真っ赤な色をした大粒のモノだった。
最初ちょっと見た時はイチゴではなく、トマトを売っているのかと思ったくらいだ。

イチゴ
[こんなイチゴ今まで見たことない]

6時過ぎにホステルへ戻る。
こんどは駅近くにあるスーパー、やはりDEKAの店に入って買い物をする。
買ったものはパンとチーズ。
こんどのパンは丸っこくて大きく、色は茶色のモノをスライスしたもの。
やはりずっしりと思い。
タイのパンはフワフワで軽いものが多いから、食べても腹ごたえはないけど、こちらのパンは食べでがある。
チーズは白カビのチーズ。
やはり部屋へ戻ってシャワーをしてから、裏の公園へ行ってベンチに腰掛けてイワシの缶詰と一緒に食べる。


| https://chiangmaikk.com/blog/index.php?e=3 |
| | 07:27 PM | comments (0) | trackback (0) |

PAGE TOP ↑