2015,12,14, Monday
三姉妹ブランド(三美牌)の鯖カレー缶が食べたくて、スーパーへ買いに行ったものの、缶詰の陳列棚には好物の鯖カレー缶がなかった。
正式にはマッサマン・プラーサバと言い、プラーサバはタイ語で鯖のこと。 プラーは魚で、サバは日本語からきている鯖。 マッサマンとは最近タイ料理の中でも注目度急上昇中の南部風の黄色いココナツミルクカレーのことで、ちょっと甘口のカレーだけれど、日本のカレーにもどこか似ている味。 [これが三姉妹ブランドの鯖カレー(マッサマン)] この缶詰は、まずまず美味しいし、それに安い。 おかずを作るのが面倒な時など真に重宝する。 台所の常備品として必須アイテムである。 しかし、棚の奥まで覗いたが、鯖カレーの在庫はなかった。 ツナの缶詰、イワシの缶詰などはたくさんある。 ツナのタイカレーもあるが、私の好みではないし、30バーツ以上は予算オーバー。 どうしたものかと缶詰たちを見まわしていたら、鯖カレーではないものの、同じく三姉妹ブランドで"MACKEREL CHUCHEE"と言うのを見つけた。 [THREE LADY COOKS BRAND MACKEREL CHUCHEE] マカレル・チューチー? マカレルとは英語で鯖のこと。 チューチーはタイの料理法でスパイスよりも生ハーブを利かせたレッドカレーのことで、煮込み料理によく使うものだ。 つまり、この缶詰は「鯖のレッドカレー」と言うことになる。 この三姉妹ブランド、マサマンだけではなくて、レッドカレーでも鯖の缶詰をラインナップしていたとは、いままで気が付かなかった。 早速買い物かごに6缶パックを投入。 晩御飯に早速味見してみることにする。 [お徳用6缶パック] この缶詰の内容について書かれていることを転記してみると 容量190グラム (固形容量114グラム)となっている。 いちおう、これで二人前と言うことになっているようだ。 一人前当たりの160キロカロリー、そのうち脂肪から90キロカロリーとなっている。 一缶だとその倍と言うことになる。 内容は鯖(MAKEREL)60%、ココナツミルク35.5%、レッドカレー2%、砂糖1.5%、塩0.4%とある。 蓋は缶切りいらずで、パッカンと開けられるタイプ。 蓋を開けるとかなりオイリーな感じ。 これは鯖のマッサマンカレー缶詰も同じ。 しかし、油は表面に浮いているだけでのようだ。 [表面のオイルは赤っぽい] 炊き立てご飯に缶詰の全容量をかけてみる。 筒切りになった半身の鯖が三本。 鯖自体は小型でイワシを一回り大きくした感じ。 頭や尻尾、ヒレやエラは外されているが、煮崩れてはいない。 ジャガイモなどの野菜類はないところがマサマンとは大きく異なる。 色もマッサマンよりずっと赤い。 香りは生ハーブを使っているチューチー独特の香りで、カレーは異なる。 鯖の生臭さも感じない。 [アツアツご飯へドバッ!] 食べた感じは、マッサマンよりピリリと辛い。 たぶんかなり唐辛子が入っているのだろうけれど、ココナツミルクも多いので少し中和されている感じ。 食べているうちに辛さがジワジワと効いてきて、少し汗ばんでくる。 鯖は良く煮込んであり、味が染みている。 骨も柔らかくなっいて、そのまま食べられるからカルシウムも取れそうだ。 これは炊き立ての白いご飯によく合いそう。 それにタイ米よりも日本米やモチ米に合うのではないだろうか。 ビールのツマミにも良さそうだし、ウイスキーだったらハイボールと相性が良さそうだ。 しかし、鯖味噌缶は日本酒と合うが、この鯖のレッドカレー缶は日本酒では無理だろう。 結構気に入った。 タイの土産としてもお勧めできそう。 ちなみに鯖マッサマンカレー缶は 内容量は同じながら、鯖33.6%、ココナツミルク29%、ジャガイモ18.5%、玉ネギ7.9%、マッサマンペースト6.7% となっている。 つまり、レッドカレーの方が倍近く鯖が入っていることになる。 [鯖がたっぷり、食べ応え十分なレッドカレー] ※以前に書いたマッサマンカレー缶の記事=> ひまわり咲く公園と鯖カレーの休日 |