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台湾温泉旅行2017年11月-北投温泉・月光荘旅社
11月26日 日曜日

昨晩は団体客で宿は満室だったようだ。
その団体客も朝7時前にはチェックアウトして出発していく。
台湾の団体客と言うのは随分とあわただしいスケジュールで行動するようだ。

早朝の廬山園前は団体客でいっぱい
[私の部屋にも午前5時にモーニングコールがかかってきた 団体客は7時前には出発していった]

今回、廬山温泉まで来て、ここのシンボルでもある吊り橋をまだ一度も渡っていない。
特に吊り橋を渡らなくてはならない用事もないけれど、せっかく来たからには渡っておかないことには、廬山温泉まで来た義理が果たせていないような気がするので、吊り橋を渡って往復してみる。
この吊り橋も、団体客の波に洗われていた。

吊り橋のたもとにある旧碧華荘は、廃業して何年にもなるが、依然として取り壊されるでもなく、無人の廃墟となっている。
その碧華荘の入り口にもネコがいた。
たぶん、宿の主人が去った後も住み続けているのだろう。
ネコは昨晩の警光山荘前にいたネコとそっくりであったが、警光山荘のネコのように擦り寄っては来ない。
警戒心も強く、ノラの気質がある。
よく似ているから、きっと親戚筋なのだろうけれど、環境によって性格が異なってきたのだろう。

旧碧華荘の食堂入り口のネコ
[ここのネコたち、碧華荘が営業していたころから数えると何代目なんだろう]

ネコは排水溝の穴に排泄中
[碧華荘新館入り口前跡のネコは排水溝に排泄中 ちゃんとトイレの躾がされているのだろうか]

朝食はまた団体客が去った後のバイキング会場。
メニューは昨日とおんなじ。
皿に盛り付けてくるものもほぼ同じ。
ただ、小さなケチャップ煮込みのウインナーソーセージを2本もらってきて、紙ナプキンに包む。
昨晩の警光山荘前のネコに朝食後プレゼントするつもりでいる。
ケチャップのところだけは私が舐めて、ソーセージそのものにしてあげる。
ケチャップを取り去っても、赤い色をした昔、幼稚園の頃に弁当のおかずに入っていたようなウインナーである。

警光山荘の前まで行ってみるが、昨晩のネコの姿は見当たらない。
今朝もまだ寒いので、どこか温かいところを見つけて潜り込んでいるのだろうか。
せっかくウインナーを持ってきてあげたのに、、、。

警光山荘前の温泉の湯が流れ込む池には「天下第一泉 廬山温泉」と赤く彫られた石碑がある。その石碑のあるあたりに湯が流れ込んで来て暖かいからか、桜の枝に小さな緋桜が咲いていた。
霧社一帯は桜の名所と言うことになっているが、なかなか機会が合わず、私はまだ満開の桜をこの地で見たことがない。

天下第一泉の石碑
[昨晩ネコのいた場所に今朝はまだネコは出勤してきていないようだ]

緋桜
[天下第一泉廬山温泉と彫られた石碑前では緋桜が咲き始めていた ]

宿を午前10時に出発する。
今日のスケジュールは、埔里を正午に出る高速バスで台北に向かい、今晩は北投温泉に宿泊する予定。
埔里までは1時間少々で着けるだろうけど、スクーターにガソリンも入れなくてはならないし、そのスクーターの返却もある。
ちょっと余裕をみたつもり。
それに何よりも安全運転。

一昨日と同じ霧社の外れにあるガソリンスタンドで給油。
たいして走っていないので、燃料ゲージもまだ半分以上をさしているが、台湾のガソリンスタンドは「何リットル以下お断り」みたいなことはないようで、文句も言われずに給油してくれた。
1.8リットルほどで51元也。
ちゃんと領収書まで発行してくれた。
日本なら当たり前だろうけど、バンコクと比べると感心してしまう。

