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泰日ユースセンターの地域ネコ
今年になってから、土曜日の午前中にバンコク市内ディンデンにある泰日ユースセンターのプールへ泳ぎに行くことを習慣にしている。
泰日ユースセンターはたぶん、日本の支援で作られた大きな競技場で、バンコクスタジアムをはじめとしたいくつもの競技施設がある。
プールもあって、オリンピックサイズの50メートルプール。観客席まで用意されている本格的競技用プール。
この泰日ユースセンターの会員になって、毎回15バーツずつの利用料を払い、プールで泳いでいる。
もともと競技用プールなので、プールではひたすら50メートルを端から端までひたすらに往復するだけ、ときどき水に浮かんでボンヤリなんてのは許されない。
疲れてプールから上がってもデッキチェアがあるわけではない。
つまり、ちっとも楽しそうではないプールなんだけど、健康管理のために泳ぐには都合が良い。
去年お世話になっていたセンチュリーパークホテルのプールでは、ついだらけてしまいそうになっていた。

昨日も午前10時半に泰日ユースセンターへ行った。いつものようにプールの利用券を買おうとしたら、「今日は午後からの利用です」と言われてしまう。
ここのプール、私のように一般の利用者のためのものではないから、施設側の都合その他で利用できないことがしばしばある。
それに、今はタイの学校が休みの期間なので、子供たち対象の水泳教室が開かれていることも多い。

午後からと言われても、土曜日の午後は仕事で出社しなくてはならない。
せっかく来たのに残念。
しからば、夜なら泳げるかと思い確認したところ、6時からの利用も可能とのこと。
仕事を早めに切り上げて、出直してくることにした。

そして、タイも10月の末ともなると陽が短い。6時には日没となり、泰日ユースセンターに着いた時には、もうすっかり夜である。
しかし、タイの人たちは日没後に涼しくなってから運動するのが好きなようで、競技場の中ではジョギングをする人や球技をする人でいっぱいになっている。
プールも一つのレーンを複数で泳ぐことになり、レーンの右側通行でぶつからないように泳ぐ。
いつものようにのんびり泳いでいると、後ろの人の邪魔になるし、また後ろの人に追い越されたりもした。
それでも、マイペースでプールを22往復、2200メートルほどを1時間半ほどかけで泳ぎ、夜8時前には閉館のためプールを追い出された。

プールを出てすぐのところでネコを発見。
競技場の地域ネコ1
おやおや、こんなところで夕涼みかな。
競技場の地域ネコ2
どれどれ、ちょっと触ってみよう。
青いバンダナ
「おとなしい白ネコちゃんだね。
青い首輪をつけてもらって、それに首輪はバンダナ仕様じゃないか。
なぁ、白ネコちゃんよ、うちにもネコがいるんだけど、黒ネコなんだ。
そして、やっぱり君とおんなじようにバンダナ仕様の首輪をしてるんだぜ。
首輪の色は赤だけどね」

競技場の地域ネコ3
尻尾の長いネコだ。
そしてメス猫。
昔、高校生のころに家で白ネコを飼っていたことがある。
名前はミミ。
尻尾は短いメス猫だった。

競技場の地域ネコ4
「おいおい、どうしたんだその傷は?」
首輪をつけてもらっているし、こんなに懐くので野良猫ではないようだ。
しかし、全身傷だらけ。
前足の傷も痛々しいが、腿のあたりには大きくて深い傷があり、ごっそりと肉が削がれている。
家の中で飼われているのではなく、この競技場に住み着いて、エサをもらったりしているのだろう。
つまり、この競技場の「地域ネコ」さんなんだろう。

タイは野良犬たちも、よくエサをもらっている。
路地にはたくさんの路上生活犬がいるが、日本のように保健所で駆除される話などまず聞かないし、殺処分なんて考えられない。
たしかに、路上犬が多いのでトラブルもあるし、狂犬病もあるけど、私はこのタイスタイルが好きだ。

この傷は喧嘩をしたのだろうか、それとも犬にでも噛まれたのだろうか?
動物たちの交通事故はとても多い。
道端で車にはねられた犬や猫を目にすることがとても多い。
そして、ネコたちの平均寿命も長くないように思われる。
バンコクで歳をとったネコを見かけることはほとんどない。
事故や病気にかかることが多いからじゃないだろうか。

競技場の地域ネコ5

別にお腹を空かせているようではないし、「連れてってぇ」とせがみ泣きするわけでもない。
ただ、おとなしくて人に懐くネコだっただけで、やっぱりこの競技場に住み着いているのだろう。
「いろいろ大変だろうけど、元気に暮らすんだよ」

夜中、雨季の終わり恒例の嵐になった。
あのネコはどこで雨宿りをしているんだろうかと気になってしまった。


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