ガソリンを給油
[燃費はリッターで40キロくらい走っている計算になるだろうか 山道なのに随分と燃費がいい]

霧社台地から九十九折れの峠道を下る。
峠のカーブでところどころにポインセチアが真っ赤に咲いている。
本当は花できなく、赤も緑も葉っぱなのだろうけど、日本のクリスマス前に花屋に並ぶ鉢植えの可愛らしいポインセチアとは異なり、堂々とした木のポインセチアである。
初めて廬山温泉へ来たのは12月頃だっただろうか、碧華荘の旧館前には大きなポインセチアの木があって、その強烈な赤と大きなことに驚いた記憶がある。

ポインセチア
[あちこちで真紅が鮮やかなポインセチアを見かけた]

今日は日曜日と言うこともあり、埔里から霧社の方向へ登って来る車の数が多い。
こちら下りはほとんどガラガラ。
その車も、日本車と欧州車がほぼ半々くらいの割合だろうか。
休日の行楽地へ向かう車だからか、新しくてピカピカの車が多い。
日本車はトヨタとホンダが圧倒的。
そのトヨタも半分くらいはレクサスである。
台湾の人は車にお金をかける人が多いのかもしれない。

30年前の台湾にはトヨタはなく、日産の独壇場だった。
そして、日産から技術支援を受けた裕隆と言う国産メーカーも幅を利かせていたし、外車はフォードが多かった。
しかし、台湾における自動車メーカーの勢力も大きく変わったようだ。
そう、30年前の台湾では、中国大陸と取引をしているトヨタは御禁制の状態だった。
しかし、当時私が住んでいた韓国ソウルの中心、明洞にあった中華民国(台湾)大使館で使用されていた公用車はトヨタだったことを覚えている。
当時のソウルで日本車などはまず走っていなかったので、台湾の公用車は目立つ存在だった。
それにしても本国で御禁制でも、外地ではトヨタが選ばれるとは、もともと日産は落ち目になる宿命だったのかもしれない。

スクーターの返却はいとも簡単に終わってしまった。
キズとか不具合のチェックをするでもなく、ちょっと拍子抜けするほどだった。
まだ、台北行のバスまでは30分ほど時間がある。
そのまま待合室のベンチで待っても良いくらいだが、せっかくなのでバスターミナル周辺を歩いて回る。
昨日まで、どんよりとした曇り空が続いたいたけれど、今日はようやく天気が回復したようで、青空が見えるし、山の稜線もはっきりと見える。

埔里のレンタルバイク屋
[バスターミナル周辺には何軒ものレンタルバイク屋があった 今回借りたのはこの店]

やっと青空
[やっと下界でも青空が仰げるようになったようだ また山を歩きたくなってくる]

台北までのバスは元の国営、国光バス。
台北までは3時間少々とのことで、運賃は395元。
バスは韓国の大宇製で比較的新しく見えたのだが、乗り込んでみると、車内が臭い。
なんだか泥ゴボウのような、または埃が堆積したような匂いがする。
座席は3人掛けで、ゆったりとしているが、やはり旧式のようで、USBのポートもないし、車内にはWiFiも飛んでいない。

埔里発台北行き国光号バス
[台北行国光号バス 韓国大宇製だけれどもバスの正面にDAEWOOのマークは付いていない]

座席は7割くらいが埋まっており、埔里市内を出はずれると、高速道路を台北まで走って、途中の台中にも立ち寄らない。
車内にトイレは付いているが、途中の湖口と言うサービスエリアで5分ほどのトイレ休憩。
5分だと、女性だとつらいのではないかと思う。
また、私も最近は台湾のサービスエリアで特色ある弁当を売っているらしいと聞いていたので、昼食用に一つ買ってみたかったけれど、とても時間が間に合いそうもないので諦めた。

国光号バスの車内
[国光号バスの車内 ゆったりしているが年式の割にかなりくたびれている感じ]

昔の台湾では、高速道路のところどころに料金所があって、通行料を払うようになっていた。
しかし、今回高速道路を走っているが、そうした料金所はまったく出くわさない。
それにインターチェンジにも料金所もETCのゲートらしきものも見かけなかった。
いったい現在の台湾では高速道路の料金システムがどうなっているのだろうか?
ひょっとして全線無料なのだろうか?

台北が近づいたら、小雨が降り出してきた。
台北の街は素通りして、北投温泉へ向かうつもりにしていたため、終点まで乗らずに、重慶北路あたりでバスを降りて、そこからMRTに乗り換えようと思っていた。
しかし、バスは私が想像していた重慶北路を通らずに、三重交流道方向から台北市内に入ってしまった。
市内中心部が近づくにつれて信号待ちが多くなり、終点の台北転運站へは3時半近くに到着した。
この台北転運站というのは最近完成した台北市内の総合バスターミナルのようなのだが、大きな商業ビルの中に入っている感じだ。
ここから台湾各地へ向かう各バス会社のバスが発着するので、便利になったとは思うのだけれど、ビルそのものが商業ビルのような作りのため、荷物をもった旅行者が行き来するには、あんまりすっきりしていないし、通路もせまく歩きにくい。
私もMRTへの乗り換えに右往左往し、案内板を探しながらであった。

台北市内北門
[小雨交じりの台北 北門は以前は東京日本橋同様に高架道路に挟まれた日陰だったが、ずいぶんとすっきりしてしまった]

MRTで北投へ24元。
台北はバンコクと異なり、日本同様市内バスより地下鉄の方が運賃が安いようだ。
それに台湾の地下鉄は、あんまり揺れないし、乗り心地が良い。
でも、シートはプラスチック製で、これはバンコク同様に座っているとお尻が痛くなる。

北投駅前も小雨が降ったいた。
折り畳み傘を取り出して、傘を差して北投温泉の定宿である月光荘へ向かう。

前回月光荘に宿泊したときは、温泉からの給湯管が故障して、沸かし湯しか出ず、瀧乃湯まで出かけて温泉に入ったのだが、もう修理は完了していて、月光荘でも温泉に入れるとのこと。
ここは日帰り入浴のサービスもあり、1時間単位で利用料がかかるが、宿泊していれば利用料はかからず、しかも一泊素泊まりで700元と格安である。
私に割り当てられた部屋は3階にある北側の部屋で、部屋は狭いが部屋の浴室には小さいながらバスタブもある部屋であった。
ただし、この内風呂は温泉水ではなく、沸かし湯なのだそうだ。

狭い部屋に一人でいても楽しいわけではなく、さっそく小雨は降っているが、外出してみる。
北投温泉には何度も来ているが、まだ地獄谷公園へは行ったことがなかったので、そこへ行ってみることにする。
温泉公園の中を傘を差して坂道を上り、個室で温泉浴をさせる古いタイプの入浴施設が並んだ先に、地獄谷の入り口があった。
地獄谷と言っても、別府温泉や箱根の大涌谷のように、ブクブクと吹き上がってくるような迫力などはなく、大きな温泉の池があるきりであった。
その池の色は少し神秘的な青味がかった灰緑色をしており、やはり温泉で熱いのか、池の表面から湯気が立ち上っている。

北投温泉地獄谷
[北投温泉地獄谷入り口 べっこう飴など売ってたり、縁日のような屋台も出ていた]

温泉池沿いには遊歩道が付いており、傘を差した行楽客が散歩を楽しんだり、自撮りでポーズを決めたりしている。
この遊歩道は池を一周しているわけではなく、途中まで行ったら行き止まりになっていた。

湯煙に包まれた地獄谷の温泉池
[気温が低めだからだろうか、温泉池からはモウモウと湯気が立ち上っている]

案内板によると、かつては勝手に温泉卵を茹でたり、火傷をしたり、ゴミで汚染されたりと問題が多かったので、20年ほど前から行政が整備管理しているらしい。
おかげで、きれいで衛生的な公園にはなっているけれど、やはり温泉卵を茹でられる施設くらいは用意しておいてほしかった気もする。

雨の地獄谷
[雨の地獄谷 そろそろ5時、まもなく閉園時刻]

地獄谷に帰りに、スーパーに立ち寄って、台湾の調味料を買い込む。
いつもはLCCのノックスクートを最低運賃で利用しているため、飛行機に預け荷物をすることができず、台湾の調味料などを買って帰ることができなかった。
重さの問題もあるし、最近は機内への液体物持ち込み禁止などと煩いことを言われている。
それが今回、飛行機の切符を買った後になって、ビジネスクラスへのアップグレードのオプション案内が届き、比較的手ごろだったので申し込んでおいた。
これならば、機内食も付くし、荷物も預けられるので、食材の買い出しに制限がない。
スーパー頂好で買い込んだ調味料は、維力の炸醤800グラム缶、台湾風バーベキューソースとも言える沙茶醤の小瓶、それに烏醋の大瓶。
これで〆て339元。

温泉公園の遊歩道
[温泉公園の遊歩道もなかなか情緒がある]

なお、これは後日談になるのだが、買い込んだ中の烏醋を私は黒酢だと思って買ったのでした。
ヨシこれで私の作る中華も本場ものらしくなるだろうと期待したのですが、どうも私の考えていた黒酢とは違って、どうも台湾式ウースターソースのようであった。
香りはウスターソースそのもので、味もちょっと大人向きの甘くないソース。
こりゃ、中華でなく、キャベツの千切りや焼きそば向きのようだった。

烏醋
[烏醋が黒酢ではなくウスターソースだったとは知らなかった 焼肉のおとも見たいかことも書かれてる]

宿にもどって、強烈な青湯に入る前に、朝から何も食べてないので、小腹も空いたから、屋台で小籠包を買う。
5個入りで25元と、お値段も安く、蒸かしたてで、味もなかなか。
ビニール袋に入った小籠包を串に刺してつまみながら公設市場風の建物に入る。
もう時間が遅いので、ほとんど店じまいしていたが、まだこれから店じまいと言う青果店で発泡スチロールのケースを分けてもらう。
青森県の富士リンゴと書かれたケースだが、これを加工して明日は冷凍食品を買って、ここに入れて持ち帰るつもり。

この青果店の隣には大きな三毛猫がいた。
なつっこいネコで、盛んにゴロゴロ言っている。
そうそう、朝食のウインナーソーセージをウエストポーチに入れたままにしていたことを思い出し、取り出してネコに食べさせようとしたが、市場の中で普段から鮮度が高くて、もっと美味しいものを食べつけているらしく、ソーセージには見向きもしてくれなかった。

発泡スチロールを抱えて宿に帰り、ノコギリを借りて真っ二つに切断する。
もともとが大きすぎたので、そのままではカバンに入らず、持ち歩きにも不便なので小さくした。

月光荘の温泉に入る。
強烈な酸性の青湯。
源泉は熱いので、ちょっともったいないけれど、水でうめないと入れない。
しかし、どんなにしても強烈な成分で、石鹸などはまったく泡立たない。
それでも、手ぬぐいに石鹸を擦り付けて、身体を洗い、シャンプーもする。、
泡立たなくてもきれいになっていることを期待する。
温泉と言っても個室タイプで浴槽も、洗い場も狭い。
そして、古い施設で、見た目はあまり衛生的には感じない浴室で、私が入った時もゴキ君が一匹遊びに来ていた。
それでも、この強酸性のお湯ですべてのものが殺菌されてしまうのではないかと思える。

風呂から上がって、帳場でこの月光荘の女主人と日本語で話をする。
前回来た時は夜も遅かったので、あんまり言葉を交わす機会がなかったのだが、今夜はまだ時間が早いので、こちらは湯上りの涼みがてらに、女主人の話を伺う。
こちらから質問するまでもなく、京都の女学校を出て、この旅館を始めるまでは学校の先生をしていたと言う話から始まる。
御年93歳と言うことだが、耳はしっかりしているし、日本語もよどみがない。
ただ、これは私の聞き違いかもしれないが、最初生まれは彰化県で大正3年と言われたような気がした。
しかし、大正3年だとすると、もう20年ほど前に亡くなられた廬山温泉の初子おばあさん(オビンダダオ)と同じ年と言うことになるが、もし初子おばあさんが存命なら既に100歳を超えていることになるから、たぶん大正13年との聞き違いだろう。
三男三女に恵まれて、この月光荘は末っ子の三男が継いでいるそうだ。
こうして話している間にも、小学生から中学生くらいのお孫さんたちがちょろちょろ出たり入ったりする。
大きなお孫さんは日本へ留学に行ったきり、京都で働いているそうだし、娘さんの一人は、東京の武蔵野音大を卒業して、近所でピアノの先生をしているそうだ。

話をしながらも、風呂上がりで私の濡れた髪を見て、「吹風機(ドライヤー)使っていいですよ」と気を使ってくれる。

「月光荘とはいい名前を付けましたね」と言うと、「この旅館の前の持ち主が付けた名前で、そのまま使っているの」だそうだ。
女主人がこの月光荘を買ったのが50年くらい前だそうだが、当時と今とでは随分と環境が変わっていることだろう。
でも、さっき入浴した個室の温泉は、昔のまんまのような気がする。

ご主人は今から27年前に、ちょうど帳場の椅子に座ったまま、知らないうちに死んでしまったのだそうだ。

写真を一緒に撮らせてほしいとお願いしたが、「もう年をとって、きれいじゃなくなったから、写真なんか恥ずかしい」と言われ、拒否されてしまった。
年取ってきれいじゃないという人は、つまり若い時はよほど美人だったのだろう。
眉は入れ墨したのか、青い三日月になっていた。

話しているうちに女主人も夕食の時間になったようで、年長のお孫さんが、丼によそったご飯をスプーンで付ききっりで女主人に食べさせ始めた。
食事の邪魔をするのも何なので、私も外へ夕食を食べに出かける。

夕食は、先ほどの市場入り口近くの阿財という屋号の焼き餃子(鍋貼)を店頭で焼いている店に入った。
餃子は1個6元と言うことなので、15個ほど注文して、店の中の冷蔵庫から金牌台湾ビールの大瓶を抜き取る。
冷えたジョッキどころか、ガラスのコップでもなく、出してもらったのは使い捨ての薄いプラスチック製のコップ。
でも、やはり風呂上がりのビールは美味い。
餃子は、残念ながら焼き立てではなく、作り置きを鉄板で温めなおしたものだった。
それでも、餃子は餃子で、ビールとの相性も良く、大きな餃子であったが、ぺろりと食べてしまった。
この店では餃子以外にも台湾式鍋焼きうどんが人気のようで、店の奥のテーブルでは何組かがまるで日本の釜めしの容器のような鍋に入った海鮮烏龍麺を食べていた。
次回来る時は私もこの烏龍麺にトライしてみたいと思う。
お代は餃子とビールで190元と言うことだったので、ビールが100元と言うことになる。
餃子と比べて、ビールは安くないようだ。
もう一本注文しなくてよかった。

北投市場前、阿財鍋貼の焼き餃子
[北投市場前、阿財鍋貼水餃專賣店の焼き餃子 專賣店とありながら餃子以外のメニューもある]

しかし、まだ飲み足りない気分ではある。
それに、月光荘の部屋に戻れば、昨晩の飲み残しの紹興酒がある。
なにか適当なツマミでも買って帰ろうと、夜店を冷やかして歩く。
焼きトウモロコシ、臭豆腐、寿司、黑輪(おでん)、甜不辣(てんぷら=さつま揚げ)と台湾屋台メニューが揃っている。
「煎餃」というのは、日本の一口餃子のような薄皮の焼き餃子。
結局、冒険心もないし、先ほど食べた小籠包が美味しかったので、また25元を払ってビニール袋に入れてもらう。

部屋に戻って、小籠包を突きながら紹興酒を飲み始め、テレビでも見ようとスイッチを入れたが、テレビが映らない。
帳場へ降りて、テレビが映らない旨を伝えたら、帳場のおばさんがリモコンの操作方法を教えると言って、部屋まで上がってきた。
しかし、教えてくれるはずのテレビは、おばさんが操作してもちっとも映らず、灰色のザラザラばかり。
「壊れてて、没弁法」と言うことで、部屋を変わりましょうということになった。
変わった先の部屋は6月に来た時と同じ部屋で、風呂場に浴槽はないが、奥まった広めの部屋。
ここではテレビもちゃんと映り、紹興酒をチビチビしながら、やはり日本の番組を見て、寝てしまう。

月光荘旅社の部屋
[テレビが映らなくて移ってきた部屋]

なお、夜中に部屋に蚊が出て、階下へ降りて蚊取り線香でももらおうと思ったが、帳場ではおばさんが熟睡中だったので、そのまま部屋へ退散した。




翌朝、6時前に起き出して、帰り支度。
何か所か蚊に刺されはしたけれど、台湾でもバンコクと同じで11月の末でも蚊がいることを学んだ。

帳場のおばさんはまだ熟睡中。
物音を立てずに、抜き足差し足で、寝ているおばさんの横をすり抜けて、宿の外へ出る。
まだ、夜が明けきっていないのが薄暗い。

MRTの駅へ向かう途中にあった小さな食堂で朝食代わりに餛飩麺(ワンタン麺)を70元で食べる。
香港やマレーシアのような黄色いワンタンではなく、白くてフワフワの雲呑で、具は豚肉。
クリアなスープに麺は細めのうどんのような麺で、やはり白い。
ネギと青菜の緑が、彩を添えていて、あっさりしてて朝食か夜食向き。

北投駅近くの小さな食堂
[日本で言ったら立ち食いソバ屋のような小さな食堂]

MRTで園山まで出て(24元)、重慶北路で空港行のバスに乗る前に、24時間スーパーに立ち寄って冷凍餃子を買い込む。
せっかくなら少し高くても良いものをという発想は私にはなく、価格に勝る選択肢はなしとの信念で、いちばんお得感のあるプライベートブランドの冷凍水餃子をお徳用二袋と、ちょっと割高だけれども棒餃子(鍋貼)を一袋、合計283元で購入し、昨晩工作した発泡スチロールに入れる。

早朝の酒泉街
[朝の酒泉街 頂好スーパーは24時間営業で助かる スーパー隣は孔子廟]

空港までのバスを待つ間、ウエストポーチにまだネコの関心を買うためのウインナーが入っていることを思い出した。
もう、このままバスに乗ってしまえばネコと遭遇することはないだろう。
そして、ウエストポーチの中で存在すら忘れられて、気が付いた時にはカビだらけになっていそうだ。
バス停から少し離れた木立の植え込みに、ウインナーソーセージを投げ出して、またバス停に戻る。

戻ったところでバスが来た。
国光バスではなく、オレンジ色の大型バス。
あとでスマートカードの利用履歴を確認したら空港まで大有バスで81元となっていた。

空港第一ターミナルには8時半に到着。
ノックスクートのカウンターでは、もう並んでいる人は何人もいなかったけれど、それでもせっかくなのでわざわざ一番奥にあるビジネスクラス専用カウンターに並んでみる。
カウンターの係員は緑色の制服のエバー航空の女性係員で、片言の日本語で対応してくれた。

ビジネスでも空港ラウンジ券は付かないらしく、その代わり優先搭乗ができるから、早くゲートへ向かうようにとのことであった。

ゲートはターミナルのはずれにあり、随分と歩いた。
そして、ゲートに着いたらすぐに搭乗案内となり、なるほど優先的に並ぶこともなく機内へ案内してもらった。
しかし、案内されたが、ウエルカムドリンクのサービスがあるわけでもなく、また通路は大きな荷物を持ち込んだエコノミー客がゾロゾロと押し合いしながら通るので、座っていても落ち着かない。
それにシートも、どうしてこれがビジネスなんだろうかと思うようなシート。
一応革張りだけど、前後の間隔は来る時の黄色いシートとほとんど変わらない気がする。
シートの背もたれも薄くて、最近のプレエコにも劣りそう。
映画も音楽も、エンタテイメントプログラムはなにもない。
せめてエコノミーよりも恵まれているのは、全部で24席あるうちの6席しかお客がおらずガラガラと言うこと。
これだけ空いていれば、肘掛けを跳ね上げてゴロリと横になりたいところだが、肘掛けは固定されてて動かない。

足元は狭くない程度
[足元は狭くはないが、広いとは言えない 横幅も狭い]

この追加料金でのビジネスは失敗だったかもしれないと痛感したのは機内食でだ。
LCCでもビジネスには機内食があり、メニューはチキンだけだが、中華風、タイ風、日本風の3種類から選べるとのことだった。
これは日本風が良かろうと注文したが、出てきた機内食を見て愕然とした。
いったいどこが日本風なのだろう。
茶色いご飯に、甘ったるいグレービーソースに鶏肉が入っているだけ。
サラダも、パンも、デザートもない。
これでは普通の航空会社のエコノミーで出てくる機内食以下。
いつもの私なら機内での最大の楽しみである「冷たい飲み物のサービス」も、あるのはペットボトル入りの飲料水か缶入り炭酸飲料のどちらか一つだけ。
ビールは別料金、さらに食後のコーヒーも別料金と言うのには恐れ入った。

愕然としてしまった日本風(!)機内食
[これをビジネスクラスの日本風メニューとすることに航空会社は罪悪感を感じないのだろうか?]

たった6人しか乗っていないビジネスクラスだから、静かなはずが、黄色い制服の女性客室乗務員がすぐ前方でキャピキャピおしゃべりに夢中。
笑ったり、飛び跳ねたり、、、。
かつてスチュワーデスは女性たちの憧れの職業で、スチュワーデスになれるのはほんの一握りの選び抜かれた人たちだったのだろう。
それが今や、世界の女性の数は昔とほとんど変わらないのに、飛行機だけはやたらと増えて、昔の何百倍も世界中を飛んでいるはず、つまり女性客室乗務員など、タイだけで何千、何万といて、居酒屋のバイトと大差ないのではないかと、この騒々しいスタッフを見ていると思われてくる。

777型機で2-4-2配列 エコノミーと大差なし
[座席配列も777型機で2-4-2、以前のパリ地下鉄1等車と同じで、何も特別なことはないけど、運賃は高いのでいつも空いてる]

ドンムアン空港に着陸しても、彼女たちのおしゃべりはほとんど途切れることなく、左右の非常口横の乗務員席に座りながらも、機体の右と左とで大きな声でおしゃべり。
そのままドアの開ける作業をはじめ、ビジネスとエコノミーを仕切るカーテンも閉め忘れて、通路にはまたしてもエコノミーの人たちが長蛇の列を作ってしまった。

愚痴ばかりが続いてしまったけれど、LCCとは所詮こんなものなのかもしれない。
ビジネスにオプション料金払って乗ったといっても、中華航空のエコノミーより安いだろうし、そんなので「ビジネス、ビジネス」言っている私の方が、よっぽど何か勘違いしている。
まったく、我ながら程度低いな。

おわり

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